1986-05-08 第104回国会 参議院 商工委員会 第9号
この事故は、一九七九年三月のアメリカのスリーマイル島原発事故以来の大事故であり、ようやくその実態について明らかにされつつあるんでありますが、原子炉内での化学爆発と燃料棒の破損による大量の放射能漏れと見られております。政府は、今回のソ連の原発事故から、いかなる教訓をくみ取っていらっしゃるのか、まず伺いたい。
この事故は、一九七九年三月のアメリカのスリーマイル島原発事故以来の大事故であり、ようやくその実態について明らかにされつつあるんでありますが、原子炉内での化学爆発と燃料棒の破損による大量の放射能漏れと見られております。政府は、今回のソ連の原発事故から、いかなる教訓をくみ取っていらっしゃるのか、まず伺いたい。
これはマーキー米下院議員が五月三日に明らかにしたものでありますが、その上にまたNRC報告書によりますと、昨年は安全面で見る限り、米原子力発電産業にとって七九年のスリーマイル島原発事故以来最悪の年だったと述べているとともに、近く重大な事故が発生する可能性もあると示唆しているという報告でございます。このNRC報告は科学技術庁として御承知でしょうか。
○山原委員 スリーマイル島原発事故のときは、放射性沃素など人体に強い影響をもたらす放射性物質が余り環境に出なかったことが幸いしたことは確かだと言われています。しかし、今おっしゃったように、周辺住民の避難までに発展した重大事故のときでさえ百ミリレム・パー年ということで、今お答えになったとおりです。
これは新聞報道等によりますと、六年前の米国のスリーマイル島原発事故について、アメリカのエネルギー省が事故調査を委嘱をいたしましたEG&G社の報告書が公表され、そして日本の各紙ではそれを一斉に報道したわけでありますけれども、これによりますと事故発生二時間半後に炉心部の二〇%が、これまた極めて重大なことでありますけれども、その炉心部の金属がウラン燃料とともに溶融をしてしまったということであります。
この運転管理専門官というのは、スリーマイル島原発事故で、原発の安全管理を求める世論に押されて通産省が五十五年四月、ここにその写しがありますが、ここにいらっしゃる森山長官の名で、訓令で設置したものであります、ところが、この運転管理専門官は電気事業法や原子炉等規制法などを法的根拠にしていない、したがって、法律上の行政権限を持っていない、こういうことではないんでしょうか、まずお伺いします。
また、スリーマイル島原発事故も日本の今後の原子力発電の増設に大きな壁になることも明らかです。このような形であらわれているエネルギー危機は、日本だけでなく、とりわけアメリカを中心とした世界資本主義の危機のあらわれであると思います。 では、このエネルギー危機から脱出するにはどうしたらいいのか、それにはまずその原因ないし本質について明らかにしておく必要があると思います。
去る三月二十八日に発生したアメリカのスリーマイル島原発事故は、「原発は安全」という神話を根底から覆し、現在の軽水炉発電システムそのものの安全性について根本的な再検討の必要性を提起しました。特にわが国における原子力発電量はアメリカに次いで第二位、平地面積当たりの発電量はアメリカの十四・四倍で、世界の中でも群を抜いた原発過密国となっています。
イランの政変、スリーマイル島原発事故などによって、わが国のメジャー依存、アメリカ一辺倒のエネルギー政策は重大な破綻に直面しております。日本共産党は、国の経済主権を守り、エネルギーの自主的供給基盤を強めるために、石炭切り捨て政策に一貫して反対してまいりました。そして、保安の確保を第一とする国内炭の民主的復興を訴えてまいりました。今日、わが党のこの主張の正しさと先見性は一層明らかになってきております。
大平内閣は、スリーマイル島原発事故にかんがみて、わが国でも原発事故に備えて住民の避難対策などを総理府で取りまとめるように指示した、こういう報道がされておりますが、その後、この指示に基づいてどういう対策をとられ、あるいはこれをまとめてどういう対策を樹立していこうとするのか、この点の見通しをちょっと伺っておきます。
○工藤(晃)委員(共) 私は、スリーマイル島原発事故をめぐって、政府のこれからの政策問題を中心に伺います。 通産大臣は五時までということですから冒頭になりますが、スリーマイル島の原発事故から通産省としてどのような教訓を引き出しているかという問題についてまず伺いたいわけであります。
○板川委員 時間がありませんから先へ進みますが、通産省は、スリーマイル島原発事故の影響で、今後わが国の原発の開発が大変むずかしくなると思うのです。政府は、六十年原子力発電の開発目標を変更するという意思はありませんか。
時間の関係がありまして、次に、スリーマイル島原発事故と今後のわが国の安全対策についてお伺いをしたいと思います。 原子力安全委員会の内田委員は、過日、スリーマイル島原発事故調査のため訪米して帰国をされたようであります。帰国早々御苦労さまでありますが、調査の結果と、その原因は何であったか、どういう点にあったのか、感じたところを率直にまずお伺いをいたしたいと思います。
○藤原房雄君 午前中も同僚委員からいろいろお話がございましたが、私もこの規制法に入る前に、今回起きましたアメリカにおきまするスリーマイル島原発事故につきまして二、三の問題についてただしたいと思います。