1992-05-21 第123回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
ただ、一般的に私どもが旧ソ連極東軍の現状についてどのように見ているかという点につきましては、御承知のとおり六〇年代以降質、量ともに増強されてまいりました極東田ソ連軍でございますが、ゴルバチョフ登場以降、八九年当たりから量的には若干の削減は見られるものの質的には依然として近代化が続いていた。
ただ、一般的に私どもが旧ソ連極東軍の現状についてどのように見ているかという点につきましては、御承知のとおり六〇年代以降質、量ともに増強されてまいりました極東田ソ連軍でございますが、ゴルバチョフ登場以降、八九年当たりから量的には若干の削減は見られるものの質的には依然として近代化が続いていた。
まさにただいま先生のおっしゃられましたとおり、ソ連の社会もゴルバチョフ登場以来大幅に変化いたしました。
もう一つ、日吉防衛局長、あなた、今脅威には能力と意図があって、意図と能力が結合すると脅威だ、ゴルバチョフ登場によってソ連の意図が変わった、変わったというのは平和の方向へ変わったという意味だろうと思うのですが、しかし能力は変わらない、能力に着目して防衛力の整備を行わなければなりません、こう言いましたね、今ここで。これは「防衛計画の大綱」の考え方と根本的に矛盾する考え方じゃありませんか。
最近、アメリカの上院の外交委員会におきまして、これは四月四日でございましょうか、公聴会といいますか聴聞会が開かれまして、有名なジョージ・ケナン氏が、一時間ぐらいにわたってでしょうけれども、現在のゴルバチョフ登場以降の国際情勢、ソ連外交また米ソ外交のあり方、アメリカの対ソ外交のあり方について意見を述べたということで、大変反響を呼んでおるのであります。
かつてない盛り上がりを見せたヨーロッパの反核運動や太平洋諸国の非核化の動きはもちろん、ゴルバチョフ登場後のソ連を初めとする東側諸国からの軍縮への働きかけには、それらの国々の国民の反核、平和への熱望が込められているものと考えなければなりません。