2014-02-14 第186回国会 衆議院 予算委員会 第8号
これは財務省が調査を行ったわけでありますが、大蔵省の柏木財務官とジューリック米財務省特別補佐官の間の了解文書というのが、財務省の中では発見できなかったけれども、アメリカにあった文書をもって、これは事実であるというふうに財務省が認定をされました。 この了解文書では、沖縄返還時の日本政府の負担が四億五千万ドルとしているわけですが、公表された、あるいは国会で議論された金額は三億二千万ドル。
これは財務省が調査を行ったわけでありますが、大蔵省の柏木財務官とジューリック米財務省特別補佐官の間の了解文書というのが、財務省の中では発見できなかったけれども、アメリカにあった文書をもって、これは事実であるというふうに財務省が認定をされました。 この了解文書では、沖縄返還時の日本政府の負担が四億五千万ドルとしているわけですが、公表された、あるいは国会で議論された金額は三億二千万ドル。
他方、無利子預金については、米側当局の協力を得て調査を進めた結果、柏木・ジューリック文書の記述におおむね見合う金額、沖縄返還時の通貨交換の額、一億三百四十七万ドルについて無利子で運用されていた事実が確認をされたところです。
○佐々木(憲)委員 今ありました柏木・ジューリック文書というのが、一九六九年十二月のものですが、お手元の配付資料にあります。これは、菅大臣の談話では、最終的な秘められた約束に至る日米間の交渉の出発点になったと考えられるとされている文書ですね。 例えばこの中に、「基地移転費用と返還に伴う費用—二億ドル」、これは二ページ目ですけれども、こういう記述がありまして、この中でこう書いているんですね。
以上が、沖縄に関する私が関与したいわゆる密約の全貌でございますが、ちょっと申し上げておかなきゃならぬのは、同じ大蔵省でありながら、私たちは柏木財務官とは話し合いはなく、いわゆる有名な柏木・ジューリック会談の中身についても、外務省の方を経由して内容を聞いておったわけでございます。
ここから密約は始まるんですけれども、やはり根幹をなすものは柏木・ジューリック合意議事録です。 柏木・ジューリック合意議事録というのは、はっきり言えば、アメリカにおいては徹底的に解明されておりますし、私は、その点で、財務省が今度行いました調査というのは、外務省の調査よりもちょっとグレードが高いと思います。
この件は、外務省の四項目にわたる核疑惑を含めた問題と、その四項目めに沖縄返還に伴う財政的な問題もありまして、財務省、当時の担当者であった柏木さんという方と向こうのジューリックという方のサインのある文書がアメリカの公文書館に保管されていたということもあり、また、今御指摘のように、アメリカの連邦銀行に、財務省と日銀に分かれてはおりますけれども、合わせて約一億ドルの無利子預金が二十七年間にわたって預けられていた
あの見付かった文書には、当時のジューリック財務長官が大蔵省の柏木雄介財務官と会談したと明記されているんですね。それでも、密約をまず認めないということは、公文書館の存在価値を否定することになると思いませんか。
〔委員長退席、理事鹿熊安正君着席〕 そして、六九年一月十九、二十日に開かれた首脳会談直前にこのことが合意されて、十一月十二日に福田大蔵大臣が米側に口頭で同意を指示し、十二月二日付で当時大蔵省の財務官だった柏木雄介氏とケネディ米財務長官の特別補佐官だったジューリック氏が互いに頭文字でサインしているんですよ。数ページ連続してサインしていますよ、ちゃんとYKと読める。
○加藤(清二)委員 私は、このジューリックさんに会いました。一時間半というのが三時間半になりました。最初に聞きました。インジュリーがありますか、市場攪乱の例がありますかと言ったら、ありませんと答えられた。なければ法律違反になる、条約違反になるのです。それをなぜ含めなければならないのか。日本に不利になることを、条約を踏みにじってまでもなぜしなければならないのか。
ただいま先生のおっしゃいましたジューリック云々の御指摘でございますけれども、ただいまガットの場で、繊維の国際的な貿易あるいは各国の繊維産業の実態を勉強しよう、そのためにガットの場に一つのワーキングパーティーを置こうというような動きがございます。
