1957-04-30 第26回国会 衆議院 決算委員会 第31号
○淡谷委員 具体的にどれだけ出たかはわかりませんが、このごろを契機としてまたスチール工業関係の融資が行われたことは事実なんですね。
○淡谷委員 具体的にどれだけ出たかはわかりませんが、このごろを契機としてまたスチール工業関係の融資が行われたことは事実なんですね。
○渡部証人 まず大口はスチール工業関係、そしてあとは株式会社大昌関係、それから東一物産関係、この三つで、それ以外の内訳については、今秋は正確に記憶しておりません。
結局これは検察庁の調べでありますが、われわれの検査でも、いろいろの関係から、名義は別として事実上スチール工業関係の扱いになっておる実態であろうというものが相当の金額に達しておる。こういうことであります。
○東條政府委員 スチール工業関係の貸し出しは、実は表面的な名義はいろいろでありまするけれども、実態的にはスチール工業という会社が中心になりまして、実体的にはスチール工業というものが動きまして、いろいろと各方面からいわゆる導入預金をあっせんをいたしまして、第一相互にこの預金が受け入れられるわけであります。
それからもう一つスチール工業関係で、名義人会社が七、八十ありまして、そして雪だるま式に太ったのは事実ですから、三十年十二月の三回にわたる福岡の組合からの預金について、この関係についての下のあっせん屋と関係があるかどうかという点、つきつめれば、この三十年十二月に福岡からの一億円の貸付先がどうなっておるか、そこを調べてもらえばいいのですから、その点を一つ調査して午後報告してもらいたい。
検査当時に、スチール工業関係への貸し出しが相当多額に上っていることが判明をいたしましたので、担保関係から見ましても十分ではございませんので、検査の途中におきましても、もちろん検査の結果によってでございますが、このスチール関係の新たなる貸し増しということは、これは極力控えるように指示いたしましたわけであります。