1982-05-12 第96回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第4号
○政府委員(福川伸次君) 海外炭の導入につきましては、いま先生御指摘のように、私どもとしては、供給源の多角化と、それからコールチェーンシステムいわゆる流通のシステム化の問題、さらに未利用資源の効率的な利用という三つを主要な柱として対応をいたしております。
○政府委員(福川伸次君) 海外炭の導入につきましては、いま先生御指摘のように、私どもとしては、供給源の多角化と、それからコールチェーンシステムいわゆる流通のシステム化の問題、さらに未利用資源の効率的な利用という三つを主要な柱として対応をいたしております。
第二点は、これは、輸送問題が非常に重要な物資でございますので、輸出国の山元の開発から輸出国側におきます鉄道輸送ざらに積み出し港湾、それから外航船の確保、さらに日本の国内の受け入れのためのコールセンター等、私どもはこれをコールチェーンシステムと称しておりますが、そういったものをシステム的に展開するインフラの整備を行っていく必要があるという点が第二点でございます。
また、今後、逐年増加することが見込まれている海外炭の導入につきましては、安定的な供給を確保するため、いわゆるコールチェーンシステムを確立しなければなりませんが、当面は、現行の低利融資等の助成制度の適切な運用により対処できるものと考えております。 次に、現在最も懸念される問題は、北炭夕張炭鉱の再建問題でありますが、当面は更生手続の開始について、裁判所が適切な判断を下すことが必要であります。
次に、原子力と並ぶ石油代替エネルギーの柱の一つである石炭につきましては、海外炭の安定供給を図るため、コールチェーンシステムの整備を促進するとともに、わが国石炭鉱業の自立を目指して石炭政策を積極的に推進してまいる所存であります。
それから三番目は、私どもは一般にコールチェーンシステムと称しておりますが、海外の鉱山から港へ出します施設、さらに港湾、海上輸送、それから日本での受け入れ施設、受け入れ施設から消費地への輸送、さらに消費地におきます公害防止あるいは灰の処理といった一貫したシステム的な体制をつくるということが非常に重要である。この三つの視点が提言されておるわけであります。
さらにまた、コールチェーンシステムとでも申しましょうか、相手国の山の開発からあるいはインフラの整備、さらに輸送、国内のコールセンターの受け入れあるいはコールセンターから需要地へのインランドの輸送その他日本の需要地との関連を結びながら、そのような立地あるいは流通機構の整備ということも不可欠であるわけでございます。
私どもも、今後の海外炭の輸入につきましては、いまお話しのように石油の経験にもかんがみまして、供給地域を分散化していくということとあわせて、同時に輸送等々に支障がないように、コールチェーンシステムを十分確立していく中で輸入と国内炭との連関をつくっていくというようなことで、需給の見通しあるいは外割りの運用等も含めて十分検討し、対応に遺憾なきを期していかなければならないと思っております。
こういうコールチェーンシステムというものを初めから描いていかなければならないんではないかと私は思うのです。そういう点について一体どういう考えを持っているかということが第一点。 同時にまた、そういう大規模のコールセンターをつくるとすれば、私の判断では最低七百万トンから一千万トンのキャパシティーを持つコールセンターを、少なくてもわが日本列島に南北二カ所は構築しなければならないでしょう。