1973-12-13 第72回国会 参議院 予算委員会 第4号
だから、言うならば、アメリカ一辺倒であってもいかぬし、反米であってもいかぬし、親ソ一辺倒であってもいかぬと、少なくともこれは国益という立場から考えるならば、イデオロギーとか党利党略じゃなくて、まず国益と、そしてまた国民の生活、こういう立場から外交はあるべきだと思うんです。この点について、そうじゃありませんか。
だから、言うならば、アメリカ一辺倒であってもいかぬし、反米であってもいかぬし、親ソ一辺倒であってもいかぬと、少なくともこれは国益という立場から考えるならば、イデオロギーとか党利党略じゃなくて、まず国益と、そしてまた国民の生活、こういう立場から外交はあるべきだと思うんです。この点について、そうじゃありませんか。
長い間反ソ一辺倒であった蒋介石政権とソ連との交流は、一種の雪解けとして喜ぶべきでありましょうが、注目を要するところであろうと存じます。このほか、ソ連は、中共を出し抜いて、最近タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア等と、通商上、外交上接触を深めておる事実があるようでございます。
(拍手)いわんや向ソ一辺倒の政策に終始しておる中共の最近チベットに加えた武力干渉に至りましては、それこそが雪解けとは全く逆行した政策の現われと言わざるを得ないのであります。 新条約の締結に際し、ソ連は日本に対して、その驚くべき発達を遂げたロケット、核兵器の脅威をほのめかし、そうして本条約の侵略的傾向を指摘して、その締結を阻止せんとしております。
彼らは、外においては自由諸国を戦争勢力とし、共産陣営を平和勢力として、反米親ソ一辺倒の態度をとり、内においては階級主義に立って、政府及び使用者側を敵として、これと対決するという容共的観点に立って、政治闘争に主力を注いでおるのであります。また、このような政治的観点から、政治目的たると経済目的たるとを問わず、法の禁ずるといなとにかかわらず、実力行使をあえてするのであります。
私は社会党の左派の主張が向ソ一辺倒であるということをそのときでも言ったことはございません。そういうようなことは考えておりません。そこははっきりと共産党の主張と異なるものがあるということはよく承知をいたしております。それからまた院内におけるいろいろな御質問の場合の趣旨も、そういうふうに私は受け取っておるのであります。
今松本委員が言われました二日の民主党議員団との会談の中で、私ども左派社会党並びに共産党の諸君の意向を見ておると、この交渉をきっかけにして日本の外交政策を向米一辺倒から向ソ一辺倒に切りかえるように持っていこうとする意図が見られる、こういうことをおっしゃっておられるようですが、もしそれが真とするなら、共産党のことについては、私は他党のことですから存じませんが、われわれ社会党左派が向ソ一辺倒の外交政策を主張
私はかようなことが神聖なる日本教員組合の内容ではないと、そういうことは信じたくはありませんけれども、その内容を見てみましたときに、或いは日本教員組合が全くその本質を忘れ、或いは政治教育に没頭し、或いは反米向ソ一辺倒の偏向教育をなし、その会計の紊乱に至つては誠に名状すべくもないというような内容を見せつけられておるのであります。
すなわち、向米一辺倒でもなく、いわんや向ソ一辺倒でもなく、自主独立の外交をもつて両陣営の調整のために乗り出すべきものではないかと思うのでありますが、これについての総理の御所見を承りたいと思うのであります。(拍手) さらに第三に、両陣営の調整の第一に取上ぐべき問題は台湾の問題であります。
しかるに、今度MSAの協定で日本がいよいよ再軍備を始めるということになりますと、ますます向ソ一辺倒政策を強くして、そうしてこれに対する対抗策を向うで講ずる、向うで講ずればこちらもまた対抗策を講じなくてはならぬ、互いに対抗策をやり合ううちに極東の情勢がつまり険悪になる。
例えば昨日、中田委員の質問の中に、総理は向米一辺倒だとかいう言葉かあつた すると総理大臣は半ば冗談のように、そう言われるあなたは向ソ一辺倒だとお答えになつた。私から言えば、これは非常に冗談のようなものでありますが、お二人の言葉のやりとりを遺憾とするのは、こういうことは戦前の日本にはなかつた。我々は一辺倒というような日本の主体性を失つた議論はいたさなかつた。
