1969-07-22 第61回国会 参議院 本会議 第34号
政府は、核抜きについての事前協議にはノーであることを言明したが、ワシントンの有力紙サンデー・スターは、二十日の紙上で、米政府は、沖繩の核抜き返還の方針をきめる一方、極東に直接的な軍事危機が起こった場合、自動的に核兵器の再持ち込みができるという、いわゆる有事核持ち込みの諸条件について日本側と交渉を始め、あらかじめ秘密リストの形で同意を取りつけておくということを伝えております。
政府は、核抜きについての事前協議にはノーであることを言明したが、ワシントンの有力紙サンデー・スターは、二十日の紙上で、米政府は、沖繩の核抜き返還の方針をきめる一方、極東に直接的な軍事危機が起こった場合、自動的に核兵器の再持ち込みができるという、いわゆる有事核持ち込みの諸条件について日本側と交渉を始め、あらかじめ秘密リストの形で同意を取りつけておくということを伝えております。
○峯山昭範君(続) 一昨日、すなわち二十日付のワシントンの有力紙、サンデースターが伝えるところによりますと、毒ガスを含む生物・化学兵器についても、沖繩から撤去する合意が成立するだろうと述べる一方、核兵器と合わせてその有事持ち込みも検討されると報じております。
次に、朝日新聞あるいはサンデー・スター紙の記事を御引用されての御質問でありましたが、ただいま総理から御答弁がありましたように、日米間の沖繩施政権返還についての話し合いは、これからいわば第二ラウンドに入るところでございまして、いまだアメリカ側から確たる基準云々というようなものの提出されたという事実もございませんし、いまだ確たる見通しを申し上げる段階ではないのでございます。