1980-11-20 第93回国会 参議院 内閣委員会 第9号
特にたとえばサーモンド上院議員、共和党の右派と言われる人でありますが、日本等同盟国に対しては防衛力強化をこれから要請することになるだろう、特に日本は防衛努力を大幅にふやすべきである、そのために日本など同盟国に特使を派遣するというきわめて具体的な提案といいますか、レーガン筋の動きについてもサーモンド議員を通して伝わってきているわけでありますが、こういう動きに対して一体日本政府はどう対応しようとしているのか
特にたとえばサーモンド上院議員、共和党の右派と言われる人でありますが、日本等同盟国に対しては防衛力強化をこれから要請することになるだろう、特に日本は防衛努力を大幅にふやすべきである、そのために日本など同盟国に特使を派遣するというきわめて具体的な提案といいますか、レーガン筋の動きについてもサーモンド議員を通して伝わってきているわけでありますが、こういう動きに対して一体日本政府はどう対応しようとしているのか
したがいまして、そうした点を踏まえて、何とか議会の承認を取りつけなければ返還を認めないという方向に戦うのだ、こういうことをサーモンド議員は言っておりますね。この辺もさしたる心配はないと、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
そうした時点において、御承知のとおり、一昨日でございますか、米国の上院本会議において、共和党のサーモンド議員がこれに水をかけるような発言をなさっております。まあ、いろいろな政治的な含みがあってのことでございましょう。沖繩返還に対し九項目にわたってその反対の理由を述べておられると、こういうことが伝えられております。
私も、それはサーモンド議員の演説の要点ももちろん報告に接しております。しかし、これは行政府とは申すものの、大統領が最高の責任者として約束したことは既成の事実でございます。サーモンド議員の意見は意見として、ああいう意見は前からアメリカの相当の人たちの中にはあった、私はこういうふうに掌握いたしております。
それからサーモンド議員との会談の件は、サーモンド議員が会見を希望して、便宜上院内の会館で下田大使と会談をいたしましたが、これは詳しく報告はきておりますが、大体新聞に伝わっているとおりでございます。下田大使としては、いま申しました日本側の基本的な考え方に基づいて大いに論戦論駁をいたしました。その会談のあとで手紙が届いたようでございまして、その手紙の中身も大体報道されているような状況でございます。
そこで、この繊維問題は、御承知のとおり、六八年の八月二十二日、ニクソン大統領が選挙戦の最中に上院議員のサーモンド議員に電報を打った。当選の暁には、綿製品の長期協定の運用改善とともに、毛製品あるいは化学繊維、こういったものを含む全繊維品に対しても長期協定を拡大適用したい、すみやかに処理する、こういう意味の電報を打っておられるわけであります。
サウスカロライナのサーモンド議員に約束させられて、あの州の票がとれたということも原因でございまして、私は、そういう意味において、この問題は経済問題からもうすでに離れている、したがって政治的に問題だと申し上げた理由でございます。そういうことでございますから、決してアメリカ内部でもスタンスの意見を全面的に支持しているんではないということを、スタンス自身が認めているということを申し上げたいと思います。
そのたった一つの成果についても、サーモンド議員は、あんなもの立てさせる必要はない、こうおっしゃっておる。アメリカの議会でそう言っているのですから。それから、同時に、あなたが日本人だと口をすっぱくして言っていらっしゃるその沖繩人についても、アメリカの高官は、あれは日本人であるかどうかわからぬ、アメリカ人であるかどうかもわからぬ、こういうことを平気で言っているでしょう。
また、上院のサーモンド議員は、「日本から米国が追い出されたら、とどまる所は沖繩だけとなる。ダレス元長官が日本の潜在主権があると述べたことは了解できない。」と、同じく上院軍事委員会で述べております。政府は、かかる動きをどう見ておられましょうか。