2010-02-19 第174回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
草地をつくったらシカがふえるのは当たり前やろうと。ちょっと言葉が汚かったですね、今のは。たくさんつくって草地をどんどん広げれば、それを食ったシカが子供をふやすのは当たり前のことだ、シカがふえたからといって駆除しろなどというのは、人間だけが生きている世界ではないんだ、こんなことまで言っているわけですよ。生産現場の方々の気持ちを踏みにじるものだと思います。
草地をつくったらシカがふえるのは当たり前やろうと。ちょっと言葉が汚かったですね、今のは。たくさんつくって草地をどんどん広げれば、それを食ったシカが子供をふやすのは当たり前のことだ、シカがふえたからといって駆除しろなどというのは、人間だけが生きている世界ではないんだ、こんなことまで言っているわけですよ。生産現場の方々の気持ちを踏みにじるものだと思います。
ただ、日本の場合には人種問題も宗教問題もそんな大きな問題はなくて歴史と伝統を築いてきて、アメリカみたいな狩猟民族で、獲物を捕った者が全部おいしいところを持っていく、あとは分けてあげる、だから鉄砲が上手になるという実力主義、実際にシカを撃ったという成果主義、それから、働いている人も、森に獲物がいなくなれば次の森へ移っていくという転職も当たり前の世界。
あなたの町にも猿が出ましたね、あなたの町にもシカが出ましたねと。それは、結局、耕作放棄地が鳥獣の巣になっておるわけで、そういうことが起こります。中山間地の耕作放棄地を放置しておくということは、結局、都市の利益にもなりませんと。そして、そういうところをきちんと有効に活用しなければ土砂災害等々も起こります。
近年、自然公園におきましても、シカの食害等によりまして高山植物や湿原の植物が被害を受けるとか、今委員御指摘のとおり、他の地域から侵入した外来生物により本来生息する在来の野生生物が減少するなど生態系が損なわれているという事例が生じておるところでございます。
環境省ではシカなど主要な野生鳥獣の全国的な分布につきまして調査を継続しておりまして、シカは過去、ちょっと大ざっぱに言う形になりますが、二十五年間に分布面積は一・七倍ぐらいに拡大しております。
さらに、平成二十年度からでございますが、専門家の協力もいただきまして、シカ、イノシシなど中型、大型の哺乳類の個体数の把握をするための新たな手法の確立と、これに基づく全国的な個体数の推計に取り組んでいるところでございます。 今後とも、野生鳥獣の専門家、それから都道府県、農林水産省など関係省庁との連携を図りながら、野生鳥獣の的確な個体数把握について努力をしてまいりたいと考えています。
○弘友和夫君 それで、いろいろ対応するにしましても、じゃどれだけの、例えばクマが猿がシカがとかイノシシがとか、果たして一体どれぐらいを捕獲をするのかとか、そういう基本となる数字がはっきりないといけないと思うんですね。これは環境省ですか。だから、環境省がそれを把握して対応は農水省がやると、ちょっとそこら辺よくあれなんですが、個体調査です。
具体的には、国立・国定公園あるいは自然環境保全地域におきまして、海域の保全施策をどういうふうに拡充するか、また、シカの食害によって被害を受けた生態系の維持回復等のために所要の規定を設ける、こういう内容でございまして、これにあわせまして、こういう新しい措置を含めまして、自然公園法に基づく措置を的確に講ずることが生物多様性の確保に寄与するものであるということを、先ほども議論がございましたが法の目的において
しかしながら、今や、自然公園法と自然環境保全法、このような公園等々の形態で区分けをしていくことが本当に望ましいのかなとさえ思う、その具体的な事例として今回のシカによる植生被害を提示されたのではないかというふうに思います。 これから先、この法律を一本化させていくというような議論も今後検討はされていくのかどうか、その辺の方向性だけちょっとお示しをいただけないでしょうか。
