2007-05-16 第166回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号
日本からヨーロッパへ飛ぶ場合に、ロシアの上空を飛ぶということは、一番近いし、燃料においてもこれは非常に有利であることは論をまたないわけですけれども、一九九七年以降、日本がシベリア上空通過便の便数、企業数の増加を要望しましたけれども、ロシア側がこれを拒否しました。
日本からヨーロッパへ飛ぶ場合に、ロシアの上空を飛ぶということは、一番近いし、燃料においてもこれは非常に有利であることは論をまたないわけですけれども、一九九七年以降、日本がシベリア上空通過便の便数、企業数の増加を要望しましたけれども、ロシア側がこれを拒否しました。
それから、この点は午前中もお答えしたと思いますが、航空機を利用したシベリア上空における調査を実施しておるほか、日本とオーストラリア及びカナダ間の船舶定期航路を利用したモニタリング調査を実施しているところであります。
ただ、ヨーロッパから来る便はほとんどがシベリア上空を通るわけでございまして、ロシア政府としては、この上空通過についてもロシアと交渉した上でなければだめだと、こういう従来からの主張になっております。私ども、このKLMのことを頭に置きつつ、ロシアに対しまして上空通過を認めてほしい、こういう交渉をしたわけであります。
ただ、この路線はシベリア上空を経由するために、日本、オランダそれぞれがロシアから上空通過の権益を取得する必要がある、その後に運航可能となる、こういうことでございまして、早速十月末に日本とロシアとの間で交渉をやりました。結果といたしまして、全体の枠組みにつきまして日ロ間で考え方が大きく差があるものですから、交渉は合意できなかったものでございます。
その際、ロシア側がシベリア上空のルートの開放を認める発言をされたと言われております。新千歳は御存じのように北の空の玄関口と言われていまして、今KLMオランダ航空が乗り入れを希望しております。地元の期待も大変大きいものがございます。 ただし、ロシア側がシベリア上空を許可するかわりに新千歳ヘアエロフロートの乗り入れをバーターで申し込んできているわけでございます。
次に、航空の安全問題についてお伺いいたしますが、シベリア上空が現在十二本毎時というのが六本に制限をされて、しかもこれがおくれにつながっている。
今後も引き続き、シベリア上空路線の複線化を初め、必要な路線の開設の場合には防衛庁と精力的な協議を行ってまいりたい、このように考えております。
それから、全国にある米軍あるいは自衛隊の問題でございますが、例えばシベリア上空が今一つの大きなメーンのルートになりますので、日本海における防衛庁の訓練空域との調整問題など、近い将来は調整が必要になるのではないかなというふうに考えておるところでございます。
その後、アンカレジ経由ができ、さらにモスクワ経由あるいはシベリア上空直行というのができて、だんだん距離は短縮されたわけでございますけれども、それではその間、運賃の方はそれに応じて下げられたかというと、決して下げられておりませんで、ほぼ横ばいではなかったかと思います。
私はかねてからこういうふうに考えておりますが、何もソ連がSS20を持ってから日本に対する脅威が改めて出てきたのではなくて、そのことを脅威と言うならば、既にもう半世紀前ぐらいSS4とかSS5とか、あるいはもっと古臭いキッチンというふうなミサイルをソ連が保有した段階で、これは何も日本海に出てくることはなくて、シベリア上空を飛びながら日本に向かって核ミサイルを発射すれば、ピンポイント、つまり地図で刺せばピン
これは日ソ関係はこの面においてはきわめて良好であるということでございますし、それから、御承知のように、航空機の関係では、シベリア上空が開放されて、ただいま日本航空も週四便、モスクワ経由でそれぞれパリとロンドンに行っております。そのつながりといたしまして、つい最近にローカル路線、地方路線といたしまして、ハバロフスク−新潟間の航空路が開けました。
最初シベリア航空路の話をいたしました際は、それは無理な話だ、このシベリア上空は戦時中でも同盟軍にも使用を許さなかった地域だ、それを日本に許す、こういうわけにはいかないよというのがソビエト側の言い分でございましたが、しかし、その後日本の飛行機がシベリア上空を飛ぶようにもなった。したがいまして、私は一般の関係はよほど改善された、かように思っております。
昨年の二月十三日にソビエトのロギノフ民間航空大臣が来られまして、懸案の日ソ航空の関係につきまして、前進的な共同声明、それに基づいて日ソ間に、シベリア上空の開放あるいは自主運航による首都間の相互乗り入れ、こういうような関係が実現する方向が出ましたけれども、あわせて、局地航空路の検討という一歩前進の方向も共同声明に盛られておる。
したがいまして、各面におきまして、経済関係におきましても、またその他の交流におきましても、また、最近におきましては、いわゆるシベリア上空の開放ということがございまして、わが国の飛行機で、わが国の乗員で、これは東京——モスクワ・ビヨンドということで飛行を実施しております。
そこで私会いました際に一番先に申し上げたのは、両国の間にはいろいろの懸案事項もある、しかし、とにかく戦時中にも同盟国にも使わさなかったシベリア上空を開放してくれたと、日本が単独でその上を飛べるようになったと、これはたいへんありがたいことだ、これは厚くお礼を申し上げると、しかし、まだ両国の間では講和条約ができていない、平和条約ができていない、領土問題がまだ解決されてない、そのことが両国の間に主張が非常
あるいは万博に示しているあれだけの熱意であるとか、あるいは万博開会に先んじて日ソの定期航路がシベリア上空に開設されている、こういう面はいい積極的な面だと思います。
そういう意味で特にまず第一にあげてみるならばソ連との関係ですが、これは皆さんの御努力によって自主運航もシベリア上空を飛ぶことによってだんだんできてきた。しかしもうあの以前から問題になっておったハバロフスクと新潟間なり、もう少し短距離の日ソの航空ということもずいぶん——あれは佐藤さんが何の大臣のときでしたかね、特に佐藤さんがこれは実現するという公約をしたこともありますね。そういうふうな状況です。
これはまあいろいろ日航機のシベリア上空を飛ぶ問題等その他と同じような配慮があったのではないかと私は思いますけれども、今日の日ソ関係、それから今後の日ソの関係あるいは世界全体の情勢から考えるならば、こういった点ももっと実務に差しつかえないような弾力的な運営がなされる可能性はあるんじゃないか、そういうふうに私どもは観測しているわけですが、これらについての対処のしかたをこの機会に伺っておきたい。
また、若干の問題については、ちょうどこれも同じ時期でございますが、御承知のように、いよいよ日ソ定期航空の相互乗り入れと申しますか、シベリア上空の日本に対する開放、これはどこの国よりも先にいよいよこの月末、もう明日、明後日から始まるわけでございます。こういう点は非常によくなってきておる点でございます。それから、経済協力の問題などにいたしましても、先方から相当積極的な提案がある。