1954-12-03 第20回国会 衆議院 経済安定委員会 第2号
○板垣説明員 アルゼンチンは、これは一種のコンビネーシヨン取引といいまして、たとえば日本の方から鉄鋼を出します、そうして向うからは羊毛を買うというふうな形になつておるわけであります。
○板垣説明員 アルゼンチンは、これは一種のコンビネーシヨン取引といいまして、たとえば日本の方から鉄鋼を出します、そうして向うからは羊毛を買うというふうな形になつておるわけであります。
ただ問題といたしましては、いろいろ通商政策上の関係等からいたしまして、いわゆるバーター、コンビネーシヨン取引、あるいは特別外貨による原毛、原綿の輸入額が相当量に達して参りますので、これを放任いたしておきますと、当然輸入原料が割高になるという傾向を持つて来るわけでございますので、これにつきましては、需要者と申しますか、紡績別にある程度のわくをつくりまして、過当にお互いが奪い合いをする結果、値をつり上げることがないような
他方また市場別のリンク制といたしまして、現在アルゼンチンの羊毛と鉄鋼のコンビネーシヨン取引を慫慂しておるわけでありますが、これらの制度につきましても、いわゆる市場リンク制度ということになるわけでありますが、これらの制度をできるだけ拡大して参りたいと考えております。 次に第六点といたしましては、輸出金融の改善の問題であります。
これは何と申しましても世界的に生産がやや過剰気味になつておるというような状況で困難になつておることは事実でありますが、最近できましたアルゼンチンとの通商協定におきましても、例えば羊毛とコンビネーシヨン取引において鋼材も売込むことも考えておりますし、それから更に東南アジア地域におきましては運賃の関係もありまして競争できる余地もございますので、決して全部とまつておるという状況ではありません。
○説明員(牛場信彦君) 国別のいわゆるコンビネーシヨン取引的のことは現在のところアルゼンチン以外につきまして行う方針は持つておりません。 それから原料の輸入と輸出とのリンクにつきましては、繊維原材料について現在行なつておりますが、ほかのものはなかなかリンクしようと思いましてもむずかしい事情がありまして、むしろ加工輸出貿易的な考え方で行つたほうがいいのじやないかと思つております。
いずれもこのコンビネーシヨン取引の一例なんでございますが、その場合におきましては、業者が競争するということは非常にまずい場合が多いのでありまして、従いまして現在この業者の指定ということは非常に困難であります関係上、主たる鉄鋼メーカーのほうにおきまして輸出取扱商社を選定をしておるというふうな事例があつたわけでありますが、まあそういうふうな場合における輸出業者と生産業者との協定を、今度の改正によりまして