自然環境保全地域や国立公園で発生しておりますシカによる自然植生への被害状況でございますが、いろいろなケースがございまして、小規模な樹皮はぎ、皮はぎが発生している事例から、高山植物群落や森林植生に壊滅的な被害が生じているというような事例まで、さまざまでございます。そういう被害の状況に応じまして、シカの捕獲あるいは植生復元等の取り組みがそれぞれの地域で進められているという状況にございます。
私の鳥取県でもそうなのですが、本当に中山間地において水田が荒れてきちゃった、もう作る人だれもいない、後継ぎもいない、そこはもう同時に、イノシシが出るだのシカが出るだのという、そういうことにもなってきているわけですよね。 そういう中にあって飼料米を作るというのは、それなりの意味を持つんじゃないかと私は思っているんです。委員が御指摘になったように、一石二鳥にも三鳥にもなる。
○黒田政府参考人 生態系維持回復事業につきましては、例えば高山植物群落など自然の植生、あるいは海でいうとサンゴ礁など、そういういろいろな生き物が生息するそれぞれの地域固有の生態系を対象として、それが具体的に言えばシカの食害を受けているとか外来生物が侵入して生態系に影響を与えている、そういうような地域を対象として、とりわけその中で生態系の維持回復が必要だという区域について地域を指定していく、こういうことを
○吉野副大臣 馬渡先生がおっしゃるとおり、シカまたはイノシシとか、特にそういう農業被害が今頻繁に起きております。 私も、この間、立山にちょっと行ってきました。そして、高山植物等々が荒らされて、それを植物復元事業とか自然再生事業という形で、一たん壊れてしまった生態系を回復するというのはもう本当に大変なことなんです。
これからお尋ねするのがシカのことなんです。 シカの個体数が異常にふえた一つの理由としては、過去、明治のころに、家畜に危害を与えるということで、やたらニホンオオカミを殺してしまった。だから、シカの上に立つ、捕食をするものがいなくなったがために、随分とそういった野生動物の秩序が乱れて、異常な形になってきていると思うんです。
ただ、一方、最近シカが大変増えまして、森林や自然植生への被害が顕在化をしておりまして、保護区を拡大すればこのシカの被害が増えるんではないのかという、そういう懸念の声も上がっているところでございまして、環境省としては、鳥獣の生息状況を勘案して保護区の取扱いについて適切に対処してまいるつもりでございます。
岩手で使われるか、我々だと山が下りてくると言うんですが、だんだんだんだん下の方にということになってまいりますので、今イノシシやらシカやらいろいろ、害虫駆除とか害獣とかいろんな表現で陳情がよく来る地域に、昔じゃ考えられなかったようなことになっておる地域すらありますので、そういった状況を考えますと、我々としては、そういった地域に少なくとも何らかの形で人が行くような形、また、先ほど、石破大臣の言葉を借りれば
特に最近は、農家だけではなくて、JRの列車とシカが衝突をして列車がとまってしまう、あるいは軽トラとシカが衝突をして軽トラが全焼してしまうというような、言ってみれば交通事故というんでしょうか、そうしたことも発生をしているわけでありまして、市民生活への影響というものが非常に心配をされるわけでございます。 その中で、農林水産省あるいは環境省の方で積極的な対応をしていただいているというふうに思います。
この高島市でも、シカの個体数調整にこの事業を活用していただいているところでございまして、地元でも非常に喜ばれているんです。大変評価の高い事業でございます。
それから今度、有害駆除した、特にシカの場合ですが、シカの肉の利活用という問題がございます。この高島市でも、こうしたことに取り組もうということでいろいろやっているわけでございますが、なかなか採算ベースに乗らない、商売ベースにうまくいかないというようなことがあります。恐らく全国的にもそういう事例はたくさんあるんだろうというふうに思っております。
人がおらなくなりましたから、イノシシ、シカ、そして二、三十匹で編隊組んでやってくる猿、これが山里を闊歩しておる。笑い事じゃないんです、闊歩しておるんです。そして、ささやかですけれども丹精込めてつくった農産品が、取り入れ時期になってさあ取り入れようと思ったころにこの動物がやってきて食い荒らしてしまって、残っておるお年寄りが、もう農産物をつくる気力もなくなったとへたり込んでおるんです、山村は。
