1982-12-14 第97回国会 衆議院 予算委員会 第2号
その当時はコーチャン回想録しかなかったのです。ところが、いまはそのコーチャン証言が、尋問調書が東京地裁、五十三年九月二十一日に証拠として採用決定されています。もはやあなたを証人喚問した時点と違うのであります。そしてこの中に、これは小佐野事件についての問題ですから、児玉事件だとまた別に出てくると思いますけれども、この点で、いいですか、証拠採用されて、事業として認定された点がある。
その当時はコーチャン回想録しかなかったのです。ところが、いまはそのコーチャン証言が、尋問調書が東京地裁、五十三年九月二十一日に証拠として採用決定されています。もはやあなたを証人喚問した時点と違うのであります。そしてこの中に、これは小佐野事件についての問題ですから、児玉事件だとまた別に出てくると思いますけれども、この点で、いいですか、証拠採用されて、事業として認定された点がある。
さらに、御存じのコーチャン回想録というのがありますが、このコーチャン回想録でも、コーチャンは、小佐野氏と会ったときに、小佐野氏のところへボーイングの売り込みに来ていたということがあった事実を、百八十三ページでありますが、九月十六日の日記で、国際興業本社に着くと、児玉はすでに来ておって応接室で小佐野と話し込んでいた。
それは、たとえばコーチャン回想録にも出てきていますけれども、国会でも問題にしました例の四十七年十月五日のあの陰謀の件ですね、中曽根氏に児玉被告が電話したというあの件、あれは全日空がDC10になって、日航がL一〇一一になったという情報にびっくり仰天していろいろなあれがあったという個所ですね。
それでは、観点を変えまして、例のコーチャン回想録に出てくるところの十月五日の児玉事務所から中曽根さんの方へ電話をしたという場面についてなんですが、実際に中曽根さんの方へ電話がなされたかどうか、あるいは、その明くる日の十月六日に、言われておるところのロッキード社が日航の注文を取るようになったという、ロッキード社側にとっては非常に不利な陰謀というものをはね返す努力がなされたかどうかということについて、コーチャン
○伊藤説明員 コーチャン回想録につきましては、ただいまも御指摘のようにそれが出ました当時、非常に生き生きとした描写がなされておるものでございますが、検察当局も当然詳細それを読んでおるわけでございまして、関連して補充捜査を要する点は十分捜査をしておると思いますが、その掃除夫を見つけ出して調べたかどうかという点について、実は報告をまだ受けておりませんが、そういう掃除夫らしい人が公判で証人に出たということはまだないようでございます
いままではコーチャン回想録の伝聞という形で中曽根総務会長、あるいは迷惑だったかもわかりません、わかりません真偽のほどは。国会でも当人、自分なりに弁明したわけであります。しかしながら、けさの報道に接しますと、すでに公判でコーチャン回想録の伝聞を根拠にせよ尋問調書に出てくる。
この事案の一番の立て役者は、このコーチャン回想録によりますと中曽根さんである、こう言わざるを得ないと私は思う。私はこのコーチャン回想録が、時間やいろんなことがすべて正しいとは必ずしもコーチャン氏も言わないと思うのでありますけれども、少なくともコーチャンの立証するそばにおる人がみんなおるわけであります。
○伊藤(榮)政府委員 御指摘のように、私もコーチャン回想録を読みましたけれども、大変生々しい描写であることは間違いないと思いますが、何しろ現在、コーチャンの嘱託証人尋問調書の採否をめぐって検察官側、弁護人側がきわめて緊迫した論争をやっておる状況でございますので、その点についての感想を述べさせていただくことはいかがかと思いますので差し控えさせていただきたいと思います。
先般、中曽根代議士にもお越しをいただいていろいろ御証言をいただいたところでございますけれども、コーチャン回想録で言うところのあの陰謀であります。これは児玉裁判の冒陳も認めているわけでありますけれども、工作をした政治家の名前につきましては、回想録とは違って明らかにされていないわけであります。
