2008-04-24 第169回国会 参議院 国土交通委員会 第6号
この二つ、今月起きた事件なものですから、まず初めにこのタイヤ脱落事故につきまして、簡単に概況と今の対応をお聞かせいただければと思います。
この二つ、今月起きた事件なものですから、まず初めにこのタイヤ脱落事故につきまして、簡単に概況と今の対応をお聞かせいただければと思います。
○黄川田委員 国交省では、ことし四月から、大型トラックのタイヤ脱落事故を防止するために、自動車点検基準などを改正しまして、ボルトを規定の力で締めつけることや、あるいは傷の有無等の確認を義務づける、こういうことで、事故があった後の後追い的な対策ということになっておりますが、事故の分析もできないと、その後の対策もなかなか難しいということ。
タイヤ脱落事故がハブの破損が原因なのかどうかということが確認されなければならないわけですね。これは、ハブがディーラーからメーカーに送られずに未回収のままであったわけですけれども、その単なる故障として新品に取り替えて、そして廃棄をしてしまったと。 重要な保安部品が破損した場合に、路上に散乱した部品や残った部分も回収して原因解明の重要な証拠として保管するのが当然のことではないでしょうか。
で、その先生御指摘の資料にありますとおり、それまでのタイヤ脱落事故の発生状況を調べたところ二十三台あって、このうち十一台についてはハブを回収した。それを分析した結果、御指摘のように整備不良が原因だったとの報告を受けました。
これによれば、過去二十三件タイヤ脱落事故があって、ホイールナットの締め付け不足によるハブの摩擦、破損が、損傷が原因とされています。二十三件の事故のうちに半分以上の十二件が原因不明となっています。タイヤ脱落事故の、事故車のハブがメーカーによって回収されていませんでした。そのために原因が特定できないということではありませんか。ハブがきちんと回収されていれば原因はつかめていたのではないでしょうか。
三菱自動車の問題が大きな社会問題となりましたけれども、タイヤ脱落事故でありますとか、クラッチ系部品の欠陥による死亡事故など、企業としてやっぱり隠ぺいしてきたという問題があると思うんですよ。で、厳しいちょっと言葉でございますけれども、それがやっぱり国民の命を犠牲にしてきたということで、本当に重大な社会問題だと、なったというふうに思うんです。
また、三菱自動車タイヤ脱落事故の例でも明らかなように、行政機関へ通報しても迅速適切に対応しない事例も少なくありません。行政機関に通報した場合も、通報者に対して一定期間の後に調査内容、措置内容について報告させるようにすべきではありませんか。 また、労働者は労働契約、就業規則などによって守秘義務を課せられています。
三菱自動車のタイヤ脱落事故に関しましては、きょう、お手元の資料の最後のページ、日経新聞の記事で「タイヤ脱落事故の経緯」という形でコンパクトなまとめがありましたので、これを資料にさせていただいたんですが、この事実関係を前提にちょっと御説明したいと思います。
その報告書の中に、富山の運送会社が一九九九年十一月に石川県内でトレーラーのタイヤ脱落事故について報告した報告書があり、そこには、ハブに欠陥があるのではないか、メーカーから整備不良と指摘されたが、整備に問題があったとは考えにくい。運送会社ですから、その整備に絶対の自信を持っているところが言っているんですよ。 そして、この件について、清谷安全対策室長は、反省していると言っているんですよ。
立入検査なども可能のようですけれども、ただ、例えば、この間問題になりましたあの三菱自動車の大型車によるタイヤ脱落事故というのがありました。メーカー側の言い分をうのみにしていたという行政の問題もありますし、同時に、技術力とかがなかなか行政の側にメーカーほどないということも一つの問題かと思うんです。
実は、〇二年の五月、私どもの瀬古議員が当委員会で、今まさに問題になっている三菱のリコール問題について、このタイヤ脱落事故はリコールに値する、こう指摘して、よろしいか、整備不良だけではなくハブの強度などにふぐあいがあった可能性もある、メーカーからこれは整備不良ですよと聞いただけで、整備不良ですといって国土交通省は何で断定できるのか、立入検査をしてもっとよく調べろと追及していたわけです。
実際に現地へ行ってクレーム台帳、ほかに三菱のタイヤ脱落事故が起こっていないのかどうかとか、実際には三菱がこっそりと設計変更をやっていないのかどうかというのは、現地に行かなきゃわからないでしょう。それを見ないで、どうして国土交通省は、これは単なる整備不良の問題だなんて、結論を勝手につけられるんですか。はっきりしてください。
その原因がはっきりしてから、じゃもう大丈夫だとある程度なった、そういうときにやればいいんであってというふうに私は思いますので、ちょっと時間がありませんので最後に、ちょっと大臣にこれも含めて最後に答弁していただきたいんですけれども、もう一つはこのタイヤ脱落事故ですよ。