1956-03-30 第24回国会 衆議院 本会議 第29号
━━━━━━━━━━━━━━━この件につきまして答弁に立ったところの山下厚生政務次官はなおソ連地区抑留者に対する慰問品の送付につきましては明年度予算には計上されてありませんが、国会の決議の趣旨を尊重いたしまして、とりあえず、本年度におきまして予備金を支出して抑留者全員に慰問品を送付ずるよう折渉中であります、と答弁しておるのでありますが、その内容は抑留者一人一カ月二千円見当、三十年度必要予算三カ月分八百万円
━━━━━━━━━━━━━━━この件につきまして答弁に立ったところの山下厚生政務次官はなおソ連地区抑留者に対する慰問品の送付につきましては明年度予算には計上されてありませんが、国会の決議の趣旨を尊重いたしまして、とりあえず、本年度におきまして予備金を支出して抑留者全員に慰問品を送付ずるよう折渉中であります、と答弁しておるのでありますが、その内容は抑留者一人一カ月二千円見当、三十年度必要予算三カ月分八百万円
先般、第六次引き揚げ出迎えの大成丸に託して、国民の真心を込めた六千余個の慰問品がソ連地区抑留者に送られたのでありますが、これが果して無事に抑留者の手に渡つたでありましようか。もともと、ハバロフスクの抑留者には、慰問品でも、薬品はもとより、ビタミンすら渡さないという、ひどい取扱いを行なっているとのことでありますが、これら慰問品に対し、政府はいかなる措置をとられたか、承わりたい。
昨日、社会党の戸叶委員に対し、本委員会に、本日までにソ連地区抑留者から日本国民に伝えていただきたいと言って、訪ソ議員団に渡された原文並びにその発表して掲載された新聞雑誌等の提出方を要請いたしました。その結果、本日までに本委員会に提出されましたのは、その原文七通を受け取っております。その他のものはまだ入手に至っておりません。このことを御報告いたしておきます。
次に、ソ連、中共地区の残留同胞引揚促進に関するものは、請願、陳情合せて六件でありまして、これらは最近ソ連地区抑留者からの通信によれば、その多くは帰還の可能性を示唆しており、我がほうの働きかけ如何によつては、多くの成果が期待される現状にあり、又中共地区からの引揚は、その前途憂慮すべきものがあるので、ソ連、中共両国に対し、直接及び間接の交渉開始、両国に対する国会代表の派遣、未帰還者中、状況不明者の調査究明
長崎県会議長及び長崎県知事より委員長あてに、ソ連地区抑留者引揚げに関するタス通信報道について電報かありましたので、これを朗読いたします。 ソ連地区日本人抑留者引揚完了のタス通信報道は、未引揚者家族を悲痛と不安に陥れ、日夜憂慮する家族の心情は見るに忍びず、これら家族に希望と力を与えるため、何分の御高 配を煩わしたし。
本日は本月二十二日信濃丸が舞鶴に入港いたしますときを同じくして、ソ連タス通信はソ連地区抑留者の輸送完了を発表したのでありますが、このタス通信の発表は非常に留守家族は勿論のこと、全国民に対しましても大きな衝撃を與えたのでありまして、我々委員会におきましては、三年間に亘りまして鋭意ソ連地区抑留者の実態調査を続けて参つておりますが、この機会に明優丸、信濃丸等の帰還者の方々から、尚ソ連地区に残されておりますところの