1962-02-28 第40回国会 衆議院 外務委員会 第7号
これで最後にいたしますが、私は最後に伺っておきたいのは、ベトナムの情熱かはきわめて政局不安定であって、ゴ・ディンジェム政府に対して小坂外務大臣はいろいろ弁護的な態度をとっておられますけれども、これはあまり長く持たないですよ。もう李承晩と同じような状態であることは、UPIその他のアメリカの新聞が報道しているのですから。
これで最後にいたしますが、私は最後に伺っておきたいのは、ベトナムの情熱かはきわめて政局不安定であって、ゴ・ディンジェム政府に対して小坂外務大臣はいろいろ弁護的な態度をとっておられますけれども、これはあまり長く持たないですよ。もう李承晩と同じような状態であることは、UPIその他のアメリカの新聞が報道しているのですから。
○穗積委員 われわれの判断では翌年の五五年以後、アメリカがフランスにかわって今のゴ・ディンジェム政府を確立して、これに対して軍事的、経済的援助を行なって、特に軍事的援助を行なって、そして今日の統一を阻害している、結論的に言えば。その事実を外務省は調べ、認めておられますか。
(拍手) 社会党は、従来から、政府がベトナム賠償交渉を南ベトナムのゴ・ディンジェム政府のみを相手に進めているのに対して、ベトナムの統一を阻害するものであり、アジアの平和に害ありとして、強く反対してきたのでございます。
インドシナ戦争の相手というのはベトナムのゴ・ディンジェム政府じゃないですよ。フランスですよ。そこで問題になるのは桑港条約で調印を云々したじゃないかというお話ですが、これはゴ・ディンジェム政府とは違うのです。ベトナム国といってこれはおばけのようなものですが、フランスが連れてきたバオダイというものがベトナム国というものだということで調印をしているのです。これはサイゴンにバオダイがいたことはある。
○植村参考人 これは今申し上げたように、日本として相手にし得る政府というものが——相手にという言葉はいかぬと思いますが、正式に賠償交渉をし得る政府はゴ・ディンジェム政府であるという立場から、北の地域についての損害があったということはもちろん認められるにしても、やりようがないというふうに私は思います。