1958-07-09 第29回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第1号
私は昨年の上月に、西独首府ボンの国会図書館を見、ワシントンのコングレス・ライブラリーに行きましたが、どうもコングレス・ライブラリーとして、すなわち国会図書館としての、私は義務と責任があると思う。しかも国会というバックがあるのですから、早々の間において、われわれは金森さんのような有能な、しかも先輩として、ああいうライブラリーの館長として私は非常な期待を持っている。
私は昨年の上月に、西独首府ボンの国会図書館を見、ワシントンのコングレス・ライブラリーに行きましたが、どうもコングレス・ライブラリーとして、すなわち国会図書館としての、私は義務と責任があると思う。しかも国会というバックがあるのですから、早々の間において、われわれは金森さんのような有能な、しかも先輩として、ああいうライブラリーの館長として私は非常な期待を持っている。
というのは、反面においては、国会図書館に対するわれわれの期待というものも、従来の分散しておった図書館というものを総合化して、でき得べくんばアメリカのコングレス・ライブラリー、こういったようなきわめて広範な、単なる図書館という以上の一つの任務を果したいという希望があった。私自身も第一国会以来おりまするが、国会図書館に対しましてはわれわれは多大の期待をいたしておった。
けれども、アメリカのコングレス・ライブラリーの報告を見ておりますと、去年やっと一千万冊をこえた、こういった誇りを持って言っております。一千万冊というものはわけはないようでありますが、実際に日本の図書館は一年に三万五千種くらいふやしておりますから、これはえらいことであります。
なお私は最近御承知のようにこの委員にさせて頂いたのでございますが、すでにおぬかりないこととは思いますが、ワシンヨンのコンミシヨナル・コングレス・ライブラリーとアルカイブのようなそういうものは、日本のような非常に貧弱な国では作ることはできないと思いますが、この図書館というものは、ただ本を読んでそれを運労する以外に、国民的にもここに行つてみたいという人もあるでしようし、その中には多少の記念的な図書のようなものを
ところがなかなか、この基金をもつて写真施設を設けましても、はたして確実に運用できるかどうかというような研究が始まりまして、これはアメリカのコングレス・ライブラリーの写真部で、いろいろわれわれに助言をして計画を立ててくれました。
その日の新聞は吉河特審局長の写真を載せまして、又通訳をいたしましたワシントンのコングレス・ライブラリーのアンドリユー・クロダという人と共に米国の国会において吉河氏がそういう証言をいたしておる大きな写真等も載せておつたのであります。
それがコングレス・ライブラリーにもあり、ハーヴアードにもあり、ミシガンにもある、内容は少し違うかもしれませんが、大体そういうふうになつておりました。私の方は今のように今までに一生懸命やつて十五万……。
外国の図書館のように——といつてもアメリカのコングレス・ライブラリーのことを言つておりますが、たとえば地下道で建物を連ねるとか、あるいは空気で書物を送るようなパイプの連繋をつくるとか、そういうことも次第に考えられることと思いますが、そこまで行かなくても、とにかくわずかの足を運べば、すぐその図書館を自分の部屋と同じように使える、こういうことまで行きませんと、法律によつて図書館ができておりましても、その
御説明があつたのでありまするが、どうでしようか、参議院の図書館運営委員会の皆様の御討議を頂いて、少くともこの二十六年度要求書と同時に、五ケ年計画なり、或いは十ケ年計画なり、今日の状況ですから、決してすぐその三分の一建てろとか、或いは土台を作れとかいうほどにも行かないのですから、只今館長の御説明になつた程度の、せめて新らしい国立国会図書館としてはどういうような建築物を建てるべきかという準備、コングレス・ライブラリ
例えばアメリカのコングレス・ライブラリーなどは金を拂うのは全体の一七%とか言つておりまして、あとはただで貰うか、交換をするか、こういうことであります。私共の方でもそれを考えておりまして、先ずアメリカ合衆国と日本とは官庁出版物を全部交換する。向うのものは全部こつちに貰つて、こつちのものは全部出すという体制を以てやつております。
