2021-06-01 第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
○伊波洋一君 次に、環境監視等委のジュゴン保全担当三名が、三名なんですね、防衛省に断りなく、ジュゴンは二〇一九年に絶滅したと内外に明らかにすることは明らかに不適切です。委員会で釈明をさせるべきです。委員会の議題は事務局を務める沖縄防衛局が設定できるはずです。
○伊波洋一君 次に、環境監視等委のジュゴン保全担当三名が、三名なんですね、防衛省に断りなく、ジュゴンは二〇一九年に絶滅したと内外に明らかにすることは明らかに不適切です。委員会で釈明をさせるべきです。委員会の議題は事務局を務める沖縄防衛局が設定できるはずです。
この中にジュゴン保全の条件として書かれているのが、ジュゴン基礎調査プログラム、アダプティブマネジメントと並んで海草藻場の移植です。この三つの実施がジュゴン保全の条件なのです。防衛省は、しかし、海草藻場の移植をしていないわけです。防衛省がやりもしないことを、米国防総省は、連邦地裁に対して、やっているから大丈夫と主張しています。国防総省はだまされているんじゃないですか。
○大田昌秀君 沖縄県は、那覇防衛施設局による普天間代替施設建設予定地の地質ボーリング調査について、ジュゴンの保全に関連して文化庁に意見を求めたところ、文化庁の方でジュゴン保全に与える影響は軽微と回答したようですが、その根拠をお示しください。
○政府参考人(小野寺浩君) 御指摘の二〇〇〇年の勧告決議は、沖縄のジュゴン、ノグチゲラなど、数少ない野生生物保護への国際的な関心の高さを表したものと受け止めておりますが、具体的には、勧告は、ジュゴンの保護に関しては、ジュゴンの生息地及びその周辺の軍事施設の建設に関する自主的な環境影響評価を可能な限り早期に完了すること、及びジュゴンの更なる減少を食い止め、その回復を支援するジュゴン保全措置を可能な限り
○政府参考人(小野寺浩君) IUCNの規約上は、第二回総会での勧告について第三回総会で報告することは特に義務付けられているわけではありませんが、必要に応じ、IUCN事務局を通じて、普天間飛行場代替施設についての環境影響評価の進捗状況、並びに先ほど申し上げましたジュゴンと藻場の広域的調査の実施結果、今後地元関係機関や漁業従事者と協力しながら進めることとしておりますジュゴン保全のための各種の取組状況について
○岩佐恵美君 二〇〇〇年の世界自然保護連合、IUCNの決議が日本政府に求めたジュゴン保全対策、これはできたのでしょうか。
○政府参考人(岩尾總一郎君) 二〇〇〇年の国際自然保護連合の勧告では、ジュゴンの生息地及びその周辺の軍事施設の建設に関する自主的な環境影響評価を可能な限り早期に完了すること及びジュゴンの更なる減少を食い止め、その回復を支援するジュゴン保全措置を可能な限り早期に実施することが要請されております。
○小泉親司君 国際自然保護連合の勧告は、「ジュゴンの更なる減少を食い止め、その回復を支援するジュゴン保全措置を、可能な限り」「実施する」というふうにしているわけですね。
それで、先月の十日、ヨルダンで開かれた国際自然保護連合の総会で、ジュゴンのさらなる減少を食いとめ、その回復を支援するジュゴン保全措置を可能な限り早期に実施することを要請する、こういう日本政府に対する勧告決議が行われました。日本政府は、国際自然保護連合、IUCNの国家会員の資格をもってこの会議に参加していたわけですが、この決議には棄権する態度をとっています。