1958-02-20 第28回国会 参議院 逓信委員会 第3号
スポンサーがついているプログラムには、いわゆるサス・プロ以外においては全部有料な広告でやっているのだから、料金は聴取者からとらない、こういう原則で示されているわけであります、しかしこれは、郵政省には電波関係の権威者が相当たくさんあるのであります。おわかりになっているかと思いますけれども、民間放送が無料であるというこの原則を要綱に示すということは、テレビジョンの発達からいうと非常に私は、疑問である。
スポンサーがついているプログラムには、いわゆるサス・プロ以外においては全部有料な広告でやっているのだから、料金は聴取者からとらない、こういう原則で示されているわけであります、しかしこれは、郵政省には電波関係の権威者が相当たくさんあるのであります。おわかりになっているかと思いますけれども、民間放送が無料であるというこの原則を要綱に示すということは、テレビジョンの発達からいうと非常に私は、疑問である。
それから、そういうことが民間放送のいわゆるサス・プロの自己でやる番組以外は全部スポンサーがつくということになりますと、先ほど私が申し上げたような、ある特殊な、東京に五つのダイアルがある。それでやり得ない、たとえば現在アメリカでやっているような特殊な新しい映画、これは日本ではカラー・テレビが実用になっておりませんけれども、特殊な映画を一週間に三本なら三本やる。
これは先ほど申し上げているようにですよ、第三者がいわゆるサス・プロだけでもってこの解説をする、解説放送をする、これはまだいいのですね。
それからもう一つ、私がちょっと、非常にいい構想だけれども、現行法の解釈からすれば疑点がありまする点は、率直に言うとこれは民間放送、商業放送のスポンサード・プログラム、今まではサス・プロということをおっしゃったけれども、サス・プロというのは向うがやるんだ、スポンサード・プログラムをやるために今数千万円をとったのだ、これは過般三十二年度の予算の審議のときにも、分科会でこういうような質問をしたところが、そういうような
それからほかの多くの民放の中のあるところからも自分の企画をサス・プロで持っておいでになっておりますし、またスポンサーをつけて持っておいでになっておるものもございます。それぞれ実行に移しておるのでございます。しかし、どうもそれぞれ程度が高いのであります。そうして私どもの考えております、さっきからくどく申しますような目的とは沿わない面があるのであります。
そういうこともありますし、それから一番根本は、今のサス・プロの充実で、聴取者が聞かれる場合に、スポンサー・プロだけではなく、そのほかの時間も聞かれなければならないし、そこが非常に手薄であつたから、そういう方面に相当の金をかけなければならない。そういう番組全体の充実がやはり重点である。
それからもう一つサス・プロの問題は別なんですが、局舎が非常に狭隘だ、間借りをやつておるところがある、だから値上げをするのだと言われたのですが、局舎の問題はどちらかといえば資本的な支出に当るもので、資本金でまかなうべきものじやないかと私は思うのです。今度のNHKの場合も十七円の値上げでありますが、設備の新設は全然やつてないのです。借入金でやつておるのです。
スポンサー番組——電波料はそこへ売れたものをとるわけですが、そのほかに相当の部分を占めておるサス・プロの時間、これをやはり民間放送がここまで発展しました以上さらに充実しなければならぬ、その方面に相当これをさく必要があるということが理由なんでございます。