そのうちの最も模範的なものとしては、アメリカのコングレス・ライブラリーがとつておりますコピーライト、それから納本というものとを結びつける制度でありまして、われわれとしてはこの制度を日本に採用することはできないかというふうにいろいろ研究して参つたのでありますが、現在までのところ、このコングレス・ライブラリーが採用しておる制度を、ただちにわが国立国会図書館において採用せられ得るという結論に到達いたしません
國際的には、すでに御承知のごとく、アメリカ合衆國の議会図書館、コングレス・ライブラリーは、これらの施設において世界的の成績をあげ、各国の模範となつております。コングレスライブラーにおいては、議院が法案の審査にあたり必要なる資料または調査を図書館に要求すれば、ただちに、あるいは数分、あるいは数刻の後にはその資料を手にすることができると承つております。
然るに國際的にはすでに御承知のごとく、アメリカ合衆國の議会図書館、コングレス・ライブラリーは、これらの点において世界的に成績を挙げ、各國の模範となつております。第一回國会開会以來、本院図書館運営委員会は、このアメリカのコングレス・ライブラリーの歴史、その現状、その組織、その機構、その現実の機能の実情について詳細なる研究を続け、学ぶところに実に少くなかつたのであります。
そのとき私図書館運営委員会の打合会に出ましたときの話では、アメリカでもコングレス・ライブラリーでは法案の起草のようなことはやつていない。ただステートのライブラリーではそういうことをやつておる。アメリカでもやつていないのだが、日本では初めてやるのだから、ほかの理由もありますが、この際もつとアメリカでもできぬような理想的なことをやろう。こういう高遠な理想を伺いました。
國会図書館の運営につきましては、御承知のように、最高の立法者としての議院の調査機関を設置するという問題について、始めてこういうものが設置されますので、國際的な経験と、又國際的な援助というものが、非常に大きい期待をかけられるわけでありますが、今囘米國の國会から、アメリカのコングレス・ライブラリー副館長であるクラツプ君と、それからアメリカ図書館協会プレシデントのブラウン君と、この両君を、米國のコングレス
見える方は一人は現在のアメリカのコングレス・ライブラリーの副館長的な地位におられる、クラップという方、今一人は前にアメリカ図書館協会の会長をしておられたブラウンという方、このクラップ君は、アメリカのコングレス・ライブラリーの年報を見ますと、図書を蒐集する部の部長を、ずつとしておられたようであります。アメリカのコングレス、ライブラリーの資料蒐集の權威であられるわけてあります。
なお國会図書館の設立をどういうふうにするか、館長選任をどういうふうに進めて行くかということについては、アメリカからコングレス・ライブラリーその他から到着されるアドヴァイサーの意見を聞くことも非常に重要と思いますので、この委員会及び衆議院の委員会で進めて行く速さと、アメリカからアドヴァイサーが到着されて、いろいろ意見を聞くその速さとができるだけ一致するように進めるように……。
○委員長(羽仁五郎君) ただ一つお諮りしたいことは、先程申上げました第一のアメリカのコングレス・ライブラリーについて、聽くような会を両院の図書館運営委員会だけで聽くようにいたしますか。それとももつと廣範な方方をもお招きして一緒に伺うということにいたしますか。
○委員長(羽仁五郎君) それでは早速そのコングレス・ライブラリーの映画があるという話でしたから、來週にでも是非御覧を願うように取計らいたいと思ひます。
米に司書の派遣を依頼 衆議院議長 松岡駒吉氏談 圖書館のことは委員會に任せてあるが、まだ何ら具體的にすすんでいない點は責任をもつべき議長として遺憾に思つている、先般來米國のコングレス、ライブラリーへ優秀な司書の派遣方を依頼している。
○委員長(羽仁五郎君) 第四の問題は、この國會圖書館設立について、連合軍最高司令部の配慮によつて、アメリカのコングレス・ライブラリーその他からアドヴアイサーが三人來て下さることになつたことは皆さんの御承知のところであります。間もなくその方方が見えて、約三十日間日本に滯存せられます。
アメリカのコングレス・ライブラリーがしきりにこれを試みておるのでありますから、これについての組織とか、方法についても御相談をしなければならぬ問題であるし、そのほかにまた分類の方法についてもなんとか決定しなければならぬと思います。
特にこの問題につきましては、アメリカのコングレス・ライブラリーという、のがありますが、これは構造においても組織においても運用においてもほとんど世界第一と稱せられておりますから、なるべくはさようなものに近いものを拵らえたい。