1955-05-13 第22回国会 衆議院 予算委員会 第12号
アメリカの最近のいわゆるニュールック政策というものは、まだダレスもバンコック会議で、アメリカの極東戦略では、原子兵器を通常防衛兵器として認めるということを堂々と言明しておる。むしろソビエトの周辺に原爆、水爆の基地を作るというのが、私はアメリカの考え方ではないかと思う。現に沖繩に原水爆の基地が設けられておることは周知の事実でず。
アメリカの最近のいわゆるニュールック政策というものは、まだダレスもバンコック会議で、アメリカの極東戦略では、原子兵器を通常防衛兵器として認めるということを堂々と言明しておる。むしろソビエトの周辺に原爆、水爆の基地を作るというのが、私はアメリカの考え方ではないかと思う。現に沖繩に原水爆の基地が設けられておることは周知の事実でず。
のもとでソビエト・ロシヤの力と中共の力と日本の工業力というものが連結されるならば、自由世界の地位は極端に危険になるということをわれわれは認めざるを得ない、こういうことをダレス長官がバンコックの会議で言っておるわけでありますが、先ほどお話のようにもちろん民間の新聞なども日本がいかにも二また外交をやっておるというふうな誤解を持っておりますが、こういうふうにアメリカの外交の当事者でありますダレス長官もバンコック会議
イギリスのイーデン外務大臣もこの間のバンコック会議に行かれたというわけで、各国とも総理級あるいはほんとうの第一流の政治家が行かれるのでありますが、どうも日本の方ではなかなかこれまで行っていないのであります。
御承知の通り今年の初頭以来、東南アジアは非常に注目されておりまして、イギリスにおいてはコロンボの会議において、またアメリカの方は先月のバンコック会議において、この問題を検討したように伝えられておりますが、南方におります華僑か、一体中共側につくかつかないかということによつてタイ、ビルマその他の地方における共産勢力小確立と申しますか、進出と申しますか、そういう状況が起るのではないかという点につきましては
われわれの非常に貧しい材料ではありますが、最近は北平の放逸などで、タイが華僑を虐待しておるという非難した放送などもあるようでありまして、中共がこの華僑というものに呼びかけて、タイを撹乱するという可能性はかなり顕著になつて来ておるのでありますが一方バンコック会議も終つたばかりでありますし、ジェサップ大使もヨーロッパをまわつてアメリカへ帰つたばかりでありますから、先般アチソン長官の演説で示されました対アジア
しかも隣のインド支那においては、バオダイ政権の威信とうものが日に日に薄れて行くということを考え、さらにこり間のバンコック会議のジエサップ大使の勧告は、相当アメリカでもこれを支持するところとなつて、今局長の言われたように、具体化しておるとは思いますけれども、もしタイの国内情勢か共産勢力の支持方向に向うということになると、これはビルマに比較になりぬようなきわめて重大なる問題がここに起ると思いますけれども
アチソン声明によれば、日本は今やアジアにおける防共の拠点と化し、さらにこの事はバンコック会議において再確認されたのであります。アメリカ陸、海、空軍の首脳部の来日、横須賀港の軍事基地化の報道の問題等、日本の問題は今や国際問題の焦点と化されて来、論議の中心とされて来たのであります。中ソ同盟にも、その第一條に、日本並びに日本と結ぶ国の戰略的性格が論ぜられておるのであります。
今やアメリカのアチソン国務長官は、日本、沖繩、フイリツピンを結ぶ難敵不落の反共防塞が完成しつつあると発表し、アジア反共同盟を議題にバンコック会議が開かれておると報ぜられております最中、一方において軍事同盟を内容とする中ソ友好同盟が発表せられたのでありますから、日本人は一触即発の感に襲われて、心のつぶれる思いがいたすのも当然であります。
あるいはこの間ヴォリーズ陸軍次官が来たときに、バンコック会議に持つて行く参考資料を要求されたということも聞いております。これらのことは一連の前ぶれではないかと思つている。そのために聞いておるのであつて、総理大臣自体が自分の内閣でそういうことをおやりになつているということを知らないということは、はなはだ遺憾に思います。