1987-07-30 第109回国会 衆議院 本会議 第8号
また、自衛隊の事件、事故である場合、制服がびほう策を講じようとする態度は、シビコンの面からも極めて重大と言わねばなりません。危険きわまりない軍事演習の即時中止と真相の解明、沖縄周辺の訓練空域の解放を強く求めるとともに、両事件に対する総理並びに関係大臣の御見解を伺うものであります。
また、自衛隊の事件、事故である場合、制服がびほう策を講じようとする態度は、シビコンの面からも極めて重大と言わねばなりません。危険きわまりない軍事演習の即時中止と真相の解明、沖縄周辺の訓練空域の解放を強く求めるとともに、両事件に対する総理並びに関係大臣の御見解を伺うものであります。
最後の最後のシビコンのとりでとして、私たち防衛出動するにしましても、治安出動するにしましても、国会に報告し、その承認を受けるわけでございます。今度の法改正でその部分がいささかも損なわれてはおりませんし、また従来、国防会議というものの設置の法案が防衛庁設置法の中にあったのが独自の内閣法の中でつくられるということは、若干形式論議ではありますけれども、一歩の大きな前進ではないかと思います。
次はシビコンについてお尋ねするのですが、さっきの井上先生とのやりとりを聞いておってちょっと考えさせられたのですが、この安全保障会議を設澄することによってシビコンが強化されるという、これはいわゆる国民向けの皆さんの宣伝なんでしょうね。PR、情報活動というか、そういうものかと思うのですが、決してそうでないですよ。
大変失礼な言い方かもしれませんが、それではシビコンの問題とか防衛の重要性ということについてちょっと疑問ですね、加藤さん。 私はそう思わないのは、独立の法律として事務局があったのと、それとさっきも塩田さんおっしゃいましたが、これは国会というのがシビコンの最高の場ですよ。法律の改正とか、法律があって初めてこういう議論もできるんだよ。
それから三つ目は、日本の防衛力整備については、国防会議等のシビコン、もちろんシビコンというのはたくさんございますが、シビリアンコントロールというものをできるだけ効果的なものにしていく。ところが私の知る限りでも、日本の国防会議というのは実質的に機能しているのかどうかということについて多くの疑問を持っているわけなんです。
そういうふうに防衛庁長官の大事なポストを考えていただいて、シビコンの本処は防衛庁長官である。ここです。これで防衛庁に対する質問を終わります。 いまから二、三分だけ、在外財産の問題で一言お尋ねしておきます。
○受田委員 これは長官、この間もシビコンの最たるものは、防衛庁長官が、好戦的な総理がおってもそれをセーブできれば、国会で承認を得るような働きの方をやって……(「防衛庁長官が好戦的だったらどうする」と呼ぶ者あり)防衛庁長官が好戦的だったら、総理大臣が防衛庁長官を罷免するのです。それから、総理大臣が好戦的で防衛庁長官が平和的であれば、今度は防衛庁長官が体を張れば、防衛庁長官を抜きに命令を出せない。
○受田委員 そこまで行って、初めて日本の専守防衛、シビコンの仕儀が成り立つものであって、かつて日本の歴史の上にも治安出動についての強力な意見を持つ総理と、これに対抗する防衛庁長官があった。そうした歴史があったことを聞いたことがありませんか、どうですか。
あなたがあなたの判断で、総理大臣と防衛庁長官というのは非常に大事なシビコンの最高の責任者ですから、その二人の意見が合わぬときには仕事ができぬようにしておかなければならぬのです。
長官、制服とそれから内局、どうかひとつみっちり連絡を取り合って、シビコンがりっぱに成り立つように、国防会議などもっと強大な付議事項もふやして、最後は国会が処理していくというかっこうを守るために、防衛庁長官のごく近くへ、五階の統幕議長の部屋を事務次官、政務次官の隣ぐらいまで持ってきてあげて、何回でも内局と制服が防衛庁長官のところへ公平にいろいろと報告に行く、指示を受けるというようにしてあげる方が、長官
シビリアンコントロールをりっぱに実行するために、制服を抑えるために、頻繁にかわる長官及び内局の皆さんと、長期に最初から自衛官として筋金入りで来た制服とを比べたら、これは内局はシビコンの大きな期待にかかわらず屏息しますよ、それは。それに対する感想を竹岡官房長より御答弁願いたい。
自衛隊法改正の意図があるならここを明確にした方がシビコンの精神も生きてくるわけで、いかがですか、治安出動の国会承認を優先させるということは。
