1952-12-19 第15回国会 参議院 外務委員会 第9号
それからこれはちよつと余談になりますけれども、大西洋におきましては、コーチ・サービスの運賃をやりまして、非常に安い運賃なわけでございまして、昨年一カ年に航空旅客が五割増したという、こういう状態であります。ところが太平洋におきましてはコーチ・サービスがございませんで、いわゆる高い運賃が今行われておるわけでございます。
それからこれはちよつと余談になりますけれども、大西洋におきましては、コーチ・サービスの運賃をやりまして、非常に安い運賃なわけでございまして、昨年一カ年に航空旅客が五割増したという、こういう状態であります。ところが太平洋におきましてはコーチ・サービスがございませんで、いわゆる高い運賃が今行われておるわけでございます。
何と申しましてもまだ初期でありまして、アメリカのようになりますと、向うの汽車の三等に当るものと、飛行機の三等に当るいわゆるコーチ・サービスとを比べますと、汽車の方が高いという状態でありますから、飛行機の利用度が多いのでありますが、日本ではまだ遺憾ながら二等まで飛行機の運賃を下げるということがせいぜいの努力でありまして、当分の間二等よりも安くなるということは、遺憾ながら期待できないという状態でありますので
なお運賃の点でございますが、アメリカの汽車賃は高いと申しますか、民度が高いと申しますか、現在ほとんどの区間におきまして、いわゆるぜいたくなサービスでないツーリスト・サービス、コーチ・サービスというのを飛行機で始めたわけでございます。これは御存じの方も多いと思いますが、飛行機では全部食事を出すことになつておりますが、食事を出さない、そして座席も少しふやすというサービスを始めました。
また松尾静麿君から米国の航空輸送事業会社の運営状況について意見を聴取いたしたが、その概況は、米国の航空輸送会社は、地上施設を完備し、予備機をなるべく少数として、航空機をフルに活用するとともに、コーチ・サービスに重点を置き、きわめて能率的かつ合理的に運営されているとのことでありますが、これはわが国といたしましても大いに学ぶべき点であると痛感する次第であります。