1981-11-26 第95回国会 参議院 商工委員会 第5号
、六十年度はタイトになるだろうというのは、いままでまあ御承知のとおりオーストラリアあたりは百万トン体制が近いうちにできるというようなことを言っていろいろやっていたんですが、これはさっきのような事情でだんだんドロップするようなことになりますから、恐らく五十万トン以下になってしまうとかそういうようなことになりますと、やはり世界的にタイトになるということと、もう一つは、いまは世界じゅうのアルミニウムのスメルター
、六十年度はタイトになるだろうというのは、いままでまあ御承知のとおりオーストラリアあたりは百万トン体制が近いうちにできるというようなことを言っていろいろやっていたんですが、これはさっきのような事情でだんだんドロップするようなことになりますから、恐らく五十万トン以下になってしまうとかそういうようなことになりますと、やはり世界的にタイトになるということと、もう一つは、いまは世界じゅうのアルミニウムのスメルター
他方、亜鉛につきましては、消費の回復が銅ほどはかばかしくないために、在庫はぐずついておると申しますか、横ばい的な状況が続いておりますが、しかし、スメルター在庫で見ますと、かなり減少の傾向が見えるわけでございます。国内的にもあるいは世界全体的にもその最悪時期は脱しまして、次第に需給は好転に向かいつつある、こういうふうに考えておるわけであります。
○天谷説明員 いわゆる関税見合い分、鉱石を輸入する場合には関税を負担いたしませんので、その関税見合い分を、今度は国内の鉱山から鉱石を買うスメルター、製錬業者が、銅で申しますならば十三万九千円払う、こういうことになっております。
ですから、私が一番心配しておるのは、一社一山のような中小企業は会社がなくなるから何とかがんばるけれども、どうもスメルターの中で比較的コストの高い方からずっとつぶされていっておる。それで全体の鉱山の閉山が多くなっておるわけですよ。それは国内の鉱山の保護にならない。 もう私は時間がないから言いませんけれども、第一、関税がそういうようになっていないのですよ。
したがいまして銅が八十万円で市販されているうち、いわゆる日本のスメルターといいますか製練所に落ちた加工賃は五ないし六万円であるということでございます。
スメルターの中で多くの鉱山をつぶしていったわけですよ。ですから私は、それが問題じゃないかと思うのですね。それは企業として企業内で維持していこうといえばできないことはなかったじゃないかという議論もあるけれども、実際外国から買ってくるほうが安ければ高い鉱山を維持する必要がないというので、御存じのように第二会社に落としたり、閉山をした。しかも、由緒ある鉱山がつぶれていったわけです。
私は若干のスメルターの会社にその話をしましたら、とにかく今日のように貿易の上で日本のウエートが高いときには、むしろ日本の制度というものをやはり国際的に承認をしてもらうべきである、それが可能である、こういう意見すら出ておるわけですよ。ですから、よそ待ちをしないで、日本の鉱山並びに日本の鉱産物の安定のためにこういう制度を設けたい。
それから一つは、国内で製錬する場合に、製錬費がドル建てに計算されているということからくるスメルターへの影響もございましょう。それからもう一つは、国内鉱山がそれだけコスト面での海外との比較で影響を受けるという面もございましょう。いずれにしましても、そういった点をとらえまして、具体的な対策を今後考えていかなければならないと思っています。
したがいまして・いま御答弁申し上げましたような線に沿って、関税あるいはスメルター方式、いろいろなものを考慮いたしまして、ともかく国内鉱山を健全に育成する方向に努力したいと思います。
○中曽根国務大臣 いまのスメルターが有利になっているということは間違いないと思います。しかしスメルターはこれを国内鉱山の助成に使用しているということもございます。
それはトレイル・スメルター事件と言われるものでありますが、その事件の内容を先ず申上げますというと、亜硫酸ガスのもたらした空気汚染によつて、二国間の損害賠償請求事件として提起されたものでありまして、国際法上の問題として、空気汚染事件としては恐らくこれが最初のものであります。