1958-04-17 第28回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号
要するに、今度の場合は、独ソ間の協定といたしましては、つまりやっとソ連残留者の帰国についての大よその方針が決定したということでございまして、消息不明の調査とかいうような問題については、今回の協定では触れられておらないのであります。
要するに、今度の場合は、独ソ間の協定といたしましては、つまりやっとソ連残留者の帰国についての大よその方針が決定したということでございまして、消息不明の調査とかいうような問題については、今回の協定では触れられておらないのであります。
いま一つは、先ほどの吉田さんでしたかのお話の中に、向うの住所がはっきりしないので、郵便が宙に迷うようなおそれがあるということでございましたが、日本政府としては、ソ連残留者の住所をきわめて明瞭に調査して、その留守家族をして、あるいは日本国民をして、郵便の発送その他に手違いがないように十分徹底させるように措置をとっておられるのかどうか、ここを三つほどお尋ねしたいと思う。
なお、先般ソ連から帰りました引揚者の状況をいろいろ聞きますと、ソ連残留者の生活状態が以前よりも悪くなっているということを聞きまして、そういった関係でからだの弱っている人がだんだんふえてきている、死亡者も案外に多いということを聞きましたので、さっそく日本赤十字社に手配いたしまして、粉みそ、粉しょうゆ、かつおぶし、味の素、のりなどを二百九十二個、小包郵便で送付いたさせたのであります。
従いまして、赤十字といたしましては、先月の三十日に各都道府県にあります支部に依頼をいたしまして、ソ連残留者に対して慰問品を送ることを通牒いたしたのでございます。
ソ連残留者数は今後とも四十万を正式に再確認し、対内的にも対外的にもこれ一本で押し通せという、これは一九四九年六月、当時の秘密通牒が出ておるのであります。それは群馬県でこれが……