1984-07-11 第101回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第7号
石炭卸売業者への輸入割り当てにつきましては、需要者の発注によりまして、内外炭の混炭による品質の調整、これはサルファ調整あるいはカロリー調整等がございますが、この品質調整を行う場合であって石炭卸売業者が輸入することが妥当である場合に限りまして認めでいるということになっていまして、この場合、需要者の発注を受けているかどうかにつきましては、需要者からの発注書または契約書等で確認しているところでございます。
石炭卸売業者への輸入割り当てにつきましては、需要者の発注によりまして、内外炭の混炭による品質の調整、これはサルファ調整あるいはカロリー調整等がございますが、この品質調整を行う場合であって石炭卸売業者が輸入することが妥当である場合に限りまして認めでいるということになっていまして、この場合、需要者の発注を受けているかどうかにつきましては、需要者からの発注書または契約書等で確認しているところでございます。
○岡田(利)委員 まあ大体あれでしょう、サルファ調整しかないんじゃないですか。カロリー調整の面でこれを適用したという例はないんではないですか。一時は、暖房用炭が不足したような場合、暖房用炭の一部を輸入を認めたというわずかな時期がありますけれども、普通、この基準が常時適用されるものとしては今まではサルファ調整以外にはないと私は記憶しておりますが、私の記憶は間違いでしょうか。
例えばサルファ調整であれば、サルファ調整のためにそういう方法がとれるか、とってきた。では、ローカロリーの炭が北海道あたりよく出る、だからカロリー調整の場合はどうなのか、こうなると、どうもそちらの方については考えていないという答弁が行われたり、あるいはまた、その前の高瀬部長の場合には、論理的に全くサルファ調整もカロリー調整も同じですという明確な答弁もあるわけですね。
○高瀬政府委員 従来は、九州の高サルファ炭に対しましては、水洗炭とか輸入炭等々でサルファ調整をしておりました。しかし、一昨年ほどから需給が逼迫してまいりましたので、それではいかぬということで、水洗炭それから輸入炭を国内炭に切りかえるという措置を現在しております。
そういう点で、幌内炭鉱の事故の影響を受けて入れておりました暖房炭のようなものは、もうこの際、輸入を抑制いたしたい、こういう方針をもっておるのでございますが、一般炭の輸入につきましては、従来から国内炭のサルファ調整、こういった補完的な要素が圧倒的に強いわけでございまして、一概にこれを切りますと、国内炭の需要まで断ち切ってしまうことになります。
と申しますのは、一般炭の輸入は従来から国内炭のサルファ調整、そういった補完的なものとして入れておる関係もございまして、現にまた日本側の国内の石炭産業の事情からサルファ分の高い石炭が非常に量多く出ておるような炭層条件その他も現状では西地域の方にはございます。そういうような関係もございまして、環境問題の関係で減らすことがなかなか困難な点がございます。