2002-03-20 第154回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
短いのでちょっと読みますが、近年、中国を始めとして東南アジア諸国から繊維製品の輸入が急増し、ニットの、上着の方ですね、上着の方全体では我が国の市場供給量の八五・四%であり、このうち、セーター類では実に九四・三%が輸入製品で占められている。
短いのでちょっと読みますが、近年、中国を始めとして東南アジア諸国から繊維製品の輸入が急増し、ニットの、上着の方ですね、上着の方全体では我が国の市場供給量の八五・四%であり、このうち、セーター類では実に九四・三%が輸入製品で占められている。
例えばニットなどは、国内市場の約九割を輸入品が占めておりまして、四年前には四億八千万枚でありましたものが、本年は九億枚もセーター類が外国から入ってきている。国内生産はわずか一割なのでございます。
八五年から五年ぶりに、増加の一途をたどっておった特に横編みのセーター類で申し上げますと、韓国が二八・六%減、台湾も二九・一%減、香港が三七・四%減ということで、輸入の状況が大きく落ち込んできたわけであります。
特にセーター類につきましては、本年の同じ一月―九月の間に対前年同期比で約七〇%増と激増をしているわけでございます。そして、我が国ニット業界は、こうした輸入の急増の結果、深刻な危機に直面しているというふうに言われております。 日本ニット工業組合連合会は、無秩序な輸入の増大について、政府に対してMFAを発動するように求めているところでございます。
次に、先日国内の業界が、韓国からのセーター類の輸入につきまして、ダンピング輸出であるとして、提訴を行ったところでございます。私は、かねてから、我が国は自由貿易を基本政策として、輸入制限的措置は極力とるべきではないと考えているわけでございます。
日本繊維産業連盟並びに日本ニット工業組合連合会から、本年十月二十一日、韓国産セーター類についての不当廉売関税を課するよう求めて提訴がなされました。訴状によりますと、韓国産セーター類の対日輸出量は六十三年一―七月で対前年比六一%の増加、八月度に至っては実に八六%と物すごい輸入攻勢、まさに集中豪雨的な輸入急増。このことによって、セーター類の生産業者は生産がぐんと落ちちゃった。
そんな関係もございまして、綿糸、綿布、それからニット、セーター類等の輸入は相当ふえまして、御承知のMFAを発動すべきであるという声も大変高まったわけでございます。ただ、現在のような状況下におきまして軽々にMFAに訴えるということも、慎重を期する必要があろうかということで、むしろいろいろなルートを通じます輸出国との話し合い、向こうの理解を求めるという対応を図ってまいりました。
ところが、輸入食料品だとか洋酒だとか外国たばこだとか革製品だとかセーター類だとか、牛肉もそのとおりですが、国民の皆さんは期待外れなんですね。 経済企画庁、この円高によっての国民生活へのメリットはないわけなんですが、輸入品は一体どれだけ値下げしているのですか。
あるいは輸入そのものがパキスタンの綿のように、あるいはニット、セーター類のように前年度化五〇%を超してきておるとか、どんなときにこれを発動するというような基準づくりというものが行われてしかるべきではないかと思いますが、その準備はどの程度進んでおりますか。
例えば、セーター類の輸入の状況を調べてみましたら、五十六年、五十七年と二年続きの輸入激増の後、国内市場の供給過剰から五十八年度は減少をすると見られていたわけでございます。これは数字は御存じだと思いますが、それで一月から九月期、対前年度比では一二%減を数字で示しております。
○政府委員(黒田真君) ただいま御指摘になりましたセーター類の最近までの輸入の状況ということについては私どもも十分承知をいたしておるところでございます。十年ほど前に非常に輸入が急増いたしました際には大変に思惑的と申しますか、見込み輸入というようなものが非常に起こった時期がございます。
参考までにちょっと数字を申し上げますけれども、ニット外衣——シャツとかセーター類でございますけれども、昨年は数量でもって三九%伸びております。その中で特定のニットアウターシャツのごときは一年間で六〇%もふえております。それからニットの肌着で四三%。
で、業界といたしまして大体四分の一ぐらいがニットの生地、あとの四分の一がニットの肌着、残ったところの五〇%弱、半分弱というのがニットの外衣、アウターウエア、そのアウターウエアが二つに分かれまして、セーター類とそれからスポーツシャツ、まあこんな概念でもってお考えになっていただきたいと思います。輸出比率が大体二〇%弱、輸入比率が昨年度におきまして二二%、このような状況でございます。
それから二番目にバーゲンの件でございますけれども、商品の中にはべーシックの商品、典型的な例が肌着あるいはセーター類、あるいはシャツ類でも、ベーシックなものがございます。これらはそれなりの安定的な売り方というものがございますけれども、その中におきましても色彩というものがどんどん変わっていく。言うなれば、ニットのアウターウエアというようなものは一種の生鮮食料品である。