2012-06-08 第180回国会 衆議院 環境委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
このデータをもとにして、実は、蒸気発生器においては、高サイクル金属疲労や減肉などを生じるような三つの要件全てについて、日本の原発では大丈夫なんだというふうに結論を出していたと思うんですが、このことを最初に確認しておきたいと思います。
このデータをもとにして、実は、蒸気発生器においては、高サイクル金属疲労や減肉などを生じるような三つの要件全てについて、日本の原発では大丈夫なんだというふうに結論を出していたと思うんですが、このことを最初に確認しておきたいと思います。
これも調査に行きましたが、出力三〇%の特定運転域での静翼の振動による高サイクル金属疲労としておりました。実はこの条件には二号機も当てはまるわけです。実際二号機の運転中に、北電も北海道庁も、これは二号機でも恐らく静翼の亀裂が起こっているだろうということを指摘しておって、そして先日とめて、八月に報告された泊二号の低圧タービン静翼部の亀裂というのでは、予定どおり随分静翼に亀裂が入っていたわけですね。
○吉井(英)委員 そこで、この議論はいろいろやってきておりますから、私は少し簡略化して先へ進みたいと思うのですが、八八年二月五日のNRCブレティンでは、八七年七月のノースアンナ原発一号機で起こったギロチン破断が高サイクル金属疲労によるものとして、その原因として、一つは上部支持板のところでのデンティングの問題、二つ目、流力弾性振動の問題、三つ目にAVB、振れどめ金具の欠如の問題を挙げていたわけですね。
事故原因については、同社では、現在のところ損傷側の蒸気発生器細管の一本が円周方向に完全に破断していることをファイバースコープにて確認しており「目下その原因及び事故に至るメカニズムを究明中でありますが、細管の振動を抑制する振れどめ金具が設計どおり設置されていなかったため、高サイクル金属疲労が発生したことが大きな原因ではないかと考えられております。
しかし、このNRCの中でも振れどめ金具の問題もあれば、高サイクル金属疲労の問題を取り上げて、これはちゃんと書いてあるわけでしょう。今からの問題じゃないのですね。
○吉井(英)分科員 これでは高サイクル金属疲労の問題を挙げ、その原因として、当時の状況のもとでいろいろ情報を集めて検討した結果、今おっしゃった二つにさらに三つ目に、これは振れどめ金具の欠損、この三つのことを当時言っていたわけですね。しかも、このNRCブレティンの中では、ウェスチングハウスの蒸気発生器を使っている企業ですね、それから、日本の場合は一つだけになりますが、これはもう一つありますね。
そういう立場できょうはちょっと質問させていただきたいと思うのですが、今回の事故につきましては、今究明中とのことでありますけれども、新聞によりますと、高サイクル金属疲労とか共振現象が原因とかいろいろ報道されております。きょうの時点で原因は一体何だったのか、わかる範囲でひとつ答えていただきたいと思います。