1951-10-30 第12回国会 参議院 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号
○国務大臣(吉田茂君) 過去の歴史的の感想についてはいろいろ考え方もありますが、これはとにかく、サンフランシスコにおいての感想だけを申せば、これはソヴイエト全権の考え方がいいか悪いかは批評の限りでありませんが、過去においてソヴイエト全権の言われたことなどを考えて見て、余りに国際事情と申しては失礼になるかも知れませんけれども、少くとも日本のことに対しては余り承知しておられなかつた。
○国務大臣(吉田茂君) 過去の歴史的の感想についてはいろいろ考え方もありますが、これはとにかく、サンフランシスコにおいての感想だけを申せば、これはソヴイエト全権の考え方がいいか悪いかは批評の限りでありませんが、過去においてソヴイエト全権の言われたことなどを考えて見て、余りに国際事情と申しては失礼になるかも知れませんけれども、少くとも日本のことに対しては余り承知しておられなかつた。
第十二、吉田首相はその施政方針演説において、サンフランシスコ会議におけるグロムイコ代表の演説の一点に関し、ソヴイエト全権が日本における軍国主義復活云々と言うがごときは根拠なき妄説であると、こう言われたが、首相は平気でそんなことを考えておられるのであるか。首相は軍国主義と軍事力とか戰争遂行力とかいうものを、これを混同しておられるのではないか。戰争遂行力のない国にも軍国主義が起り得る。
かかる事実を前にしてソヴイエト全権が我が国における軍国主義復活云々と言うがごときは、全く根拠なき宣伝であります。 日米安全保障條約は平和條約と同日に署名されました。これによつて独立回復後の日本の安全について一応の保障を得るに至つたのであります。国内の治安は無論自力を以て当るべきは当然でありますが、外部からの侵略に対しては集団的防衛の手段をとることが、今日国際間の通念であります。