2021-05-21 第204回国会 衆議院 環境委員会 第11号
○源馬議員 まさに御指摘があったように、サーマルリサイクルを廃プラ有効利用に算入させているということは、日本のリサイクル率をやみくもに高く見せてしまうようなまやかしでもあると我々は考えています。
○源馬議員 まさに御指摘があったように、サーマルリサイクルを廃プラ有効利用に算入させているということは、日本のリサイクル率をやみくもに高く見せてしまうようなまやかしでもあると我々は考えています。
このプラスチック循環利用協会もちっちゃい字で書いてあるんですけれども、サーマルリサイクルは正確にはサーマルリカバリーですと書いてあるんです。つまり、リサイクルじゃないと分かっていて書いているわけです。それは、国際社会においても、いや、熱利用を有効利用しているんだよというのは、それはリサイクルだねとは到底受け入れられません。
このサーマルリサイクルという数字を、サーマルリカバリーですね、この五百十四万トンは、数字として、別に立てて、別出しをして算定をしていくべきではないでしょうか。双方にお尋ねします。
私は、サーマルリサイクル、熱回収に依存せざるを得ない方策ではプラスチックごみの焼却処理によってCO2を排出することになり気候変動や海洋気象に影響を与える、リデュース、削減を優先的に取り組むべきだと思うと伺いましたが、参考人からは、リサイクルだけだとやはり必ず海に出ていくものが出てくる、まずはプラスチック全体の量を減らしていくことだとお話しされました。
サーマルリサイクル、処理処分段階の右の方で、サーマルリサイクルのくくりがあるんですけれども、ガス化から熱利用焼却まで四つ、これを全部足すと五百十四万トン、排出されるプラスチック八百五十万トン、これは三ですけれども、八百五十万トンのうち、熱回収が実に六割を占める、単純焼却と合わせると七割になる、圧倒的に熱焼却に頼っている現状であります。この原因をどういうふうに捉えていますか。
○伊藤岳君 時間があれば、サーマルリサイクル、いわゆる熱回収に依存する日本の在り方についてもお聞きしたいと思っていました。結局燃やすとCO2を排出することになりますので逆行ではないかと思うんですが、ちょっと時間がありませんので、今日の御意見を参考にさせていただいて問題の解決を進めていきたいと思います。 今日はありがとうございました。
○国務大臣(小泉進次郎君) まず、サーマルリサイクルかサーマルリカバリーかというところで、なぜ我々、サーマルリサイクルと言わずにサーマルリカバリーと言うのかというと、リサイクルと熱回収を合わせて有効利用率八五%と表現すること、さっき音喜多先生もありましたが、日本はまるで焼却することもリサイクルとして扱っているように受け取られて批判されることが海外からもあります。
特にサーマルリサイクル、これ、我が国の技術は非常に優れており、プラスチックごみ、分別をしないで焼却をしてもCO2の排出量は僅かに〇・〇一%増えただけであるということを東京都が公表をしております。
そして、この高性能のごみ焼却炉がある日本においては、このサーマルリサイクルは、このマテリアルリサイクルよりもエネルギー削減効果が三倍以上高く、CO2の削減効果も大きいという調査結果も出ております。
それとは別に六〇%熱回収をしているということなので、一六%のうちの六〇%の熱回収ではなくて、国の言い方としてはリサイクルというかサーマルリサイクルと言っていますが、環境団体から見れば、残念ながら、それは望ましいリサイクルとは全く国際的に言えないというふうに考えておりますというのがまず御質問いただいた一点目です。 二点目、今度は資料の三十ページを見ていただきたいと思います。
むしろ、ヨーロッパでは、これはもう認められておらない、CO2の排出増加の要因になるということでリサイクルとはみなさないということで、サーマルリサイクルと言うそうですけれども。
いわゆるマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、ここが私は本質的なリサイクルのあり方なんだろうというふうに思っておりますが、この八四・六%のリサイクル率のうち、サーマルリサイクル、つまり燃やして熱回収をしている率というのは、当然、五七・五%と非常に高い。
○小泉国務大臣 とかしき議員から、今サーマルリサイクルということで御指摘、御質問いただきました。 日本は今、プラスチックの世界的な枠組みである大阪ブルー・オーシャン・ビジョンを立ち上げまして、G20から今、Gとは言いませんが、五十九、賛同表明が広がりました。
実は、EUは、このプラスチックの処理では、サーマルリサイクル、プラスチックを燃やしてしまって熱回収をする、これはリサイクルとして認めておりません。ヨーロッパは埋立てを行っているわけであります。 私もスウェーデンやそしてカナダの埋立地も訪れたことがありますけれども、実際どうなっているかといいますと、土に返る見込みのないプラスチックに土をまぜて無理やり埋立てをしているというのが状況でありました。
国内の現状は、マテリアルリサイクルが二三%、ケミカルリサイクルが四%、サーマルリサイクル、つまり熱回収で燃やす、これが五八%。圧倒的な熱回収に頼っています。熱回収とは、廃プラスチックを発電とか熱利用で焼却する、燃やすということですよね。つまり、CO2が排出されますよね。 資料三を御覧ください。左の欄になりますが、地球温暖化対策計画では、廃プラスチックなどの廃棄物の焼却量を削減すると述べています。
