1991-04-18 第120回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
○竹内(勝)委員 さらに防衛庁にお伺いしておきたいのですが、そこで触れておるのは、ソ連は自国領土のアジア部分で核運搬手段の数量をふやしていない、それから一九九一年までに約束どおりソ連東部の兵力は二十万人削減された、あるいは極東の地上軍は十二個師団削減された云々と述べられたわけでございますけれども、これはどうとらえておりますか。
○竹内(勝)委員 さらに防衛庁にお伺いしておきたいのですが、そこで触れておるのは、ソ連は自国領土のアジア部分で核運搬手段の数量をふやしていない、それから一九九一年までに約束どおりソ連東部の兵力は二十万人削減された、あるいは極東の地上軍は十二個師団削減された云々と述べられたわけでございますけれども、これはどうとらえておりますか。
これについて確認されるものにつきましては、私どもとしても基本的にはこれを歓迎するところでございますが、先生御指摘の中で若干事実関係について触れさせていただきますと、中距離ミサイルの四百基撤去というものにつきましては、アメリカとのINF合意の中で、ソ連東部地域よりの四百基の撤去ということでアジア地域から百基の撤去ということになっておりますけれども、これはいずれにしましても米ソの合意の枠の中での撤去ということでございますので
この動きをさらに進展させたのが、昨年十二月のゴルバチョフ書記長の国連におけるソ連軍五十万人の一方的削減演説と本年一月のソ連東部からの兵力二十万人削減案等であり、また五月の歴史的な中ソ和解と言えるのであります。
その後、ニューデタントは一層加速し、昨年十二月には、ゴルバチョフ書記長が国連においてソ連軍五十万人の一方的削減を表明する軍縮演説を行い、さらに年が明けた本年一月には、ソ連東部からの兵力二十万人削減を明らかにしました。
委員御指摘の御提案は、五月十七日のゴルバチョフ書記長の訪中に際しての極東ソ連軍削減構想、それを指しておるというふうに理解しておりますけれども、これにつきましては、委員御承知のとおり、ソ連東部からの二十万人の一方的な削減、それからそういった削減の内訳を具体化したものでございます。
その後、極東に関連する部分として、中曽根元総理等三極委員会に対する言明として、五十万人のうちソ連東部について二十万人を削減する等のやや具体的な発言をいたしております。さらに、北京における演説におきまして極東部十二万人の削減を行うということを発表いたしております。
○荒説明員 ただいま先生御指摘のソ連側提案でございますが、確かに右提案といいますのはソ連東部からの二十万人の一方的削減といったものを具体化したものでありますけれども、いろいろ我我の目から見ますと、例えば極東といってもその地域の範囲がどうであるか、あるいは削減の対象となる部隊あるいは艦艇の種類等がはっきりしないということで、これがアジア・太平洋地域の戦略環境にどういう具体的影響が出るかということについては
ソ連東部の二十万人兵力削減には北方領土も含まれるかという質問に、北方領土にある軍備はソ連の領土として防衛のための最低限のものであり、ソ日間に相互信頼が増し、敵としてではなくパートナーとしてお互いに対応するようになれば、兵力も削減することになると答えております。 日本の防衛力へのソ連の評価はどうかという問いには、日本の軍備は脅威でない。
○久保田真苗君 ソ連東部の軍事力なんですが、これも、ゴルバチョフ書記長が五月の十七日に北京で極東地域での軍縮問題に触れたわけですね。そこで十二万人の削減をすると、こういうふうに言っているわけです。これを受けまして五月二十八日にヤゾフ国防相がソ連東部の軍事力の実態を明らかにしたわけです。
鉄鉱石、石炭、木材は、ソ連東部の豊富な資源でありますが、それぞれの品質、積み出し設備、日本の需要量などに一定の限界がありまして、多くとも年間数千万ドルをこえないと思う点が欠点であります。そこで米国の石油カルテルの横暴の一角をくずすためにも、対ソ石油貿易を敢行すべきであると思うのであります。日本経済の自主性回復であることに間違いございません。