1989-03-22 第114回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号
そして、もしグローバルな紛争が生起すれば、北太平洋、アリューシャン列島周辺及びソ連海空軍基地周辺で激しくかつ直接的な戦闘が勃発するのであり、もちろん核の使用もあり得るということであります。
そして、もしグローバルな紛争が生起すれば、北太平洋、アリューシャン列島周辺及びソ連海空軍基地周辺で激しくかつ直接的な戦闘が勃発するのであり、もちろん核の使用もあり得るということであります。
インドシナ情勢の分析に当たっているアメリカ政府筋は、ソ連海空軍のベトナムを足場にした軍事活動は増大しているが、そのペースはゆっくりしたもので、ソ連にベトナムを侵略的な基地にしようとの計画はなく、ベトナム側もこれを受け入れないだろう、こういう判断を明らかにしたということを発表しているわけですね。
そのほか、バックファイアのアジアにおける配備、それからダナン、カムラン湾のソ連海空軍による使用、それによりましてわが国の海上交通路に対しまして潜在的な脅威が増大しております。さらにSS20が配備されたと聞いておりまして、SS20はわが国をその射程距離の中におさめる能力を持っておりますので、これまた新たな潜在的脅威を構成しておると考えます。
わが国は、ソ連海空軍のベトナム基地利用が、その態様及び頻度によってはアジアにおける不安定要因になりかねないことはすでにベトナムにもソ連にもこの懸念を伝えてございまするし、米国も同様の申し入れをソ連に対して行ったと承知いたしております。わが国としては、今後とも深い関心を持ちながら事態の推移を見守ってまいるつもりでございまするけれども、現段階で対越政策を見直すということは考えておりません。
浅尾新一郎君 外務省欧亜局外 務参事官 木内 昭胤君 外務省条約局長 中島敏次郎君 水産庁沿岸漁業 課長 平井 義徳君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○国際情勢等に関する調査 (サンフアンにおける主要国首脳会議に関する 件) (派遣報告に関する件) (日本近海におけるソ連海空軍