1975-12-17 第76回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
さらに昭和二十八年から有機水銀剤セレサン石灰、ウスプルンの使用を奨励し、セレサン石灰は昭和四十三年、ウスプルンは昭和四十九年に使用を禁止した。これはもう当然御存じですから、間違いないですね。
さらに昭和二十八年から有機水銀剤セレサン石灰、ウスプルンの使用を奨励し、セレサン石灰は昭和四十三年、ウスプルンは昭和四十九年に使用を禁止した。これはもう当然御存じですから、間違いないですね。
そういう観点に立って土壌の殺菌やあるいは種子の消毒用のエチル水銀剤ですね、このセレサン石灰なるものについてどういうふうに一体これを考えられるのですか。一部の学者の方々、あるいはまあ私たちの場合もそうなんですが、フェニルは毒性が少ないということを主張されている向きが非常に多いのですね。酢酸フェニル水銀は確かに無機水銀に分解することがあるようです。
私は、そういうようなことからして、農家が秋に貯蔵するときに有機水銀剤を含んだ、食品には使えない防腐剤、これはセレサン石灰ですか、新ルベロン石灰25、こういうようなものを振りかけた、こういうふうにしておいて、それを市中に回してきた。こういうふうになると、回って店頭に出て初めてわかるのが食品なんです。それまでの間、だれもわからない。
これは農夫でございますが、六十歳の男でございますけれども、約十年くらい前からずっとセレサン石灰、これは有機水銀でございますが、そういうものをずっと使っております。たまには全身がひどくかぶれたこともございます。そういう人が十年くらいたちまして、だんだん全身がだるいと訴えてきた、あるいは非常に疲れやすいと訴えてきた、そこで肝臓機能検査をいたしますと、慢性肝炎といったような状態が認められます。
すなわち毒物としてのパラチオン、フッソール、フラトール、メタシストックス、EPN、セレサン石灰、PCP、ブラエスMなどでありまして、県北部海浜地帯、山形、秋田海岸に漂流するおそれもあるを申し添えて」発表しておるのでありますが、これについて厚生省はどういう指示を新潟県衛生部に与えたかという一点であります。
こういった意味で、あるいはまた山間部の冷水害を受ける地帯といったものは早期作を導入する、あるいはまたいもち病がよく発生してくる地帯というものにはセレサン石灰というものが非常に効果を発揮しだす、したがって、ここに肥料の増投が可能になるということで、いわゆる常襲災害地と称されるものの内容が、実は今日非常に変わってきたのじゃないか。
たとえば極端な例をいいますと、硫酸銅がいもちでなくなりまして二十八年のときには電信局の電池の硫酸銅までかっぱらったくらい足らなかったのが、今は硫酸銅にかわるセレサン——水銀剤ですが、そういったものが出ているわけです。ですから病虫害の害というものは今後ますます減ってくると思います。二十八年はまだそれほど進歩してない。農薬の種類は出てきたけれども、その手当が間に合わなかったという問題が一つある。
本年度は硫酸銅とセレサン石灰と、大体実態に応じて半々に使つておるような状態でありますので単価はそういうふうな意味で大体五割上げた、こういうふうな形になつておるわけであります。
○説明員(堀正侃君) 今セレサンとしてお話になつたのは、いわゆる総合名は水銀粉剤と申しまして、有機の水銀剤を石灰で薄めたもの、或いはベントナイト等で薄めたものでございます。これは昨年は粉の薬でありますが、初めて実際上の防除に登場して来たのでありまして、一昨年はただ各地の試験場で連絡して試験程度にしか使つていなかつたのであります。
次に、昨年セレサンの不足によりまして、私らも農村から再三セレサンの注文をされたのでありますが、十分に間に合わなかつた。昨年はまあ異常な病害でございましたから、いたし方もありませんが、このセレサンの製造等につきましても十分なる用意があるかどうかということをお尋ねしたいと思います。
九億二千八百万円、これが結局従来麦までやつたわけでありますが、農薬補助は「いもち」と二化めい虫に限定しよう、こういうことがあるわけでありますが、なお考え方といたしましては、慢性的な生産費補助というのはこの際やめて、新らしい農薬が現われますと新らしい防除方法がありますから、こういう新らしい農薬の出現に伴う新らしい防除技術を普及して行く、こういう経費を組みましようということで、ここに「いもち」におきまするセレサン
これにつきましては、かなりな程度今年度において特に農家のほうの要求も大きく、試験の成績も相当よかつたところのセレサン石灰というふうなものについて特に増強を内容的にして参りたい。こう考えておるわけであります。
これは去年から試験的にやらせ始めまして非常に成績がよかつたので、今年度非常に使用量の殖えましたセレサン石灰等分につきまして考えました場合に、セレサンを持たせるというふうなことが非常に大事なわけでございまして、必ずしもセレサン石灰まで行つておらなくても、セレサンの一定量の備蓄があれば、セレサン石灰に持つて行く場合には大して障害を生じない。
つい最近になりましてセレサン石灰が出るようになりまして、これはボルドー液に比べますと、その効果ははるかに高いものであります。めい虫に対しまするホリドールというような画期的なものがこの病原菌に対して出るかどうかということはたいへん問題でありまして、どうもそういう意味での見通しは立ちかねるのであります。
しかしいもちに対しては、依然として何十年来の銅製剤を使い、最近セレサン石灰というような新たな薬剤もできましたが、しかしきわめてこれも近代科学の面から見ますと、何か物足りないという感じを持つわけであります。
凍霜害を受けたところもございますが、北九州を初めとするその後の各地方にわたりました水害がございまして、水害のみならず、また異例ないもちの発生、二化めい虫の発生等の被害が目立ちまして、これらの悪条件にもかかわらず、八月十五日までにおきましては、東北地方にありましては保温折衷苗しろの普及を初めとする耕種改善、農家の努力、農業指導者の御奮闘等によりまして、また全国的には、発生をいたしましたいもちに対するセレサン
これらの悪条件にもかかわらず、東北地方におきましては保温折衷苗代の普及や早植の努力或いは耕種改善、こういうような各種の農家或いは農業技術者の指導によりまして、又全国的に発生をいたしました「いもち」病に対してはセレサン石灰、二化螟虫に対してはホリゾール等の使用など、かなり努力をされまして、病虫害の防除に相当程度効果を示したように思います。
そういうふうな現況でありまするがために、本年のセレサンの製造が間に合わない、そうして特殊農薬会社でありますから、セレサン製造のところには踵を接して三日も四日も泊り込みで、或いは又予約を十日も二十日も前に予約しておいても配給が受けられないというような非常に忙がしいような、各方面とも大早に雲霞を望むほどに薬品を入手することに専念しておつた実情であります。
それから確かに農薬につきましては、殊に水銀粉剤なんかにつきまして考えました場合、今年あたりセレサンで持つて曲れば、そう危険でないわけで、必ずしも製品に限らない、半製品でもこれを殖やすということならば、そういう形で持つべきことは考えるべきじやないか、こう考えております。その他実行の仕方につきましては、いろいろ問題もあると思います。
又セレサン石灰につきましては、これは薬害等は西日本の各県等で以て試験をやりました、昨年の試験でございますので、結果は、大体現在六倍乃至十一倍のものを奨励しておるわけです。