1982-09-21 第96回国会 衆議院 決算委員会 第9号
○藤井説明員 中国とソ連の関係につきましては、ことし三月、タシケントにおけるブレジネフの演説がございまして、それに対しまして中国は、ソ連のタシケント演説に留意する、さらに今後の行動を見守るという態度をとっております。
○藤井説明員 中国とソ連の関係につきましては、ことし三月、タシケントにおけるブレジネフの演説がございまして、それに対しまして中国は、ソ連のタシケント演説に留意する、さらに今後の行動を見守るという態度をとっております。
その間に御質問のあったような中ソの関係がどうなるかということはわが国としても関心を持たなければならないところでございますが、タシケント演説に対する中国は留意をしながらも、しかしソ連の行動をこれを見守りたいという、そういう姿勢をとっておるわけでございます。したがって、日本としてはアジアにおける両大国との関係でございまして、これらの関係が少しでも打開されていくことは好ましいことでございます。
○櫻内国務大臣 部谷委員の御提議は、タシケント演説後に改めて北方領土からの軍事施設の撤去、そういうようなことを言うべきではないか、こういう御意見であったかと思いますが、ブレジネフ演説の内容のようなことはすでに以前にも提起されておって、昨年の四月ですが、それらについて日本政府の姿勢をはっきり申し上げておるわけであります。
○櫻内国務大臣 タシケント演説が行われた後、中国としての正式な発言は、いまお触れになりました外交部のスポークスマンによるものだと思いますが、その中で、留意するのとともに、われわれは演説の中の中国に対する攻撃を断固拒否する、中ソ両国関係と国際義務の中でわれわれが重視しているのはソ連の実際行動である、こういうことを言っておるのです。そこで、符浩次宮が日本に来られましたときに、私お会いしました。
○部谷委員 アメリカからの台湾への武器供与、この問題をめぐりまして米中関係が冷却をいたしておるわけでありますが、そういうときにブレジネフ書記長は、去る三月のタシケント演説の中で、中ソ関係の改善を提案いたしております。
○加藤(吉)政府委員 タシケント演説におきましては、特にその外交部分の点で、わが国及び中国に対して呼びかけを行っていることは御承知のとおりでございます。
○渡辺(朗)委員 このタシケント演説を読んでみますと、ほとんどの部分をアジア情勢、なかんずく中国、インド、日本というところに向けていることが明確であります。そして、それに対して中国は、これも判断をお聞きしたいのですけれども、従来と比べて慎重な立場でこれを受けとめているというふうに新聞は報道しております。外務省はどう見ておられるのでしょうか。
○木内政府委員 渡辺委員御指摘のとおり、先般のブレジネフのタシケント演説に対します中国の対応は、これに留意するということで、拒絶反応と申しますよりは慎重な対応ということが言えるかと思います。事柄の実態はともかくとしまして、やはり昨今の米中関係の進展というものを念頭に置いた感じがいたすわけでございます。
その最後の点は確認をしておきたいのですが、日本政府は西側の協調と結束を重視しており、いずれにせよ今後のソ連の実際の行動がタシケント演説と合致するか注目していきたいと述べたと、最後こうおっしゃいましたね。 それで、いただいたものもそういうふうに出ておりますが、ソ連に対する考え方の一、二、三につきましては私も異を挟むところはないわけですけれども、この一点がひっかかるわけなんです。
ただいま先生御指摘のとおり、二十四日に行われましたタシケント演説においてブレジネフ書記長は、インド、中国と並んでわが国に対し、信頼醸成措置の申し入れを繰り返してまいりました。同時に、日ソ間の善隣関係及び広範な互恵的協力を進める用意があるということも打ち出しております。