1969-03-17 第61回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
そしてわれわれは中共貿易、ソ連貿易等に努力をいたしますけれども、まだ東ヨーロッパを含めた共産圏貿易が全体としてわずかにまだ五%であります。こういうことは、よほどもう少し国民の皆さんに経済の基本知識として周知徹底していただくように私どもはお願いしたいと思います。
そしてわれわれは中共貿易、ソ連貿易等に努力をいたしますけれども、まだ東ヨーロッパを含めた共産圏貿易が全体としてわずかにまだ五%であります。こういうことは、よほどもう少し国民の皆さんに経済の基本知識として周知徹底していただくように私どもはお願いしたいと思います。
ソ連貿易等は、日本からの輸出に対しては同額日本で輸入しなければならぬ、こういうワクをはめておるところに、非常に共産圏の貿易のむずかしさがございます。六三年度のソ連を申し上げますと、輸出をしたものが一億二千二百万ドル、輸入が一億四千五百万ドル、三千三百万ドルの入超でございます。でありますから、日本が共産圏から買い得るものは一体あるのか、こういうところに非常に問題があるわけでございます。
またソ連貿易等におきましては、ただいま申すようなことはほとんどございません。しかしながら、日本の商社でも、やはり専門化して参りまして、ソ連貿易を始めたものは、そ連貿易を一つの自分の得意にしておりますから、商社が全部が全部というわけにいかない。やはり扱う品物、同時に相手国に対しての専門的地位というものが、それぞれ確立されつつある、かように私は存じております。
私はやはりできるだけそれを成功してもらいたいと思うけれども、そういうことを少し当てにし過ぎて、会ソ連貿易等も伸ばすというお話がありましたが、将来のそういう輸出対策についても、若干楽観されておるのではないかという気がするのですが、この点について重ねてお尋ねします。
○国務大臣(高碕達之助君) 私は中共貿易とか、ソ連貿易等も同様でございまして、相当その国の産業貿易に対して、経済的でなくて、政治的の圧力を持ってくる相手に対しては、やはりこれはある程度の政治的の考慮が必要だろうと、こう思っておるわけでございます。
なお中共、ソ連貿易等につきましては、実は先ほど御説明申し上げましたように、まだそこまで地域的な計画も立てておりませんし、目下のところまだそういうふうなことを言う段階まできておりません。今後なお研究したいと思っております。
中共貿易、ソ連貿易等も最近いわれておりますが、バルカン貿易としてチェコスロバキアからは鉄、ユーゴスラビアからは農産物、ルーマニアからは石油、そういうふうに日本の必要な品物を向うから買い、また日本の製品を売ることですから、バーター契約を本省で一本にするというならば、政策的に大きなものを扱って新境地を開いてはどうかと思いますが、これに対する通産省の態度がまだはっきり出てきておらぬ、あなたの考えはどういうところにあるか
特需に期待を失い、あるいは貿易に期待を失い、あるいは吉田内閣をもつてしては、中共貿易あるいはソ連貿易等につきましても期待は持てまい。かような立場に立つてあせつたところの産業人の向うところは、おそらく日本は再軍備をするのではないか、そういたしますと、軍需関係の産業は見込みがあるという立場において、軍需株の何ら根拠なくしての割高が実現をいたしておるわけであります。