1978-06-02 第84回国会 衆議院 外務委員会 第22号
これに関連しまして、今度ソ連側の意見ですが、日中平和友好条約は反ソ同盟に加担するものであるとか、あるいは日中条約を締結するのであればやはり日ソ友好また日ソ善隣条約、こういったものについても協議すべきである、こういうふうにも言われておりますが、私はこういったソ連側の意見に必ずしも同意するものではないわけですけれども、一応ソ連側の意向をどういうふうに受けとめられておるのか。
これに関連しまして、今度ソ連側の意見ですが、日中平和友好条約は反ソ同盟に加担するものであるとか、あるいは日中条約を締結するのであればやはり日ソ友好また日ソ善隣条約、こういったものについても協議すべきである、こういうふうにも言われておりますが、私はこういったソ連側の意見に必ずしも同意するものではないわけですけれども、一応ソ連側の意向をどういうふうに受けとめられておるのか。
○井上(泉)分科員 そこで、外務大臣がソ連の示してきた日ソ善隣条約について、日米、日中の離反をねらうものとして非常に厳しくこのことについての外相としての見解を述べられたことでありますが、私は外務大臣の見解には賛意を表するものであります。
それでは外務大臣、日ソの交渉の席上、グロムイコ外務大臣が突然日ソ善隣条約案を持参したのに対して、園田外務大臣は、文書を預かるが検討の対象とはならないと公式に日本側の態度を表明した、そうですね。そこで伺いたいのだが、検討の対象とならないというのは、一体どういう意味ですか。ソ連側が一方的に押しつけてきたのに対して、日本側としては外交交渉の文書としては認められないという声明ですか。どういう意味ですか。
いままでの歴代自民党政府の場合は、あなたも含めまして、日ソ善隣条約というのを日ソ平和条約締結以前にまとめることは、北方四島一括返還の実現の妨げになることになるのでこれには反対だ、したがって善隣条約では領土問題は未解決であるという観点に立っておられるわけですね。そういうように考えて間違いございませんか。