1974-11-14 第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第11号
「私が個人で所有していたサンウエーブ工業株式会社の株式と港区麻布本村町」、これは元麻布のことです、「及び飯倉片町の土地建物を田中角榮さんに関係のある新星企業株式会社に譲渡した経緯についてつけ加えてお話します。」、こういうかっこうで、この証拠物件について検事からいろいろ確認をとられておるわけです。その中に領収証の問題が出てきます。
「私が個人で所有していたサンウエーブ工業株式会社の株式と港区麻布本村町」、これは元麻布のことです、「及び飯倉片町の土地建物を田中角榮さんに関係のある新星企業株式会社に譲渡した経緯についてつけ加えてお話します。」、こういうかっこうで、この証拠物件について検事からいろいろ確認をとられておるわけです。その中に領収証の問題が出てきます。
サンウエーブ工業株式会社は、御承知のように三十九年の終わりごろに倒産したのでありますけれども、田中総理——当事大蔵大臣であります。同社の株を三百五十万株持っておりましたけれども、値下がりで損をした。田中さんが買った値段は平均一株約四十七円、そして田中さんが当時のサンウエーブの社長の柴崎勝男さんを目白の自宅に呼んで、おれは株で損したから何とかしろということを言われたのであります。
まずサンウエーブ工業株式会社でございますが、昭和三十九年八月期の粉飾決算の内容は、おもなものを申し上げますと、損益計算書におきまして、まず第一番に売り上げ総利益の過大計上十六億五千万、販売費及び一般管理費、経費でございますが、その過小計上、これが二億六千万、営業外費用の過小計上が六千万円余り、以上の結果、当期の損失が十五億五千万余になるところを、当期純利益四億三千万余と表示いたしております。