1984-07-26 第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
事業内容といたしましては、設計等のための調査、それからコンクリート土どめ工、水路工、緑化工、こういうふうなものが主になるというふうに考えておるわけでございます。調査に既に入っておりまして、工事本体につきましては八月中に契約を行いたいというふうに考えておるわけでございます。完了のめどとしては年度内に完了させたいというふうに考えておるところでございます。
事業内容といたしましては、設計等のための調査、それからコンクリート土どめ工、水路工、緑化工、こういうふうなものが主になるというふうに考えておるわけでございます。調査に既に入っておりまして、工事本体につきましては八月中に契約を行いたいというふうに考えておるわけでございます。完了のめどとしては年度内に完了させたいというふうに考えておるところでございます。
災害の際も、復旧の応急策だけで、コンクリート土止め壁を作るなどの大工事はほとんど行っていない。また五カ所あるレンガ造りのトンネルは、変形してきたため内側を削って列車を通したり、トロリー線がトンネルの天井すれすれにあり十分保守ができない事態になっている。長鉄局自身、「今のままの線では、抜本的に手を入れないと防災上も問題になりつつある」」、そこに書いてあるとおり、工事課ではそう言っているわけです。
今回のこの土佐岩原−豊永間の現場も、過去に災害歴を持っている個所でありまして、去る二十三年九月十日に三百立米、十五日に二千立米の土砂崩壊があり、約二週間ほど不通となったのでありますが、その際には、復旧工事として六千立米の切り増しを行なうとともに、延長三十二・六メートルの避岩隧道とコンクリート土どめ擁壁を設置したのであります。
コンクリート、土堰堤の優劣論も、そう土たから弱いのだというふうにお考えになると、日本の堰堤は進歩しないことになるわけであります。と申し上げますと、コンクリート堰堤は基礎岩盤がよくなければ堰堤ができて参りません。基礎が悪いところにコンクリート堰堤をつくりますと、これは崩壊の原因になります。また上だけが丈夫でも、下が悪ければこわれる。これで大きな失敗を繰返しておる。