1989-11-21 第116回国会 衆議院 環境委員会 第1号
また、直噴式が副室式に比べて緩い規制になっていることや、あるいは大型車の場合のシックスモードの測定方法にもいろいろ問題がある、あるいは重量規制ではなくて濃度規制になっているために実際に町を走るときに検査時よりNOxが多くなる、こういう問題点なども指摘をされております。こうした問題点について改善をしていくべきだと思いますけれども、この点いかがでしょうか。
また、直噴式が副室式に比べて緩い規制になっていることや、あるいは大型車の場合のシックスモードの測定方法にもいろいろ問題がある、あるいは重量規制ではなくて濃度規制になっているために実際に町を走るときに検査時よりNOxが多くなる、こういう問題点なども指摘をされております。こうした問題点について改善をしていくべきだと思いますけれども、この点いかがでしょうか。
先生からお話がございましたように、ディーゼル車につきましては、シックスモードという形で、高負荷の場合あるいは低負荷の場合を想定して、それぞれの場合におきます排ガス量を計算して出すという仕組みになっているわけでございます。
もう一つは、現在のシックスモード法という検査方法に問題があると言われています。シックスモード法では、エンジンの回転数と負荷の組み合わせで六つのポイントでNOx濃度を測定しています。その際、高回転数、高負荷の領域、つまり高速運転領域が重視されているので、自動車メーカーはテストをクリアするために高速領域のNOx対策には力を入れても、低速領域の対策には目を注がないということになっているわけであります。
そこで問題なんですが、ディーゼル車のシックスモードにおけるNOx規制の検査方法というのがありますね。これはNDIR法ということでディーゼル車のシックスモードにおけるNOx規制の検査方法はNDIR法、つまりNOしか測定できないものではなかったのですか。
そうするとシックスモード法は万全ではない。当時の実態と現状とは大きく変化をしているので、その辺を踏まえて今のこのモードでいいかどうかということを検討していきたい。そのために自動車走行実態調査というのを今取り組んでおられる。
そういう点から考えると、私はそもそもシックスモード法自体が絶対的なものではないというふうに考えているのです。うなずかれましたので、同じ意見であると非常にいいわけですが。アメリカでも排ガス対策を特定のエンジン使用領域に特定させてはだめだというので、排ガス対策をまんべんなく行うために実モード、トランジットモードというのを採用しておられるわけです。
につきましては、先ほどもいろいろ話が出ておりましたが、わが方といたしましては、中公審の自動車公害専門委員会の報告の中におきまして、基本的な話で恐縮でございますが、自動車排出ガスによる大気汚染の著しい大都市におきますところの自動車の走行実態を反映し、かつその再現性を兼ね備えておる必要があるとしておりまして、現在われわれの方のディーゼル車の排出ガス規制に用いられておりますところのディーゼル自動車用シックスモード
○中路委員 いま測定方法でシックスモード規制ということをお話しになりましたが、きょうはこの点について関連してお尋ねしたいのです。六ポイントによるこの審査基準ですが、これは全くいましり抜けになっているんじゃないかという、きょうは実例を挙げての質問です。
それから、現在シックスモードを実施いたしておるわけでございますけれども、先生御承知のように車はいろいろな走り方をいたします。したがいまして、すべての地域あるいはすべての走行状態に合致するようなモードというものは実は考えられないわけでございます。