あるいは、二〇〇〇年には、猫が八匹、矢で刺されて動物虐待という形、あるいは〇三年には、奈良公園のシカがボーガンでやられた。こんな事例も含めて、いろいろある。いろいろある中で、先ほど田端委員の質問では、ダガーナイフによる事件が幾つあったんだと。
動物もすめないような山となり、クマやシカ、イノシシなどが里に出てくるありさまです。国土の七割を占める森林をどうしていくのか、答弁を求めます。 郵政民営化について伺います。 三年前、民営化すればサービスはよくなるの大合唱でした。しかし、局の統廃合や窓口の削減、収集回数の削減、手数料の値上げ、もうからないサービスの廃止が相次いでいるのが現実です。
例えば奈良県の大台ケ原では、シカの食害によりトウヒ林など森林生態系への影響が深刻なものとなっているわけでございますが、木の皮を食べてしまうことで多くの木が立ち枯れしてしまうと、こういうような状況もございます。
私も富士見町のことはよく承知しておりますが、シカなどについても、イノシシについてもそうですけれども、長野県の方で追い払うと山梨の方に行く、山梨の方でしっかりやると長野県の方に入ってくるというようなことをよく聞くわけでございます。
その意味で、私は、猿やシカ、イノシシが捕獲される、捕獲と言うと言葉が、要するに、殺されてしまうということが一番いいことかどうか、かねてから疑問に思っていまして、できれば、逆にイノシシ、猿、シカが人間の姿におびえることなく暮らすことができる、周りから区切られた特別保護区みたいなものを各地に設けて、捕獲しても、それは殺すんじゃなくて、捕獲した動物をそこの保護区の中に放してあげるんだというような仕組みが必要
イノシシ、シカ、またカラスや猿など、こうした野生生物による被害は全国的に深刻なものとなっております。また、農山漁村地域における一部の鳥獣による人身への被害も広がっているのが現状でございます。農水省の調査によりますと、平成十八年度の農作物に対する被害、その被害面積が十・六万ヘクタール、被害総額約百九十六億円となっておりまして、近年、被害総額は横ばい傾向で推移しております。
鳥獣は、今、イノシシと猿とシカですね。そういうのが年間でちょうど一億五千万ぐらいずつ、この三つで四億五千万ぐらいの被害が出ているということでありまして、特に山間地などは、丹精込めてつくった作物がこのようなイノシシなどの被害で荒らされますと、やる気を失っちゃうんですね。
最後に、大臣にお伺いしたいんですが、イノシシの被害のみでなくて、私の地元では、シカなんかもふえて困っている地域があるわけです。こういう有害鳥獣、こういったようなものの対策について、基本的なお考えをお願いしたいと思います。
そういたしますと、働く場所や仕事がない、耕作放棄地がふえている、それから、空き家がふえている、また、鳥獣被害、シカやイノシシなどの被害で困っている、このような悩みの現状が明らかになったわけでございます。
道路特定財源というのは、やゆされて、人っ子一人通っていない、クマとかシカが通っている道だなんて言いますけれども、決してそんな話じゃなくて、今のような話もたくさんあるということを、もう当然御存じだと思いますが、御答弁は要りませんけれども、よくまた取り組んでいただきたいということを申し上げておきます。
そして、スイートコーンとか露地野菜なんかを、ちょうど熟れごろ、食べごろだなというところになると、先手を打ってシカや猿やイノシシが食べてしまう。そういうことも御理解をいただいて、この間この委員会で、また全会一致でこれは承認をいただきました。大変ありがたいことです。
しかし、雪が深いからとか猿しかいないとかシカしかいないとか、そういうことを言われながら、反応は大変厳しかった。そういう偏見を覆すことができませんでした。かといって、誘致するための上積み予算もない。もう何にもないんですというのが皆様のお声でございます。 その後、黒石市を訪問いたしました。ここは、六月に既に非常事態宣言を出しております。