1973-02-27 第71回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
片や大邸宅に住み、一方はそういうスラム街に住んで、寝返りをすれば赤ちゃんが圧死する、そういうときに、そういうスラム街解消に全力投球する、これも一年、二年のうちに解決するというような英断を、私はやってもらいたいのです。今度は成田ニュータウンのマンションに一向に人が入らない。りっぱな建物が立っておるけれども一向に人が入らない。
片や大邸宅に住み、一方はそういうスラム街に住んで、寝返りをすれば赤ちゃんが圧死する、そういうときに、そういうスラム街解消に全力投球する、これも一年、二年のうちに解決するというような英断を、私はやってもらいたいのです。今度は成田ニュータウンのマンションに一向に人が入らない。りっぱな建物が立っておるけれども一向に人が入らない。
スラム街解消なんです、美しい都市を求めているのです。したがって、住宅であろうと、店舗であろうと、どこであろうと、国民の目の前にあらわれるものは、どういう手法を使おうとも、一つのわけなんです。法律というものは、立案する場合に一番大事なのは精神なんです。役人というものは、国家公務員というものは、きまった法律をそのまま忠実に執行する義務があるわけです。
○小山国務大臣 このスラム街解消につきましては、一方において公営住宅をつくりましてそこに移ってもらうとか、あるいは生活補導の問題もありましょうし、地方の自治体と連絡をとってやらなきゃならぬ面も、たくさんあると思います。十分に連絡をとりまして、御趣旨に沿うような方策を立てたいと思います。
そこへ、広島市の福島町のスラム街解消で、豚を広島市内で飼っておりましたのを、朝鮮人の諸君が多いわけですが、これが建設省の方針——広島県知事が管轄している改良地区ですけれども、そこの方針で、知事のあっせんによりまして二千頭ほど豚をその地域で集団飼育をするようになりまして、合計四千頭であります−大体これは残飯で飼っているもんですから、人間の排出するふん尿の大体六倍から十倍ぐらいのふん尿を排出するわけであります
しかし、スラム街解消の名目で二千頭が加わってきたのだから、十倍ふんをすれば四万人分になるけれども、四万人の人がそこへこつ然として来てふん尿をたれ流しておるようなことになっている。そういうことで現実に損害を受けておるということから、だれに損害要求をすればよろしいか、法律関係はどうなるかということを、これは厚生省でも農林省でもいいです。
もう一つ、建設省にお聞きするのですが、つまり、スラム街解消都市改造事業で、建設大臣が相当の努力をいたしまして、福島町で相当の努力をされたと思うのです。私はそれは非常に大きな努力だったと思うのです。スラム街解消と着々やられて、一応形の上では進んでいるわけですね、都市改造が。そのやり方が、末端まで十分に最後の最後まで見届けなかったわけです。
私はその例を引きまして、東知事に、もしあなたがスラム街解消の意思があり、また、そういう政策を取り上げるならば、政府としてもそれに対して十分なる助成をしたいということを申しましたところ、東知事は非常に賛成されまして、自分の在任中に、ぜひスラム街の解消をしたいという、そういう約束をしておるわけであります。
そこで、自治省として、あなたの方では基幹都市建設計画構想というものを持っておられるのでありますが、かつてスラム街の対策として、あるいはその構想の中に、スラム街解消の構想を持っておられたかどうか、このことを一つ伺っておきたいと思います。