1980-04-18 第91回国会 衆議院 外務委員会 第16号
したがいまして、そういうふ化放流に力を入れて資源を維持培養していくということは、ソビエトだけでやるべきものでなしに、そのソビエト系サケ・マスをとる日本としてもその応分の負担をなすべきであるという考え方に立っておるので、ただ単に入漁料その他という観点だけから物事を考えてはいけないのではないかと思うわけでございます。
したがいまして、そういうふ化放流に力を入れて資源を維持培養していくということは、ソビエトだけでやるべきものでなしに、そのソビエト系サケ・マスをとる日本としてもその応分の負担をなすべきであるという考え方に立っておるので、ただ単に入漁料その他という観点だけから物事を考えてはいけないのではないかと思うわけでございます。
またいま公海上沖取りをいたしておりますもの全体がソビエト系サケ・マスが中心でございます。したがいまして、今回もソビエトの河川におけるふ化養殖等について協力をした上で資源を守りたい、こういう主張でありましたが、ふ化場等については、まだ話し合いの段階で実現には至っておらない。
ただ、先ほど永末委員が、わが国のサケも公海におるのだ、こういう話ではありますが、日本のサケは大体どの辺をどう回って帰ってくる、アメリカのサケは大体この辺をこう回っていく、ソビエト系のサケはどの辺を回るということは大方見当がつくような段階になっておるわけです。
○国務大臣(中川一郎君) 資源論から申しまして、いわゆるソビエト系のサケ・マス、中でもソビネトが一番関心を持っておりますシロ、ベニというものがこの三角水域を通ってソビエト側に入る。そこで、まず東から入ります日米加禁魚区域の解除をされております二百海里の中、ここも実はソビエト側へ入ってくる魚の道である。
ただ先ほど申し上げましたように、ソビエト並びにソビエト系というか、この国々においては多少違った感触を持っておるのじゃあるまいか、そういうふうに思っております。個々具体的にどこの国がどういう見解を述べておるか、これになりますと、外交の機微の問題でありまして、ここで私から申し上げることは差し控えたほうがいい問題だろう、こういうふうに思いますので、ひとつ御了解願います。
それから先の問題については、アラビア石油が入ると英米系、日本資本系、それからソビエト系と三つの石油になるんだ、そこでおのずからそこに何か割合が出てくるだろう。その割合が永久に続くかどうか、それはわからぬけれども、まあまあ日本は年に五百万トンくらいふえていくんだから、そうすればあなたの方の石油もやはりそれから以後に自然にふえていく傾向になるだろう、それだけのことを言ったのです。