1954-03-27 第19回国会 衆議院 外務委員会 第27号
○下田政府委員 これは事項的には当然限界がございまして、アメリカ政府が代位する原因が収用の場合、もう一つは外貨にコンヴアートすることができないという二つの原因に限られているわけでありまして、金額的の限界は、その私人が受けることができなかつた補償金額、あるいは私人が送金することを許されなかつた外貨の送金額によつて制限されるわけでございます。
○下田政府委員 これは事項的には当然限界がございまして、アメリカ政府が代位する原因が収用の場合、もう一つは外貨にコンヴアートすることができないという二つの原因に限られているわけでありまして、金額的の限界は、その私人が受けることができなかつた補償金額、あるいは私人が送金することを許されなかつた外貨の送金額によつて制限されるわけでございます。
うという了解で参つておりますが、大部分は現在貸越しになつております六千万ドルを処理する手段ではございませんで、現行貿易計画でありまする輸出六千万ドル、それから輸入四千万ドル、その差額の二千万ドルのうち、約五百万ドルは先方が米ドル・キヤツシユをもつて一応支払う、あとの千五百万ドルは、要するにドル圏物資をインドネシアのアカウントを通して買う、その千五百万ドルの部分につきまして、何といいますか、為替のコンヴアート
但し先ほど申し上げましたように、換算率等の関係がありまして、今こちらでこれだけが的確に円にコンヴアートされた額だと申し上げることは、若干誤解を招くのではないかと思います。
このうち問題になりますのは六千四百万ボンドのうち一九〇七年発行のポンド公債はドルとコンヴアートできることになつております。この一九〇七年にポンドで発行いたしました千八百万ポンドの外債は、ドルで払うことになると思うのであります。
私はイギリスに行つても話して來たのですが、一体ダラーにコンヴアートするのかしないのかというのは、そんなのは結局商売を伸ばさないという考えである。もつと大きくしようじやないか。
併しポンドとドルのコンヴアートがなかなか国際関係的に認められない。それで今季節的にポンドが不足しておりますので、一昨昨日か、ポンドユーザンスを一時停止するということになつておりますが、只今ポンドとドルのスワツプを交渉しております。その中に何か見通しが付くと思います。
またドルとポンドのコンヴアートはなかなかむずかしい状態でありますので、完全なる意味の自由貿易ということは、なかなか言うべくして行われないのであります。しこうして日本が世界経済に飛び込んで行きます場合におきましては、どうしてもいわゆる国際関税協定の参加ということを頭に置いて考えなければなりません。
しかしこれはやはり国際情勢の変化によりまして、しかもまたポンドとドルのコンヴアートができるようになつて来ますれば、必ずしも物でなくともいいのではないか、やはりそのときの情勢によつて物であつたり金であつたり、適当な方法でやつて行けるようにいたしたいと思います。
ことにドルとボンドのコンヴアートも十分でない場合におきまして、なかなか輸入の促進も思うにまかせぬ場合が多い。そこで私は来年度におきましてはある程度のいわゆる輸出増進によりまする運転資金が必要であるということを考えておるのであります。
こちらは輸入した機械で作つたお金で漸次ドルにそれをコンヴアートしながら返して行く、こういうことになるわけです。ですから外資導入する場合でも日本でそれは全然消費されるものを作るのか、或いはどの程度までそれは輸出するものを作るのかということで、外資委員会のほうはそれで外資導入をきめるわけです。
仮にその無形なものに対して株を供與した場合、その株金に対するところの配当は円をトルにコンヴアートして送金することができないような解釈であつたと私は覚えておる。かくのごときは殆んど我々はパテントなんかは実際知りたくない、パテントなんか周知の事実でありまして、パテントに公示されれば大概の人は分るのであります。
元本を長くすえ置いてくれる投資に対しましては、ドルにコンヴアートして送金を認める限度を比較的高くしよう。あるいは日本に望ましい産業に投資してくれる場合には、そういう保証限度を高くしよう、こういうようなことが問題になつております。
○稻垣国務大臣 外資導入に関しましてのいろいろな障害、そういつた問題については、この問題をこの前の委員会のときに小峯さんの御質問でありましたか、お答えを申し上げたつもりでおりますが、その障害として考えられることは、利潤なりロイヤルテイとかプロフイツトとか利子とかあるいは元本もそれに含まれますが、それの返還に対してこれをドルにコンヴアートすることが保証されないと危險である、こういうことも一つの大きな原因
○稻垣国務大臣 私は先ほど安本長官その他がお答えになつたと思いまして、お答え申し上げなかつたのでありますが、まずやはり先ほども例に一つ引きました三菱電機の場合につきましても、送金の問題が、コンヴアートして送金するということが大きな問題になるのであります。これにつきましては、やはり為替予算のうちで、ある程度の金額を保留しておくということをわれわれは考えなければならぬ。