現在の右翼に大体共通する特徴としては、第一に民族の独立統一を標榜するという点、その結果、左翼の階級闘争理論とはまつたく相いれないものでありますし、特に向ソ一辺倒あるいは向米一辺倒というようなことは、ともにこれを排する立場をとるものが多いのでありまして、当然その結果反共ということになるのであります。次にやはり資本主義の弊害を認めて、何らかの方法でこれを是正しなければならないという特徴が見られます。
それから目立ちますのは、国の独立ということに自尊心を持とう、従つて向ソ一辺倒も、向米一辺倒も排斥する、こういうような考えでありまして、これに関連して日本人の真の憲法をつくろうというような強い主張があるようでありますが、憲法のどこをどうしようという具体案は、今のところあまり著しく現われておりません。情緒的と言いますか、よく言えば義憤的な考え方であります。
若し我が政府が向米一辺倒であるならば、諸君は向ソ一辺倒であると言わざるを得ないのであります。静かにソヴィエトの態度を見て、我が外交の方針をきめべきものである。 又、日本の防衛計画を示せと言つておられるが、これは常に申す通り、日本の国力に応じて人員を漸増するという基本方針については、如何なる場合においても変ることはないのであります。国家財政を勘案して保安隊を増強する、これが防衛計画であります。
経済再建に引次ぎまして、工業力の発展ということに非常に力を注いでおりまして、その技術的な知識と技術というものの勉強ですね、そういうものに対しましては、今向ソ一辺倒と申しますか、そういう方面に向つて、国民に対して非常に宣伝しております。
向米一辺倒とか向ソ一辺倒とかいう言葉がはやりますように、吉田内閣の経済政策は貿易一辺倒である。貿易はもとより大切なものではありますが、これと並んでわが国の経済自立のために、未開発の国土の総合開発計画に基く経済という大きな柱が、打ち立てられなければならぬと私は確信いたしているのでございます。
而してこれらの諸条件を克服するには、向ソ一辺倒や向米一辺倒ではできないのでありまして、いずれにも付かない中立的第三勢力の抬頭を促進しなければなりません。 岡崎外相の言明によると、これらの中立的第三勢力が世界に存在しないような印象を与えましたが、詭弁も甚だしいと申さねばなりません。
そして現在においては自由党が向米一辺倒になられたのに対して、共産党は向ソ一辺倒になられたのでありますが、この両陣営の対立がそのまま国内に持ち込まれる点に私ども非常な平和に対する危惧の念を抱かざるを得ないのであります。そこでこれらの破壞活動につきましては、破壞活動がなぜ起つたかということについての政治的な反省を求めたいと考えます。
しかしながら、赤十字社は、本来のあり方といたしましては、当然やはり民族を越え、国を越え、また人種を越えた高い人道主義の運動として発足したことは申し上げるまでもないのでありまして、かかる点から、別に向米一辺倒でもなく、向ソ一辺倒でもない、真に高い人道を守るという、あるいは人権を擁護するという大きな旗じるしの上に、この運動が進められねばならないのでありまするが、この法案を通じての機構の切りかえ、運営の切
いずれにしても、原則的にそういう、何といいますか、向ソ一辺倒的な考えを中共政府その他が示しておられることが問題の起りであつて、日本政府等の態度はそれの結果である、こうお考えになつていただきたいと思うのであります。
このときにあたりまして、日本国内には、反米、向ソ一辺倒の共産主義は論外といたしまして、一部にはいまなお世界の共産主義労力と民主主義勢力との中間に立つて、いわゆる第三勢力として中立を守らんとする意見や、日本の安全保障はすべて国際連合に依存し、日本防衛のための外国軍隊の駐屯に反対するばかりでなく、日本みずからを守る責任、義務をも回避せんとする意見が行われておりますが、これは現実の客観国際情勢を無視する議論
従つて向ソ一辺倒の共産党の立場も、向米一辺倒の自由党の立場も、アジアの動く方向から考えまして決して日本の安全を保障するものではないと考えるわけであります。