1971-10-29 第67回国会 衆議院 決算委員会 第1号
支出済み歳出額の内訳は、フィリピン及びインドネシアの二カ国に対する賠償費として百四十一億七千二百五十四万円余、タイ特別円処理費として二十六億円となっております。 なお、以上のほか、相手国との実施計画に関する交渉がおくれたこと等のため、二十八億四千七百十五万円余が翌年度へ繰り越しとなっております。
支出済み歳出額の内訳は、フィリピン及びインドネシアの二カ国に対する賠償費として百四十一億七千二百五十四万円余、タイ特別円処理費として二十六億円となっております。 なお、以上のほか、相手国との実施計画に関する交渉がおくれたこと等のため、二十八億四千七百十五万円余が翌年度へ繰り越しとなっております。
支出済み歳出額の内訳は、フィリピン及びインドネシアの二カ国に対する賠償費として百四十四億九千六百十二万円余、タイ特別円処理費として十億円となっております。 なお、以上のほか、相手国との実施計画に関する交渉がおくれたため、五十一億千九十万円余を翌年度へ繰り越しております。 第九に、国有財産特殊整理資金特別会計につきましては、収納済み歳入額は四十四億三千四百九十五万円余であります。
支出済み歳出額のうち、おもなものは、フィリピン、インドネシアの二カ国に対する賠償費として二百七十五億七百万円余、タイ特別円処理費として十億円となっております。 なお、以上のほか、相手国から支払いの請求がなかったこと等のため、十六億七百万円余を翌年度へ繰り越しております。 第十一に、国有財産特殊整理資金特別会計につきましては、収納済み歳入額は二十億四千五百万円余であります。
私ども社会党はかって反対しましたが、ガリオア・エロア、タイ特別円の問題、近くはまた韓国に対するところの有償無償の問題、これらはすべて後進国の開発ということが内容的には含まれております。またそういう観点で行なわれておることは、池国総理の答弁の中にも指摘ができるところであります。また国際貿易開発会議、世界百二十一カ国が参加しまして、日本も参加しましたが、これもそういう観点からだと思います。
○村山(喜)委員 このタイ特別円の性格は、これはやはり賠償に準ずべきものだ、こういうようなとらえ方をして差しつかえないですね。
それに経済協力、技術協力の分が、これはビルマを含めて五百十四億、そのほかにガリオア、エロアのうちまだ未済分が一千五百二十七億、それからタイ特別円の未払い分が七十六億、合わせまして四千二百五十九億というのが、まだ未済分として残っておることが、資料で出されております。
○後宮政府委員 協定ができましたあとで、たとえばビルマの賠償の場合のように各年賠償計画をつくりますときに、消費財をどれだけやるかということが問題になるわけでございますが、それ以外の場合、大体協定でそこの実施細則まで話が入っておりませんが、たとえばタイ特別円協定のときには、主として資本財とはというような言い方になっておりまして、協定に出てくるのはそのくらいの問題でありまして、こまかいところは後ほど協定
現に、池田首相は、タイ特別円の審議において、九十六億円を無償供与することにした理由として、両国間の貿易は最近わが国の大きな出超となっているが、これが輸入制限をやられでもしてはとんでもないことになるわけで、こういう点も考えて、大所高所から判断して、両国の納得する方法は、すなわち九十六億円の無償供与、これよりほかはないと考えたという趣旨の答弁をされたのであります。
ビルマ、フィリピン、インドネシア、ベトナムに対する賠償、ラオス、カンボジアに対する経済技術援助、タイ特別円、ガリオア合わせて邦貨換算五千五百二十八億四千九百万円でございます。これに対して、すでに支払われておりますものが千四百六十二億八千九百万円、残りが四千六十五億六千万円でございます。
また、ガリオア・エロア・タイ特別円及び南ベトナム賠償支払い協定を破棄して、その予算全額を削除するということでありますが、正当な外交交渉に基づいてすでに国会の批准成立を見ている今日、これまた一体本気で考えているのでありましょうか。
さらに、ガリオア・エロアの返済、タイ特別円支払い、南ベトナムの返済金等の支払金は、外交折衝を通して百八十四億円程度の廃棄に持っていきたいという考えを持っております。 以上、これらを総合しまして、その減額分は二千七百七十一億円、これに歳入増額分を合わせまして、次の支出増加分に充てるわけでございます。
