1948-01-26 第2回国会 参議院 本会議 第7号
ヨーロッパ敗戰國の例を見ましても、チエツコ、フインランド、ハンガリー、ギリシヤ、ソ連、皆それぞれ思い切つたところの通貨改革をやつておるのであります。日本の敗戰後の通貨政策につきましては非常に甘い。このような状態でこのインフレの危機を乘切れるとは、私は断じて思えないのであります。(拍手)要するに生産増強とインフレ処理、この二兎を追つたのでは一兎も得られないのであります。
ヨーロッパ敗戰國の例を見ましても、チエツコ、フインランド、ハンガリー、ギリシヤ、ソ連、皆それぞれ思い切つたところの通貨改革をやつておるのであります。日本の敗戰後の通貨政策につきましては非常に甘い。このような状態でこのインフレの危機を乘切れるとは、私は断じて思えないのであります。(拍手)要するに生産増強とインフレ処理、この二兎を追つたのでは一兎も得られないのであります。
次に、ソ連地区に抑留されておる在外同胞の帰還の問題についての御質問であります。すでに御承知のごとく片山内閣成立以來、我々といたしましても前之園君と同様の考えを以て、いろいろ連合國の熱心なる斡旋を依頼いたして來たのであります。
かの人工経済の完璧をもつて誇るところのソ連にあつてさえ、三十年來の経験によつて、その機械的統制に破綻を招來し、今や自由経済の一部を認むるに至つたことからいたしましても、このことが了解されると思うのであります。
海外特にソ連地域に今日尚七十五万余の同胞が残つておられますので、これらの方々及びその留守宅の方には深く同情を表し、その引揚促進につきましては、あらゆる対策を講じて参つたのでありまするが、思う通り進まなかつたのは遺憾であります。政府は今後更に各関係当局に当りまして、最大の努力を盡す考えであります。 更に又金のかからない選挙公営の徹底を本旨とする選挙法の改正を望んで止みません。
海外、特にソ連地域に、今日なお七十五万余名の同朋が残つておられまするので、これらの方々及びその留守宅の方には深く同情を表し、その引揚げ促進につきましては、あらゆる対策を講じてまいつたのでありまするが、思う通り進まなかつたのは遺憾であります。政府は、今後さらに各関係当局にあたつて、最大の努力を盡す考えであります。 さらにまた、金のかからない選挙公営の徹底を本旨とする選挙法の改正を望んでやみません。
右請願の要旨は、終戰後三度目の冬を嚴寒の地に迎えようとする今日、ソ連領にある未復員軍人及び一般同胞が、一日も早く復員あるいは帰還できるよう政府において努力されたいというのであります。 これらに関しましては、政府委員よりは、さきに本委員会において審議いたしました請願第二三二号のものと同樣の説明がありましたので、詳細は会議録に讓り、ここでは省略いたしたいと存じます。
本委員会が成立し審議を始めましたころは、海外残留同胞は、ソ連地域、英軍地域を主といたして、その数は約百万を算えたのでありましたが、爾來約四箇月半、特に連合軍総司令部の特別の好意により、引揚げは大体順調に進捗いたし、今日では、英軍地域からの集團輸送も全部完了し、なお七十数万の同胞が海外に残留するという状況と相なつたのであります。
(拍手) ――――◇――――― 第一 在外同法引揚促進の請願外二十件(岡村利右衞門外一名紹介)(第九五一号) 第二 ソ連領からの引揚促進に関する請願外三十六件(岡村岡村利右衞門外一名紹介)(第九五二号) 第三 在外同胞引揚促進の請願(今村忠助君外一名紹介)(第九五三号) 第四 ソ連領からの復員促進に関する請願(今村忠助君紹介)(第九五四号) 第五 在外公館借入金等処理に関する請願
○村瀬委員 ソ連關係地區から引揚げる毎月五萬人のうち、約二萬人が舊軍人が軍屬で本年中の引揚者も二十數萬もあるはずで、この人たちを通じて殘留者の状況もよくわかつているはずと思うが實情はどうか。
外務事務官 與謝野 秀君 委員外の出席者 外務事務官 小島 太作君 専門調査員 佐藤 敏人君 専門調査員 村瀬 忠夫君 ――――――――――――― 十二月二日 在外同胞引揚促進の請願外十九件(今村忠助君 外二名紹介)(第一二七三號) 在外同胞引揚促進の請願外二件(今村忠助君紹 介)(第一二七八號) 十二月五日 ソ連領
○加藤委員長代理 次に、日程第三及び第六の兩請願は、いずれもソ連領からの引揚促進に關する請願でありまして、すでに九月十八日本委員會において採擇濟みの第二三三號と同一趣旨の請願でありますから、これらも採擇の上内閣に送付いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
併しながらソ連を見て御覧なさい。あれはどん底から起つた國である。今日は世界において爭われない力を持つておる。ポーランドやチエツコを見て御覧なさい。あの戰爭の中から起ち上つて來て、炭鉱はすでにその戰前の水準を超えようとしておる。
○木田説明員 引揚の現状は最近シベリヤ、ソ連關係なら引揚げてまいります者が、多くなりましたために、一層困窮の度を増しているような次第であります。そのために政府といたしましては、引揚一時援護金の増加、あるいは支給衣料品の増加、あるいは電報料を無料にするとか、理髪料を無料にするとか、援護の強化をいたしておるほかに、十一月、十二月、年末に際しまして、相當多額の生業資金も出すことになりました。
