2002-12-02 第155回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
この薬害根絶という課題を抱え、三十年近く運動を続けてきた私たちは、この間、大きな薬害が重なり合い繰り返し起こっていること、また、サリドマイド裁判以来、歴代の厚生大臣が薬害裁判の被告になり続けている情けない姿を見てまいりました。
この薬害根絶という課題を抱え、三十年近く運動を続けてきた私たちは、この間、大きな薬害が重なり合い繰り返し起こっていること、また、サリドマイド裁判以来、歴代の厚生大臣が薬害裁判の被告になり続けている情けない姿を見てまいりました。
西村教授という方は、サリドマイド裁判のときに最後まで企業側の弁護に立って論陣を張ったお方だと聞いておりますけれども。これまで本院においても合成洗剤の毒性を認める発言をされた国務大臣は何人もいらっしゃるけれども、少しも行政で変わっていない。
また、昨年のサリドマイド裁判のときには、梶井正氏が法廷で、もしレンツ警告の時点で薬を回収していれば、現在わかっている奇形児の四八%は生まれずに済んだのだと、このように証言しております。私は、ここでこの薬に対する対策を講じなければ、また悲惨な事態になるんじゃないかと、このように思いますが、いかがですか。
サリドマイド裁判につきましては、昨年二月から東京地裁におきまして証人尋問に入りまして、これまでレンツ博士を含めまして十人の証人が証言しております。現在までの審理状況は、主としてサリドマイド服用と奇形との因果関係に重点が置かれております。証人尋問は四月までは行なわれませんけれども、今後はなお過失の問題について論点が残されておりますので、今後そういう問題につきまして訴訟が続行されると思います。
いま非常に問題になっているサリドマイド事件に関してでございますが、これは現在御承知のように裁判として争われているわけでございますが、まず最初にサリドマイド裁判の現状と、これに対処する政府の姿勢について簡単にお答えを願いたいと思います。政府委員でよろしゅうございます。
最近、東京地裁で、サリドマイド裁判に関連いたしまして西ドイツのレンツ博士を証人にお呼びしたことは、お互い承知しているところだと思います。このレンツ証人の、いわば証人としての出張旅費、日当等の経費の支弁がどのように扱われておるのか、またお差しつかえなければ、御本人の名誉に反しない範囲で、その額、内訳、それから支出主体等を明らかにしてもらえればありがたいと思います。
さらに、サリドマイド裁判についてでありますが、国や大日本製薬は和解を申し出たといわれておりまするけれども、申し出られたことは事実かどうか。和解するには、どのような内容をもって臨まれるというのか。 第三番目には、時間の関係がございますから、全部一緒にやってしまいますけれども、昭和電工のように、裁判の一審でいかようにあろうとも上訴権の放棄を宣言したことはすでに御案内のとおりです。
この一月十八日に、東京地裁でサリドマイド裁判の第一回の口頭弁論が、五年間の予備審査的な事務手続を終えてようやく開かれたと新聞で報じられております。四大公害裁判等、いわゆる特殊損害賠償事件というものが、現在全国でどれくらい受理件数があるのか、あるいはその審理の状況はどうか、あるいはそれに対する審理促進の対策について裁判所としてはどういう御用意、御計画があるのか、お尋ねいたします。
○古寺委員 きょうから、サリドマイド児とその両親四十三家族が国と製薬会社に総額約十三億円の損害賠償を求めている全国のサリドマイド裁判のトップを切りまして、東京地裁で第一回の口頭弁論が行なわれているわけでございますが、この問題について厚生省はどのような責任を感じていらっしゃるか、その点についてまず大臣から伺いたいと思います。