1986-02-26 第104回国会 参議院 予算委員会 第5号
三番目には、先般レーガン大統領が予算教書の中で、財務長官に対して来年の適当な時期に国際通貨会議を招集するように指示したという点が明らかになっておりますが、恐らくアメリカが意図しているものは、あのニクソン政権下でスミソニアン調整というものをやりましたが、あれから既に十五年を経過いたしまして、この間に主要国の経済力格差が非常に大きくなっておりますので、その今各国が持っております基礎的条件を加味した上で第二次
三番目には、先般レーガン大統領が予算教書の中で、財務長官に対して来年の適当な時期に国際通貨会議を招集するように指示したという点が明らかになっておりますが、恐らくアメリカが意図しているものは、あのニクソン政権下でスミソニアン調整というものをやりましたが、あれから既に十五年を経過いたしまして、この間に主要国の経済力格差が非常に大きくなっておりますので、その今各国が持っております基礎的条件を加味した上で第二次
○左近政府委員 いま御指摘がございましたように前回、スミソニアン調整と申し上げておきますが、いわゆるスミソニアン調整のときと今回の円高のときとの比較でございますが、円の切り上げ率が前回は一六・九%だったと言われておりますが、今回は、最も高くなりました昨年の十月末で比べますと、これは五十二年の九月対比でございますが、五一%、五〇%台、その後若干緩和いたしましたが、そういう事態になったということで、円高
そこで一つ御見解をお聞きしたいわけでありますが、スミソニアン調整におきまして一九七一年には三百六十円が三百八円になった。これは固定相場制でございますけれども、切り上げ率が一六・八八%。ところが、今年の一月には一ドル二百九十二円というふうなものが、いまの時点で二百四十二円ですか、二百四十五円としても切り上げ率が一九%、こういうふうなことであります。
これは昭和四十六年十二月のスミソニアン調整の際の円切り上げ後七カ月間に続いて下落しておったのであります。
○中村(重)委員 私も、今度のアメリカのドル切り下げ、それから日本の変動相場制移行ということが、スミソニアン調整のような形で進められなかったということは承知をしているわけです。しかし、日本の変動相場制というものがいつまでもそのままであるということはあり得ないでしょう。
○中村(重)委員 大蔵大臣、お答えになったんだと思うのでありますけれども、円の変動相場制から切り上げという形に進めていくには、日本単独でもあり得るということを言われたように伺っているわけですけれども、でき得るならば、単独であることよりも、平価調整という、スミソニアン調整のときのような形のものを望んでおられるのではないか、こう思うわけです。そのいずれを日本政府としては望んでおられるのか。