○上原委員 これから逐次お尋ねを進めていきますが、そうしますと長官は、現在の防衛あるいは自衛隊を指揮監督する直接の責任者であるというお立場で、特に問題になるのはシビリアンコントロール、いわゆる文民統制だと私は思うのですが、これまで文民統制、シビコンというものは十分その実を上げてきたとお考えなのか、あるいはいろいろとまだ足りない面があるというお考えなのか、その点、いまの御発言からシビコンということは出
シビコンの最高は国会だ。それから政府、それから国防会議、防衛庁、こうなっているわけだ。ところが、いま結局、さっきのF15にいたしましても、もう防衛庁が決めたのを、最後に国防会議でどうするかというだけのことという程度では、国防会議が出先のような機関になる。
国会を気がねしてやられる筋としては、一々国会が壁になるというようなことで、そうした問題さえも差し控えておるという、いま大変大事な問題を私伺ったのでございますが、制度の陰で現在の制度をなるべく生かしてという、そんな消極的なところで日本のシビコンが成立するとは思いません。
この動向は、軍隊特有のシビコン否定の危険信号だと言わねばなりません。 したがって、政府は、今日までの防衛問題に関する秘密主義をなくし、兵器産業との癒着や、制服主導の防衛政策等を抜本的に改め、国民が必要とする資料及び情報等を進んで提供し、憲法の精神を前提としたシビリアンコントロールを不動のものとして確立すべきであります。総理並びに防衛庁長官の決意のほどを伺っておきたいのであります。
そこで、再び私は総理にお尋ねをいたしますけれども、やはり国民の合意、それから与野党であっても、反対であっても、理解をする、いわゆる自衛の措置とは何だという、そういう議論というものを尽くすために——あるいはこれはシビコンの問題がありますよ。文民統制の問題が。議論は盛んにされますけれども、その実をあげているのか、あげていないのか、これもなかなか合意に達しない。
そこでまず国会とシビコンの問題です。その問題について、先ほどお話がありましたように、シビコンの根本はやはり国会のコントロールであるという御答弁です。ところが、その国会論議のために、積極的に論議の素材となるべき資料がなかなか提出されない。また二つ目には、すなおな答弁というものがなかなか出てこないというのが、このたびの当内閣委員会においての質疑を通しても明確な点が多々出てきております。
そこで、委員長からの要請もありますし、時間的な面もありますので、またこれは他日順番にお伺いしますが、要請による治安出動の場合と、それから内閣とシビコンの問題、国防会議とシビコン、防衛庁段階における内部のシビコン、こういう問題を順次一応系統立ってシビコンの質問は続ける予定で、三時間たっぷりあるつもりだったわけですが、それがきょうはできないということは非常に残念ですが、また他日お伺いしたいと思っております
○小平(忠)委員 そうすれば、一昨日の朝防衛庁が案を示して、それでこの案についてはまだ検討している、まだ私も見たばかりだから検討中であるというのであるならば、これはあなたが総理大臣として慎重にシビコンの精神を発揮することは、われわれ理解できるのだけれども、二時間や三時間後に、なぜあなたはこの案を守ることが必要かつ妥当だと言明したのですか。
しかし、災い転じて福となって、いろいろシビコンの論議ができてよかった、こうおっしゃったわけですね。しかし、だれが見たって、去年の中曽根さんがつくられた四次防の原案には、あなた方が並べられた、いまそして問題になっている機種と同じ機種の名前が全部書いてあるわけなんですね。総理大臣はうまくおっしゃっておるけれども、これはだれが見たってほんとうかなというふうに思わざるを得ません。
○吉田(之)委員 たいへん礼を言っていただいたのですが、私は、総理、国防の問題というのは、そういう与党とか野党とか、あまり意識していままで考えてこられたところに、今日のシビコンのぎこちなさがあると思うのです。国家の問題なんです。国民すべての問題なんです。正しいことはき然として合意を求めていく、こういう姿勢がなければ話にならないと思うのです。
同時に私は、この現在の法制の中で、シビコン体制というものが特に行政府の中でも十分であるかどうかということに対して、やはり疑問を持っております。しかしながら、それにもかかわらずシビコンの体制というものは、法制上の制度によって私は全からしめるものではなくて、行政府の責任者であるところの総理のほんとうの心がまえ、これが第一。
○佐々木(良)委員 まず第一にシビコン体制を強化して、その中で十分検討して進もうという総理のいまの言明を一応了といたします。 それから二番目に、今度はちょっと角度を変えて建設的にお伺いいたします。総理の一昨日のお話、むしろ釈明の中に、今後シビリアン体制の実をあげるために特段の措置を考えてやりたい、この意味の御発言がございましたが、いま何らかの構想を持っておられますか。