この記事でございますが、「米国資産の引継ぎ交渉は、柏木大蔵省財務官とジューリック国務省特別補佐官との間で進められ、琉球電力、琉球水道、琉球開発金融の三公社、琉球政府庁舎などの行政用建築物、基地外の道路など四種類の民生用資産を有償で引継ぐことは、早くから合意していた。
「対米支払いについては、さきの柏木大蔵省財務官とジューリック国務省特別補佐官の間で、三億ドルとすることで一応の合意をみたが」、——ここまで。
しかしジューリックとの事前打ち合わせ、それもことばがいかぬとおっしゃるなら何でもいいのです。事前座談会でもいいのです。事前に組み伏せられたでもいいのです。ついに組み伏せられたことだけは事実なんだから。何法の何条によって、協定を結ばなければ別なペナルティーといいましょうか、罰則といいましょうか、つけると言ったのですか。
そして、言うなればジューリック氏はケネディ特使のアシスタント、こう理解していただければいいと思います。事務当局ということでございましょう。そういう意味で接触はいたしましたが、協定に至る交渉はケネディ特使と行なった、こういうことでございます。
次に、私は、あなたが期待をかけられていたにもかかわらず、結果からいえばジューリックという人についつい降参してしまった、これに非常な疑問を持つものでございまするが、ジューリックとは、あれは軍人ですか、それとも、あの人は肩書きは何ですか。
それからもう一人は、同顧問として発令をせられておる大統領特命大使顧問のジューリック氏という二人に交渉妥結権はしぼられておる、こういうことでございます。
ジューリックとかケネディとかいう御人がはるばる飛んで来たわけでありますが、一体このアメリカ代表と称する人たちは、どういう資格で繊維交渉に乗り込んできたのか、その点をまず明らかにしていただきたい。
ジューリック、ケネディなりが参りましてあなたを脅迫したという話、対敵通商法を適用するぞという話だ。そこでお尋ねする。対敵通商法によって一九七〇年度を基準に三%の伸び率にするとかいうお話のようでございますが、大臣さん、対敵通商法の何がそんなにこわいのです。 質問の第一番、対敵通商法を日本だけに適用するのですか。その場合に安保はどうなるのですか、ドルのかさはどうなるのですか。
しかしながら、このケネディさんにしてもジューリックさんにしても、これはあくまで代理なんです。こういう人と接触を保たれることについて、いなやは言いませんけれども、少なくとも本件は、日本の国会は反対をしていることなんです。日本の国会決議である。業界の意向にもこれまた反対のことをやろうとしていらっしゃる。重大なる案件なんです。したがって、これは後々政治問題が惹起すると思います。
その後アメリカでは外交ルートを遮断して、繊維に関しては一切ケネディ大統領特使とジューリック顧問をしてこの折衝の衝に当たらしめるという公式な報告がございますので、ジューリック氏もしくはケネディ氏ということが当面考えられます。
ただ、ジューリック特使が来て、あなたは何者であるかと言うと、大統領特使であると。あなたの案はと言うと、もうすでに提案をしてございますということで、向こうからもらうと悪いから、二通りの案がありましたから、このうちのどれかと言いますと、それだと、こう言ったから、みんな読んで間違いないか確認してくれと言ったら、これに間違いないと。
ジューリック氏と私が話をしておるというのは、アメリカの考え方をたださなければならない。これは、政府間交渉をやりますということは、政府間交渉に切りかえますという両国政府の合意があって、その後交渉を始めて内容を詰めるならば、これは交渉になりますが、いまはまだ政府間交渉に切りかえるという、こちらの政府の合意は見ておりません。
○国務大臣(田中角榮君) ケネディ特使はまだアメリカにおりますが、ジューリック特使がきのう参ったわけでございますが、私は接触をいたしません。この問題に対しては、通産省事務当局で何らか接触をしておると思います。まだ報告を受けておりませんが、この委員会が終了するころには、私もひとつジューリック氏に会って聞いてみようかなという気持ちもあります。