また、ガリオア・エロア返済分約百五十八億円、タイ特別円返済分十億円、南ベトナム賠償支払い分三十六億円につきましては、国民として認めがたいのであります。(拍手)わが国の正当な債務と認められない債務返還を定めた協定を、外交折衝を通じて廃棄するとともに、各返済分を削除すべきであります。
特に千二百三十億円の防衛費の削減は、わが党の防衛政策と全く相いれないものであり、ガリオア・エロア、タイ特別円等の返済金、ベトナム賠償支払い金等計二百四億円の削減は、わが国の国際的地位と信用にかんがみ、かかる措置をとることは、断じて容認できないところであります。 —————————————
○戸叶武君 崔外交部長の無償三億ドル、政府借款二億ドル、民間ベース一億ドル、この線を大体御確認のようでありますが、池田外交の最近における失敗というものは、こういうところにいろんなつまづきを具体的に出しているのでありまして、私たちがガリオア・エロアの問題、タイ特別円処理の問題のときにおいても当惑したのでありますが、あのときにも、タイ国における国民感情ということを理由といたしまして、拙劣にタイ特別円処理
タイ特別円の問題についても出しているじゃありませんか。しかも、今あなたがここで、八項目については経済協力三億ドルの中に含んでいるから出せないとか、こういうのではない、八項目についての請求権の金額は三億ドルの中に一切含まれていないと言う。それではだめですよ、出しなさいよ。
まちまちの希望的な解釈を許しておくということは、この間のタイ特別円処理の協定において、総理がどんぶり勘定で九十六億円つまみ金で出してしまったというような結果になってくるおそれなしとはしない。だからこの問題は、大平外務大臣がこの無償供与なる文言の意義について今述べられた、それはあくまで経済協力だと言っておられるが、先方もそういうふうに受け取っておるのでありますか。問題はそこなんですね。
私は、この間のタイ特別円処理協定なんかもそうだと思うのですね。ややこしい文字を使ったがためにああいう問題が起きてきて、九十六億円支払いの義務を新しく発生したような前例もある。他山の石としなければならぬ。前轍を踏まざるの心がまえがなければならぬ。私は、こういう意味合いにおいて、ここに賠償の増額分であることに間違いない。五条の規定によって明確に文言で表示されておる。
政府は国会における答弁において、法律的根拠のあるものに限ることをしばしば答弁しているのでありますが、最近の新聞報道によりますと、全くどんぶり勘定でありまして、政府のこのようなあいまいな措置は、かつてのタイ特別円の場合にもとられ、高度の政治的判断という、まことによりどころのない妥結の方法をとっているのであります。
請求権としての解決を望んでいる韓国と、無償供与、長期借款の形で出そうとする日本の間で、表現さえうまくいけば、あながち名前にはこだわらないということを仄聞しておりますが、その方法、その手口は、タイ特別円の協定をめぐっての忌まわしい悪例を再び繰り返そうとする魂胆ではないか、お尋ねいたしたいのであります。 質問の第三点は、李承晩ライン及び竹島の領土問題についてであります。
かつて南ベトナム賠償にあたって、「鶏三羽で二百億」と言われたり、借款として供与すべきタイ特別円問題解決に関する協定を突如として九十六億円の贈与にかえた事実、そして、今また、韓国に対する三億ドル、千八十億を支払おうとする態度等々を思い浮べるとき、一体、総理並びに与党の諸君は、貧乏にして忠実なる日本国民の利益を何と心得ているのか。
南ベトナム賠償、新安保条約、タイ特別円、ガリオア・エロアと、ここ数年来の自民党政府の外交のあとを振り返ってみますると、そこに一貫して流れているものは、冷たい戦争を一歩一歩推し進めて、アジアにおける反共軍事体制の強化というアメリカの方針に密接に協力しようとする政策であるのであります。
(拍手)かって南ベトナム賠償にあたりまして鶏三羽に二百億、借款として供与すべきタイ特別円問題解決に関する協定を突如として九十六億円の贈与にかえた事実、そして今また韓国に対する三億ドル、一千八十億円を支払おうとするような態度等々を思い浮かべますときに、一体総理並びに与党の諸君は、貧乏にして忠実なるわが納税国民の利益を何と心得ておるのであるか。
以上、るる申し述べましたが、ガリオア・エロア問題は、国民にとって、タイ特別円のごときと同じく、いろいろな疑問があります。この問題点を十分に説明していただいて、どの根拠から国民の血税を支払うのか、戦後十六年もたった今日、思い出したようにかかる苦肉の策を政府がとることは納得ができないのであります。