また、中曽根康弘君については、先日その証言を求めたところでありますけれども、その求めた中心は、いわゆるコーチャン回想録の中で、四十七年十月五日の夜おそくいわゆる児玉譽士夫からの依頼を受けてロッキード売り込みの工作をしたという点が、その証言を求める中心でありますけれども、しかしながら、先日の証言の中で東郷氏との関係について、五億円の金銭のやりとりや、殖産住宅に絡む本件について東郷氏との証言に重要な食い
○横路委員 コーチャン回想録の中曽根さんの名前が出てくる部分ですね、これは昭和四十七年の十月五日でありまして、この中では、トライスター売り込み中のロッキードのコーチャン氏のところに、小佐野賢治からの情報だということで、日本航空がトライスターを入れる、全日空はDC10に決まったぞ、こういう話が伝えられるわけです。
○楢崎委員 この辺の不自然さというものは、コーチャン回想録のこの点について、私どもの調査では、いま申し上げたとおり若干違う。事実がない、こういう事実は。それは指摘をしておきたいと思う。 そこで、先ほどの問題ともあわせてこのPXLの動きをずっと追ってみると、何としても十月九日の証人が黙っておられたという不自然さについて私はやはり、お答え聞きましたけれども、釈然としないものが残る。
午前中横路委員の質問の中にありましたとおり、例のコーチャン回想録に出てくる十月五日の問題であります。つまり、この時期というのは、もう一遍少し説明を加えると、コーチャン証言にもありますけれども、ロッキード社あるいはアメリカのMDAO等を通じてP3Cの売り込みがすでにアメリカの方から始まっておったのです。そして八月にはアメリカの政府はP3Cのリリースをオーケーしている。
○伊藤(榮)政府委員 コーチャン回想録等も一つの参考資料でありますから、それらの内容をよく踏まえて所要の捜査を遂げておると思います。
○伊藤(榮)政府委員 御判断の御参考にあるいはなるかと思って一言だけ申し上げますが、福田氏が亡くなられましたのはコーチャン回想録が発表されます以前のことでございますので、コーチャン回想録等を読んで、それを頭に置いて検察官が調べた段階ではございませんので、果たしてどういう内容のものが、御指摘の内容のものがあるかどうかもきわめて疑わしいと思いますし、また、一般論といたしまして、捜査記録の一部でございますので
さらに、このコーチャン回想録で、全く間違っている、こういう部分についてはいかがですか。
いま、個人としてはお認めになりましたように、また、これはコーチャン回想録じゃなしに、証言にもちゃんと出ておりますからね、有能な役割りを果たしたということは。ですから、そういう役割りを果たして、しかもそれだけの巨額の金を児玉に渡しているわけですから、まあ常識的に見てといいますか、論理的に見ても、当然政治家へのいろんな働きかけがあったと考えてもこれは普通ではないかと思う。
○安原政府委員 冒陳には出てない事柄でございますとともに、確かにコーチャン回想録につきましてはいろいろ関心を持って捜査をしたと思いまするが、捜査の内容については、まだすべてが終わっていないという大臣の御言明もございまするから、いま申し上げることは、特にだれを調べたとかいうようなことを含めて申し上げるわけにはまいりません。
○安原政府委員 コーチャン回想録は重要な情報資料でございますので、当然関心を持ったと思いまするけれども、現実に報告は受けておりません。
それは朝日新聞に対するあのコーチャン回想録ですか、それにも故意にP3Cとニクソンとの関係は伏せておる。ここにこれからわれわれが解明すべき問題が実はある。しかも冒陳の中にも言っているでしょう。このハワイ会談が実に重要であるということはコーチャン自身が知っておったのでしょう。指摘しましょうか、冒陳の中で。いいですか。
○野田哲君 法務省の安原刑事局長に伺いますが、十月二十五日付の朝日新聞、この一面トップにワシントン村上特派員発のコーチャンの未公開資料、写真入りで載っておる、これは御承知だろうと思うんですが、この村上特派員、かつて八月にコーチャン回想録、この取材を担当しておる記者でありますが、この朝日新聞に掲載をされている二つの写真入りの資料、一つはコーチャン氏による売り込みルート図、それからもう一つはホテルオークラ