越冬應急措置としては、北海道、東北、ソ連引揚者に対しては集團設備を設けておる。住宅の家賃は只今最近の二万戸に対しては二分の一を補助している併しマル公の引き上げによつて二分の一を補助しても二三百円となり、これは一般勤労者には負担となるために、補助額の引上げを考えておるが、本年度は不可能であり、來年度は考慮してみたいとの答弁でありました。
もちろん、それ以外に物資の配給が非常に不完全であるということ、またソ連式の農村の監督制度、ドイツの官僚制度で制御されることはまづ平御免だというような意見がありますし、從つて、これに代るところの方法といたしましては、ただ技術員を優遇する。五億円を、これらの予算に基いてやるという意見であります。 現在におきましても、予算の許す限りにおきまして、技術員優遇は、ただ單に民主党の專賣ではありません。
ところがその後情勢が非常に好轉いたしまして、三月の末まで歸れるかどうかわからなかつた南方地域の十六萬五千人のうち、およそ十萬人近いものが三月までに歸りましたのでこの點で今年度の豫定人員よりも若干少い人間が海外に殘留する結果になるということがございましたのと、一、二、三の三箇月の間にソ連地區のうち大連地區から豫想以上の多くの引揚げがございまして、結局實際に四月一日に殘留いたしておりました人間は百四十二萬人
先般も私の甥のソ連に抑留されておりました元陸軍大佐が歸つてまいりまして、函館に著いたときに、厚生省から出張しておりまする人々の手によつて、非常なりつぱなオーバーもしくは洋服をいただいて、非常にどうもありがたかつた。さすが自分の生れた故國だと言つて、その當時將校が數百人、兵も大分おつたようでありますが、その私の甥に向つて、おまえの叔父が厚生大臣だそうだ。
の整備に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)(委員長報告) 第四 昭和二十年度歳入歳出総決算、昭和二十年度特別会計歳入歳出決算報告(委員長報告) 第五 結婚問題に関する請願(委員長報告) 第六 教員恩給増額に関する請願(九件)(委員長報告) 第七 恩給増額に関する請願(八件)(委員長報告) 第八 在外同胞引揚促進及び引揚者の援護更生に関する請願(委員長報告) 第九 ソ連軍管下
○和田委員 北鮮はソ連の治下であり、中國の場合とは性質が大分違うと思いますし、趣旨もこの請願書を讀んだだけではわからぬし、紹介議員も來ないので、そういうものを採擇する必要はないと思います。
憲治君 若松 虎雄君 多賀 安郎君 出席政府委員 外務事務官 大野 勝己君 引揚援護院長官 齋藤 惣一君 委員外の出席者 大藏事務官 吉本 眞二君 專門調査員 佐藤 敏人君 專門調査員 村瀬 忠夫君十一月二十四日 在外同胞引揚促進の請願外三件(並木芳雄君紹 介)(第一一八三號) ソ連領
四、ソ連領からの引揚促進に關する請願外九十件、並木芳雄君紹介、第一一八四號、五、ソ連領からの引揚促進に關する請願、並木芳雄君紹介、第一二四四號を議題といたします。
私の調べましたところでは、英國においては勞働者の經營參加ということは法律的にはつきりしていないようでありますが、又ソ連等におきましても經營權というものは我々の想像以上にはつきり確立されておるのでございまして、この間先般の商工大臣の御説明の場合には、これはいろいろな場合によつて違うが、特に炭鑛企業におきましては人的な力が非常にウエートが大きいから、外の産業をいわゆる人的な構成が違うからという御説明もありましたが
これは引揚者で夫はソ連領に今なお留置されて歸ることができない。子供三人抱えておる家庭でございます。その人が民生委員を通じまして生業資金を今年の四月に五千圓借りました。ところが六ヶ月後の九月十二日に現金五百圓、利子百三十五圓を支拂えという催促でございました。ところが引揚者でありますから、わずか半年の間にこれらを返せる道理がないのでございます。子供三人抱えての細々とした商賣でございます。
これに対し政府委員の説明を求めましたところ、政府委員よりは、ソ連管下の北鮮居住していた同胞中、特に総督府関係その他各官廳に勤務していた官吏は、惡質前職罪として逮捕され、主として朝鮮側の裁判所において起訴され、服罪せしめられている、それで政府としては、これらの人たちがいかなる権限に基いて、またいかなる法律を根拠として裁判をせられているのか、また一般残留者の速やかなる内地送還、拘禁中の者の速やかなる審理
我が國のこの農地制度に対する基本観念は、ソ連がドイツ占領地区におきまして、百エーカー以上の大地主の土地を没收したような没收主義によるものでなくして、低廉なりと雖も、代價を支拂うという方針に出ております。
○村瀬委員 ただいま政府委員の御説明を承りまして、七月から十月に至る間におきましては、配船の過剩が、多いときは二〇%、少い月でも一二%に達したということを聽きまして非常に安心いたしたのでありますが、天野委員長が最初にお尋ねになりましたのは、この數日前に歸つてきたソ連からの引揚者の話に、ナホトカにはなお八千ないし一萬三千の人が殘つておるという話があつたというのでありまして、十一月の歸國豫定の人員はいかようになつておるのでありましようか
私がソ連向け配船は過去四箇月をとりまして十何パーセントかの餘剩があると申しましたのは總司令部の發表に基いておるのであります。それは四箇月間をとりましたが、その以前もずつとそのような状況にあるのであります。