1991-09-24 第121回国会 参議院 厚生委員会 第7号
○粟森喬君 今回、一部負担について衆議院で修正をされて、消費者物価にスライドをすることになったわけでございますが、急激な物価上昇の場合にはスライド制そのものの発動を見合わせるべきではないかと考えますが、見解を求めます。
○粟森喬君 今回、一部負担について衆議院で修正をされて、消費者物価にスライドをすることになったわけでございますが、急激な物価上昇の場合にはスライド制そのものの発動を見合わせるべきではないかと考えますが、見解を求めます。
○長橋政府委員 スライド制そのものについては調査をいたしませんでしたけれども、支給された退職一時金については、実支給額を調査しておりますので、したがいまして、一時金でもらったような場合には、すべてその中に入ってきているということでございますし、さらには年金の場合においては、年金現価をその中に取り込んで記入してくださいという調査方法をとっておりますので、したがって、支給の水準として出てきました退職金総額
そうすればスライド制そのものは一応充実するということはいえるかもしれませんが、しかし賃金水準が二〇%をこえて変動しない限りスライドは行なわない、こういうふうになっているのでしょう。これでは現在のような賃金や物価の上昇の激しいときには追いついていけない。二〇%の幅はあまりにも高過ぎるので、これを小さくするなりスライド制について改善するつもりはないか、こういう質問です。どうですか。
このスライド制そのものを明文をもって制度化するかどうかという点でございますが、これは私どもも基本的には制度化すべきものであるという考え方を持っております。
というふうに書いてございますが、これはスライド制そのものを意味しているわけではないわけでございます。スライドというのは、自動的に、たとえば物価が五%上がる、五%以上上がった場合には年金はこういうふうに変わるというのがスライド制でございます。そこで、今般の場合にも、物価、賃金、生活費が上がっておりますので、予算上の措置をとって年金額の改定はやっているわけでございます。
で、今年度の改定につきましては、ただいまも御説明いたしましたような経緯がございまして、国共済の審議会からは、消費者物価のスライド制を導入しようという考え方については意見が分かれたという御答申をいただきまして、消費者物価スライド制そのものに対する考え方についてもいろいろな意見があったと、それからその他の考え方についてもまた違った意見があって、当審議会としてはそのいずれをとるべきかということについては意見
賃金の自動スライド制そのものにつきましてはいろいろとまだ御議論がございます。退職者の年金の額を現職者の給与に合わせまして全く自動的に引き上げることが適当かどうかという問題につきましては、各方面にもいろいろ御議論のあるところでございます。
審議会は答申で、たとえば最低保障額の問題や遺族年金の受給資格要件の緩和とか、そういうようなものは適切だけれども、あとの措置、恩給法上のはね返り分については必ずしも適切でないという考え方を明らかにし、また、スライド制そのものももっと検討を必要とするのじゃないかという指摘をされている。それに対しては、事務当局としてはどういうような考え方でその答申を受けとめられておるのか。
○平川政府委員 それでは、時間もかかりますけれども、簡単に申し上げますが、大体欧米の先進国をとりますが、まず、イギリスにおきましては、これはスライド制そのものが確立しておりません。政策的な配慮でそのつどそのつどやっておる。結果として見ますと、何を基準にしてやるかといいますと、主として物価を基準にしておるようでございまして、スライド制はそういう意味において確立しておりません。
○平川政府委員 先生の御質問は、スライド制を何年くらいから導入しておるかという御質問でありますが、実はスライド制そのものがどういうものであるかという……
○斎藤国務大臣 スライド制を四十八年度から実施するかどうかということに対しましては、私は結論から言いますと、四十八年度からスライド制そのものを実施させるということは困難であろう、かように考えます。
そこまで来ておるわけですから、いまお話しになった民間給与、これを基準にしているのですから、民間給与というのを基準にして、ずんずん比較していけば、民間給与を基準にして国家公務員の給与がきまっておるのだから、したがって結果論から言うならば、国家公務員の給与を基準にして退職者年金をきめるというスライド制そのものは、これは一番筋が通ると私は思うのです。
したがって、これは必ずしも通常いわれておるスライド制そのものが全部にかぶっているという表現ではないと思いますが、それに加えまして、今回の恩給改定の措置は、先ほど来お話ししましたようなことでやっておりますが、これは私どもとしてはスライド制を採用したというぐあいには考えておりません。たまたま今回の改定にそういうやり方をやったということでございますから、スライド制の導入とは考えてないわけです。
○石田(宥)委員 スライド制そのものをとるということではございますまいけれども、少なくとも生産者米価を上げれば、消費者米価も上げる。ことし上げられれば三年連続になりますね。昭和三十二年からは五年間消費者米価は据え置きであった。その後三年間は消費者米価は据え置きであった。今度はことし上げれば三年連続米価の値上げになるわけです。
この調整規定を設けたことは前進したことは認めますけれども、スライド制そのものについてやはり検討する段階であるということについて、どのようなお考えを持っておられるか、この点聞いておきたいと思います。
これは、私も先般来お答え申し上げておりますとおり、スライド制そのものについては私も賛成なんでございます。ただ問題は、いろいろ他の制度との関係のことも考え、それも一つ見ながらということでございまして、非常な熱意を持っておりますから、なお一そう前向きでひとつ検討してまいりたい、かように考えております。
私どもといたしましても、先ほど来御答弁申し上げているように、スライド制そのものについては好ましい、これはそういうふうにあるべきものだという考えは同じだと思っております。ただ、先ほど来申し上げたように、いろいろの事情で今回は採用し得なかった。しかし、そう遠からぬうちにひとつ検討してこれをとっていきたい、こういう考えであることも明らかにしたとおりであります。
スライド制そのものについては、私どもも、一つの考え方でございまして、尊重すべきものと考えております。この改正につきましては間に合わなかったと言いましょうか、なお十分検討いたしたいという幅のある考え方で御審議を願っておるわけでございます。
はきめておりませんが、できないと思いますが、いまからできないと申し上げましては非常に——できない点もあるかと思いますが、できるだけ勉強させていただきまして、当面の問題点につきましては、少なくとも問題点を整理するというふうに進めてまいりまして……(受田委員「いつまで」と呼ぶ)問題点が多々ありますので、全部のことはできませんが、いま当面のスライド制の問題、そういう問題についての各省の考え方を整理いたしまして、スライド制そのもの
その給與を決定する條件の変化によりまして、俸給表に定める給與を百分の五以上増減する必要が生じた場合は、その報告に合せまして、これを國会及び内閣に適当な勧告をしなければならないということになつておりまして、これはいわば一種のスライド・システムの思想を採用したものとも考えられるのでありますが、機械的にスライド制そのものをとつているものとは考えておりません。