1961-03-01 第38回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
ただ内地の卸売価格と輸出とがさほど開きがないと思われるのがわずか綿製品あるいは人絹、スフ製品でございます。一体これでもってはたしてよろしいのか。さなきだにガットの方からはチーブ・レーバー、レーバー・ダンピングだ、こう言われている。アメリカの日本製品排斥の運動の理由を先ほどあなたはおっしゃいましたけれども、一つ忘れたことがあるじゃございませんか。
ただ内地の卸売価格と輸出とがさほど開きがないと思われるのがわずか綿製品あるいは人絹、スフ製品でございます。一体これでもってはたしてよろしいのか。さなきだにガットの方からはチーブ・レーバー、レーバー・ダンピングだ、こう言われている。アメリカの日本製品排斥の運動の理由を先ほどあなたはおっしゃいましたけれども、一つ忘れたことがあるじゃございませんか。
もちろん、過剰設備の算定等につきましては、いろいろ将来の綿スフ製品の需給の問題等を考えまして、第出する必要があるわけでございまするが、とりあえず、われわれは、現在の状況から将来を考えました場合に、少くとも四万台程度のものは将来においても過剰設備となるのじゃなかろうか、かように考えているわけでございます。
だからスフ製品はどんどんふえた。ついでのことにスフ繊維が伸びたらスフ綿が売れるだろうから、スフ綿を作ろうというわけでスフ綿の競争をやった。今繊維局長がおっしゃった通りなんです。だから政府が予定していた以後はもうこれ以上要らぬからやるのを削ったら、とたんに足らぬようになって、輸入しなければならぬようになった。
そういうふうに事態は動くと思いますので、今長谷川先生が御指摘になつたのとほとんど同じ効果が、この輸入パルプの人絹あるいはスフ製品の輸出に対するリンク制というものの実施によりまして、実現し得るのではないかというふうに考えておるわけであります。
換えれば、大商社のほうでは漸次その期待と申しますか、必要性が軽減、小さくなつておるのではないかという点は、そういう傾向もこれはないではないかと存じまするけれども、現に海外の事情につきましても、調査の依頼の項目としましても、日本貿易協会方面からこの海外市場調査会に対しまして、東南アジア、アフリカ向けの綿糸布の値段についての調査の問題がございましたり、或いは綿スフ関係の検査協会のほうからも、塩基本染スフ製品
この人絹、スフ製品等につきましても、糸の売行はやや不活澄でありまして、特に重要市場であるインドにおける輸入許可等と関連いたしまして、必ずしも期待通りには参りませんでした。
○門脇委員 ただいまの御意見、大体綿製品、スフ製品の一部は、二重価格制でもそれは実行できますが、それ以外の絹、人絹、毛織関係に二重価格制をとるのは、こつけいだということに同感のようでありますから、私どもも非常に力強く考えます。
これはできることで、ここで試案を出して考えて行かなければならぬと思うのでありまするが、綿製品、スフ製品のごとく、まだ公定価格が実行されておる商品のそれぞれの段階のマージンをふやして、卸は卸段階のマージン、小売は小売段階のマージンをふやして、今後そういつたようなものの公定価格の維持というものが、そう長いことはないので、それが続く間だけ、たとい損失の九牛の一毛であつてもマージンの是正によつてそれを彌縫したいと
それであるから綿織物、スフ製品というものは廃止しても、絹織物、毛織物の高級的なものに対してはこれはもう少し考えて、その財源を所得税の軽減に宛ててほしい。そうして、我々の考え方から言えば、それによつて国民生活の有効需要の喚起に幾らかでも寄与してほしいということであります。