1981-04-21 第94回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
最初に確認をしておきたいんですが、昭和五十四年の九月の十五日にスモン患者、それから厚生大臣、製薬三社の間で確認書が調印をされて、スモン問題解決へ大きく動き出したのでありました。本年三月末現在、四千六百十九人が和解をしております。確認書では、投薬証明のない患者も当然のこととして差別しない、平等に取り扱われるとされております。
最初に確認をしておきたいんですが、昭和五十四年の九月の十五日にスモン患者、それから厚生大臣、製薬三社の間で確認書が調印をされて、スモン問題解決へ大きく動き出したのでありました。本年三月末現在、四千六百十九人が和解をしております。確認書では、投薬証明のない患者も当然のこととして差別しない、平等に取り扱われるとされております。
○政府委員(山崎圭君) 基本的には国も製薬会社と相被告の立場にあるわけでございますが、とりわけていまの既判決の問題もございますが、投薬証明のない問題ということが現在のスモン問題解決のための積み残された大きな課題であると存じております。そういうことで、実は東京地方裁判所で先般三月七日のことでございましたが……
○野呂国務大臣 従来のスモン問題解決の基本方針としては、いわゆる提訴されて和解がそこに生まれる、それによって問題の解決を図ってきたというような過去の経緯、そして基本方針のもとに進めてまいっておりますから、裁判にかけてやったものでなければその対象ではないのだ、政府はそれは放置しておけばいいのだ、そういうことではございませんので、いままでの経緯、そして基本方針の、さしあたって和解が成立したものから速やかに
したがって、田辺製薬がまだ和解の調印をするという段階には至っていないわけでございますけれども、もしもこの和解が成立いたしますと被告側の足並みがそろうわけでございますから、恒久対策についてある程度具体的な進展が期待できるという状況になるんではないか、これがまず一つ、私どもとしては、スモン問題解決について田辺が和解に加わるということ以上に問題解決にもう一つ大きなプラスになってくる点であろうというふうに思