平成二十八年度においては、農業由来の廃プラスチックの十・四万トンのうち約七二%に当たる七・五万トンが、床材などへの再生処理、すなわちマテリアルリサイクルや、また工場などでの熱回収、すなわちサーマルリサイクルによって再生利用されております。
実に、その五七%、この赤い部分でありますけれども、これを熱回収、サーマルリサイクルに頼っているわけであります。 資源循環戦略では、八四%、この下の表の上のマテリアルリサイクル、再生利用の六%から、下のサーマルリサイクル、熱回収、一七、三一、九と書いていますけれども、ここの部分、八四%として有効利用としているわけであります。じゃ、これは果たして有効利用と言えるのか。
環境審の小委員会では、サーマルリサイクルは二酸化炭素を排出するため安易に焼却しないように明示すべきだ、こういう意見が相次いだそうではありませんか。この熱回収に頼ってふやしていくことは、温暖化に逆行しますよね。ここは確認したいと思います。いかがですか。
マテリアルやサーマルリサイクルの話はまた別途と思います。 それで、資料をお配りしました。一枚目が、これは環境省の作成したものです。先ほどお話のありました推計のものです。一番左側に出荷が二千百三十二万台で、右側から二つ目の枠が指定引き取り場所での引き取り等々のリサイクルの数で、これが幾つか足すと千百万台ということで、五二・二%。
再利用、リサイクルできなかったものは、そして、いわゆるサーマル利用、燃やすことのできなかった最終瓦れきは、やはり最終処分場に行くと思うんですけれども、最終処分場の残容量のポケット、この辺は十分に今あるのか。日本全体ではあっても、いわゆる災害が起こるであろう南海トラフ等々の地域でどういう形で確保されているのか。お尋ねしたいと思います。
材料リサイクル、そしてケミカルリサイクル、さらにサーマルリサイクル。材料リサイクルというのは、プラスチックをプラスチック製品の原材料として利用するものであります。また、ケミカルリサイクルというのは、プラスチックを熱で分解しますので、炭素や水素ができますが、それを製鉄などの還元剤にして使う。サーマルリサイクルは、その名のとおりでありますが、燃やして熱として使う。
材料リサイクル、ケミカルリサイクル、それからサーマルリサイクルと言われております。 材料リサイクルというのは、地球が何億年もかかってつくり上げた高分子、その高分子の分子の形を壊さないで、材料としてリサイクルする。それからケミカルリサイクルは、CとH、炭素と水素の非常に密度の高い集合体ですから、非常にいい還元剤ということで、製鉄等で還元剤として使われる、これがケミカルリサイクル。
それは、リユース、リデュース、リサイクルなんですが、そのリサイクルの中に、マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルとを等価に置いたということで、ここに当時の環境省が大変抵抗しまして、一応説得したんです。それで、マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルは同じにしました。 これは、こういうふうに考えてみるとわかりやすいんですよ。 プラスチックは必要です。
この等の中に、私たち自民党がずっとつくってきた中で、一本の木すべて使っていこう、枝葉もサーマル系で使っていこう、曲がり材も合板で使っていこう、用材、これは当然製材用という形で使っていこう、無駄なく使っていこう。そして、使うことによってお金を生みます。そのお金を山に還元して大きなお金の循環をつくろうということで公共建築物等木材利用法案をつくったわけなんですけれども、まだまだなんですね。
廃棄物発電、サーマルリサイクル等については、ごみ減量、ゼロエミッションにつながらないとか、かつての焼却炉におけるダイオキシンの問題であるとか、いろいろな議論もありまして、今のところ、バイオマス由来を除けば、原則として再生可能エネルギーには含まれていないわけでありますが、今の技術水準を考え、世界でこの分野が相当なポテンシャルになる、廃棄物発電のプラント輸出も、これは非常な成長戦略になり得るものではないかというふうに
循環型社会形成推進基本法では優先順位を定めておりまして、リデュース、リユース、リサイクル、そしてサーマルリサイクル、最後に適切な処理と、こういったことが基本原則となっておりまして、基本的には瓶でリユースする方が紙とかあるいはペットボトルでリサイクルするということよりも優先順位が高いと、こういうふうに考えております。
○政府参考人(伊藤哲夫君) 御指摘のとおり、循環型社会形成推進基本法におきまして、技術的及び経済的な可能な範囲で、原則として再生利用、いわゆるリサイクルが熱回収、サーマルリサイクルに優先するということが明確に規定されているところでございます。
発電や熱利用といった熱回収の認定についても、特に民間の産業廃棄物の焼却炉におけるサーマルリサイクルを進めるということで、私は大変評価しているんです。理由は、熱回収施設への投資が環境のみならず経済活性化にもつながると、こういうことですね。