○大出委員 法務大臣、朝日新聞の方々は苦労されてコーチャン回想録というようなものをおとりになっている。だがしかし、P3には触れていない、全く。触れられないのじゃないですか、ここのところは。オライオン隠しなんじゃないですか。田中前総理の起訴のときに一つだけ妙なものがくっついている。P3C関係ない。何であんなものをくっつけなければいかぬのですか。
○野田哲君 秦野さんは、コーチャン回想録を当然お読みになったと思うんですね。
それでは刑事局長に伺いますが、先ほどのコーチャンの回想録、このコーチャンの回想録、先ほど矢田部君の方から再度の嘱託尋問のことについての質問があったわけでありますが、このコーチャンの回想録を読むと、これは私どもとしても、いままでこの場で審議をし、あるいは法務省当局の捜査の経過を報告を受けたことと、かなり食い違うというか、詰めていかなければならないような問題点を感じているわけなんですが、まず、このコーチャン回想録
○野田哲君 稻葉法務大臣は、コーチャン回想録を読んでいないということでありますから、これ、質問のしょうがないんですがね、このかなり長い、あれは五十何時間村上記者が面会をして記録にしたというのですね、これを見ると、あれだけの詳細な回想録の中にP3Cの字句は一言半句も入っていないのです。入っていない。
○野田哲君 刑事局長に伺いますが、きのうからのこのコーチャンに対する嘱託尋問、この嘱託尋問については、先般来のコーチャン回想録、この中で回想録に述べておる事実と、いままでの日本国内での取り調べの点との間で合致しないような点があるとすれば、これは嘱託尋問事項の中に含められておりますか、いかがですか。
で、これについては先ほどほかの委員からも触れられておりますけれど、刑事課長のお答えですと、いままでの証言とコーチャン回想録に述べられているコーチャンの言葉との違いでやるのではないというふうにさっきおっしゃっておりました。この辺のところをもうちょっと具体的に、再尋問の真意というものがどういうところにあるのか聞かしてもらいたい。
一つの例でありますが、朝日新聞にかかわるアメリカからのコーチャン回想録にも見られるように、明らかにこれには中曽根康弘君の氏名が記載をされておるのであります。しかも昭和四十七年当時通産大臣の要職にあり、その当時トライスターの導入問題あるいはPXLの国産化白紙還元問題等にかかわって通産大臣の疑惑が濃厚であるということもいろんな意味で言われ、本委員会においてもすでに指摘をされておるところであります。
中曽根康弘証人につきましては、昭和四十七年七月から九月、いわゆる箱根会談からハワイ会談にかけて問題になったいわゆる緊急輸入品目に民間航空機を入れた経緯に通産大臣としてどうかかわっていたか、またはPXL国産化白紙還元についての疑惑もあり、コーチャン回想録の発表などによっても疑惑はますます深まっております。
それらの証人の証言並びに本委員会における質疑のやりとり及び捜査の進展、コーチャン回想録等により 一、中曽根康弘君については、昭和四十七年当時、通産大臣として、トライスター導入、PXLの国産化白紙還元等に関与していた疑惑が濃厚となり、本人からその経緯の詳細を明らかにすることがロッキード問題解明に不可欠となっております。
中曽根氏に対して非常に濃厚な疑惑が提起されている、しばしば委員会で疑惑が提起されたわけですが、コーチャン回想録によって一層それが鮮明になっております。しかるに中曽根氏がいまなお捜査の対象として挙がっていないということは重大な問題です。私たちは法務大臣が中曽根派に所属しているということと無関係ではないのじゃなかろうかというふうにさえ思わざるを得ません。
○諫山委員 中曽根氏については、捜査当局が重大な関心を持たざるを得ないと言われたコーチャン回想録で具体的に嫌疑が提起されております。速やかにこれは捜査をすべきだし、いまなお捜査の対象としていないとすれば、きわめて怠慢と言わざるを得ないわけですが、法務大臣、いかがでしょう。