2012-06-14 第180回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
パリに参りますとコメディ・フランセーズやオペラ座、あるいはミラノに行きますとスカラ座、ニューヨークに行くといわゆるMET、メトロポリタン歌劇場、アムステルダムに行きますとコンセルトヘボウ、まさにその国の代表する劇場、音楽堂というのがきちっと固有名詞でまさに世界中に知られていると。そして、そのことを目掛けて世界中から観光の拠点として人が集まってくると。
パリに参りますとコメディ・フランセーズやオペラ座、あるいはミラノに行きますとスカラ座、ニューヨークに行くといわゆるMET、メトロポリタン歌劇場、アムステルダムに行きますとコンセルトヘボウ、まさにその国の代表する劇場、音楽堂というのがきちっと固有名詞でまさに世界中に知られていると。そして、そのことを目掛けて世界中から観光の拠点として人が集まってくると。
きょうは重ねてお伺いしたいんですけれども、例えばいわゆる劇場に対するさまざまな補助の点に関しまして、例えばイタリアのミラノのスカラ座でございましたら、いろんな公演をする場合九五%いわゆる国家が補助をしている。フランスのオペラ座でも七五%国家が補助をしている、全公演に対しまして。それだけやはり文化を育てていこうという土壌があるわけですね。これ日本はどうなっていますか。
その場合に、何だ日本はお金持ちであるくせに今ごろこんなのを建てたのか、昔のスカラ座にもかなわぬじゃないかと、こういうことを言われるのはまことにお恥ずかしい次第だと、そういうことなんで、いや、これはまず建てたんだぐらいのつもりで、将来はもっと立派なものを建てますというぐらいのおつもりで、文化庁自体がそういうようにお考えになっておいていただきたいと、こう思います。
今ちなみに、私どもが関係しました一九八一年のスカラ座の日本公演の料金表を持参いたしましたので、もしこれを、今伝えられる二国でやりますとどういうことになるかという私が試算をした表がありますので、ちょっと目を通していただきたいと思います。 これはスカラ座が引っ越し公演、四百九十名日本に参りまして、二十回のグランドオペラの公演をやったその一部資料でございます。
また、ミラノ・スカラ座のバジーニ総裁、彼も日本に参りましたときに文化庁を訪問されて、キャパシティーの問題について、芸術的な側面から言うならば千六百の席ではアイーダは公演できませんと明言をされていると思いますよ。千六百ではグランドオペラはできませんという記録が残っております。今、パリのオペラ座も、年間九百八十億の国庫補助をいただきながら、なおかつ新しいオペラ座を二千七百でつくろうとしている。
○大久保委員 大臣も御承知だと思いますけれども、私も二十数年前から、ソ連のノボシビルスク・バレエ団の招聘を初め、ベルギーの二十世紀バレエ団、パリのオペラ座、イギリスのロイヤルバレエ等々、またオペラにつきましてはミュンヘンのミュンヘン・オペラ、それからウィーンのシュタツオーパ、一昨年でございますか、ミラノのスカラ座日本公演の実現に、私もある音楽団体の関係者としていろいろ手がけた立場で、今大臣も御指摘になったように
このように思いますので、いい例といたしましては、イタリーのスカラ座の運営方法、これを大いに参考にする、それがいいのではないかと思います。つまり歌舞伎の国有化、俳優や演出も一切含めて強力な国営化というものを主張しなければ、歌舞伎の今後の存続というものはおぼつかないというように考えます。
○内藤誉三郎君 次に、菅原先生にお尋ねしたいのですが、いまのお話のように、大体私もやはり一芸能というものは一舞台だろうと、やはりそれに相応した舞台というものができるわけでございますので、フランスのオペラ座は大体バレーとかオペラが中心じゃないか、それからイタリーのミラノのスカラ座はオペラが中心だと思うのですが、こういう観点から見ますと、これから現代芸能をやる場合には、いま、とりあえず国立劇場というのは
○内藤誉三郎君 郡司先生にお尋ねしたいと思いますが、先ほど一芸能一劇場、たいへんいいことをおっしゃったわけですが、こういう観点から見ますと、ミラノにあるスカラ座あるいはパリにあるオペラ座ですね、こういうところは大体オペラなりバレーが中心にできておると思うのですが、この点どういうふうにお考えでございますか。
私は、こういうことは解決し得る問題で、またテレビの営業に影響を与えないで解決する方法もあるのですし、最近は広告というものも、スカラ座などで見ますと、非常に進歩いたしまして、楽しみながら啓蒙される、商品学について知識を得るということも可能ですから、もう少しそういう卑近な問題を考えてもらいたい、こう要望いたしましたら、三大臣とも、賛成だから即刻適切な対策を講じようということでした。
スカラ座ですか、たまに家内と一諸に参りまして、合い間の広告はまことに優秀で、下のむすこは、建築の卵ですけれども、むすこも感心して、こんなすばらしいデザイナーがおるといって、勉強の刺激になったようなことです。ですから、そういうことも幕間にできるのですから、ひとつよろしく御実行のほどをお願いいたします。
広告というものはそういうものであるべきで、最近スカラ座などで幕間にやっております広告は、広告というより芸術品を見ているような思いがして、まことに楽しいもので、広告によって商品に関する知識を啓蒙していただくならば、それはいいことだと思います。したがいまして、広告の方法に間違いがあるわけであります。第一、ああいうやり方では売れないと思うのですがね。あれで買うでしょうか。
それはとにかくといたしまして、最近スカラ座などに参りますと、幕間の広告は非常に美しくなっております。世界的の水準です。しかるに、テレビは大衆をばかにしているのでしょうか、また、ばかにされて買うようなばかな国民が多いためだとすれば、互いに嘆かわしいきわみですが、もう度を過ぎているわけです。
それから、警察もほんとうにやるつもりならやれると思うのですが、ここにおられる皆さんでも経験されるでしょうが、たとえば日比谷劇場付近に、スカラ座なんかのあの辺に、ひけどきに行ってごらんなさい。駐車してはならぬという看板を向こう側へ向けてしまって、暴力的白タクがずっとやってきます。毎晩です。どこにも一向に警察が一人いるわけじゃない。やみくもに乗せられて行っておりますが、それがあとを断たない。
あるいは、国家が与えなければ、これは都とか市とかいうものが、たとえばミラノ市などでは、例のスカラ座、世界一のオペラ座でありますが、やはり莫大な援助を出しておる。もちろん、国家も出しております。そういうことによって文化を尊重し、育成していくのが、これが国家のとるべき文化の政策である。
たとえばオペラといいますと、イタリアのミラノのスカラ座、ニユーヨークのメトロポリタンがすぐ話に出ますが、スカラ座では税はとつておりません。もちろんこれは国家が援助してやつております。中でコーヒーを飲んだり、酒を飲んだりいたしますと、たいへん高い税をとられます。たとえばオぺラ・ハウス以外で一ぱい飲むコーヒーが十円としますと、オペラ・ハウスの中では二十円とられる。