1959-04-09 第31回国会 衆議院 法務委員会 第20号
○木島政府委員 本件の告訴事実の概要は、ただいまお話がございましたが、被告訴人深瀬一之は当時シグマ商事株式会社の代表取締役であり、同井上信は同社の取締役、同長井雄は同社の業務部長であったが、共謀の上、同会社を害せんことをはかり、任務にそむき、昭和二十五年一月末ごろより同年七月末ごろに至る間に、同社所有商品である数百万円の会社財産を大阪市所在の文房具商福井商店及び東京都日本橋区小伝馬町所在文房具商東京福井商店等
○木島政府委員 本件の告訴事実の概要は、ただいまお話がございましたが、被告訴人深瀬一之は当時シグマ商事株式会社の代表取締役であり、同井上信は同社の取締役、同長井雄は同社の業務部長であったが、共謀の上、同会社を害せんことをはかり、任務にそむき、昭和二十五年一月末ごろより同年七月末ごろに至る間に、同社所有商品である数百万円の会社財産を大阪市所在の文房具商福井商店及び東京都日本橋区小伝馬町所在文房具商東京福井商店等
これにはもっともな点もあるのでございまして、なけなしの金の中から二、三百万の投資をしたシグマ商事というのがつぶれております。そのつぶれたときに、商品と債権とがあったものを、福井商事に深瀬何がしほか二人が共謀してそれを運んで、隠匿してしまったというケースなんです。それを告発したのに、業務上横領あるいは背任というようなことについて一回も調べていない。また告訴人の申し立ても一回も聞き取りしていない。
○松平政府委員 本件告訴事実の概要は、被告人深瀬一之は当時シグマ商事株式会社の代表取締役であり、同井上信は同社の取締役、同長井雄は同社の業務課長であったが、共謀の上、同会社を害せんことをはかり、任務にそむき、昭和三十五年一月末ころより同年七月末ころに至る間に同社所有商品である数百万円分の会社財産を大阪市所在の文房具卸商福井商店及び東京都中央区日本橋小伝馬町所在文房具商東京福井商店等の利益のために納入