1973-06-27 第71回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第8号
十條製紙の八代工場は、昭和三十三年度から昭和四十一年度までの九年間に、いわゆる抄紙工程におきまして、カビの発生を防止するためのスライムコントロール剤という形で燐酸エチル水銀を使用いたしておりました。この使用総量が一・七四トンでございます。
十條製紙の八代工場は、昭和三十三年度から昭和四十一年度までの九年間に、いわゆる抄紙工程におきまして、カビの発生を防止するためのスライムコントロール剤という形で燐酸エチル水銀を使用いたしておりました。この使用総量が一・七四トンでございます。
それから、以前にちょっと問題になりました製紙工場で水銀を使ったという点があったわけでございますが、これは紙パルプを製造する際にスライムコントロール剤といたしまして、たとえば有機すず剤であるとか有機窒素、硫黄化合物等が使われるわけでございますが、一時有機水銀剤が昭和三十三年ごろから四十二年ごろまで使われた例がございます。